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「ゆとり」の善悪 2月19日
  仕事ペースに1日だけ戻るのも大変である。
  今月の日記をお読み頂いた読者様はおわかりのように、ダレきっていたから だ。「伸びてしまったゴムひものように」という陳腐な比喩があるが、もはや ゴムひもと呼ばれることすらなくなった自堕落な生活が続いていたのだ。

・出勤時間から逆算するのが面倒。
・着替えるのが面倒。
・起きるのが面倒。
・翌日に仕事があると思うのも面倒。
・実際に仕事があるのも面倒。

  こんな調子である。あー、もうタリぃなあ。
  このままソファとホットマットといちゃつきながら「今日は何をしようかな 、やることないな、金もないな、嫁も来ないな、本でも読むか」という生活を 所望(しょもう=のぞむことです)するが、そうもいかず教壇へ。時間のジャ ンプ具合に焦りとヤル気がうかがえるというもの。


  授業そのものは意外に快適。
  板書やトークにブレが出るかとビビッていたのだが、問題はまったくナシ。 生徒様も真面目だったし、1コマ80分×2もなんてことない。これで今月のお 仕事は全て終了。1ヶ月を160分で過ごす男である。収入もそれに比例すると いう問題はともかくとして。


  ヒマついでに市進が最近開始したDVD配信授業を見学。
  これがまた何というか、もの凄くユックリな授業である。
  獏(ばく=想像上の動物)は夢を食べるというが、最近は不況なんだから獏 には時間まで食べさせてやれという趣旨すら感じさせるノロさである。時間と いうのは、その中にどれだけの密度の濃い行動を入れるこむかが勝負だと個人 的に思っているのだが、ここまで「ゆとり教育」だとは思わなかった。観てい る間に脳みそのシワが減っていくのが心配になる。

  とはいうものの、内容は極めてわかりやすい。
  僕が英語エッセイで書いている内容を(真面目に)映像化したもの、という ところか。「Sは主語、Vは動詞・・・」とか何とか、確かにこの講座は需要 があるかもしれない。ただし、あくまで受験に関しては「補完的なもの」とい うところだろう。今の時点では無料試聴ができるそうなので市進生は試してみ てください。


  サクリと帰宅して『学力があぶない』を読了。
  これは5年くらい前の本で学力低下を危惧した内容である。部分的にはいい ところがあるのだが、全体の一貫性にやや疑問アリ。これもまた後日にエッセ イで。

  夕食はまたも「食べ残しの掃除」である。
  鳥のささ身で「鳥わさ」を作って食べたら美味。しかし、大根オロシだけむ しゃむしゃ食べるのはどうかっていう感じ。

  明日は早起き。
  HPは日記も掲示板も通常運営はいつもとおり。そーです、またまた先生は 旅に出るのですッ!


追記:エッセイ182「タレるのがイヤッ!!」をアップしました。
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