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これでも機嫌はいい |
3月29日 |
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いったい、日本の英語教育はどうなっているのか?
つい先日、「2年後あたりに、全部の小学校で英語の授業を週1回やること
にすっから。グローバル化ってことでよろしく」という報道がされたことは誰
もが知っているだろう。
なにがグローバル化なのだと。
誰が英語なんか日常で使う生活をおくるのかと。
日本みたいな先進国で、日本語しか使えないことがデメリットになるのかと
。
小学生に「はうあーゆー」「ふぁいん、さんきゅうー」などとやったところ
で何も身につかないことがまだわからないのかと。
まずは国語と身体能力を磨く教育が初等教育の基本だとまだ気がつかないか
と。
アジア諸国が初等教育で英語を導入しているからといって、真似したって意
味がないことを知らないのかと。
で、日記で何を怒っているのかというと(すいまへん)、今日のLクラスで
の出来事である。ぷんぷん。
問題:同じ意味にせよ。
Tom and I are of the same age.
Tom is ( ) ( ) ( ) I.
僕は上の文の意味を説明し、生徒様を指名させていただいた。
「『トムは私と同じくらいの歳』の意味になるように、答を入れてください」
わからないというので、
「最初は as でぇす(ギゼンの笑顔つき)」
とヒントをあげた。
しかしまだわからないようなので、
「最後は as でぇーす(偽善の微笑みつき)」
とさらにヒントを与えた。
生徒様の答えは
「・・・ age ?」
もちろん、この生徒様が悪いと言っているのではない。
いったい、日本の英語教育は何をしてきたのか。中途半端な口語英語教育が
全てをダメにしてしまった。ややキレ(本当はブチギレだったが)ながらも、
「 as 原級 as の原級は、形容詞か副詞。 age は年齢、つまり名詞。だからダ
メ!」
と説明。
同じLクラスの再放送(ヒマな人はここを参照)があったので、同じ質問を
同じやり方でベツの生徒様にしてみると、もちろん正解(そりゃそうだよな)
。
こうなってくると、先ほどの生徒様だけが特例と考えることは可能だが、果
たしてそれだけの結論でいいのだろうか。「彼は私と同い年」という英語が言
えないままに高校3年生になってしまう生徒様が現実に存在する。この生徒様
は「愚かな日本の英語教育の被害者」だと言ってはいけないだろうか。
どーなんでしょうね。しかしマジで困りましたです、ええ。
さてグチはともかく、授業の近況。
Lクラス:
学力不安はあるが、集中力・受講態度良好。
通常授業でLクラスは1つしか担当していないこともあって恐れていたが、
いい感触である。ちゃんとやれば、学力的に伸び幅が多いクラスなので継
続的に頑張りましょう。
Cクラス:
文型というより、語法に代表される「設問・英文への考え方」がフラフラし
ている印象あり。設問は和訳ではなく、できるだけ形で解くという発想が残り
2日で身につくかどうか。
Qクラス:
授業はあれでも通常よりユックリやっています。
扱っている内容はかなりコッテリしていますが、受験の世界だとあれくらい
は初歩の初歩ですので苦労してください。
サクサク帰るが食材が不足気味。
遅い夕方のスーパーってなんともいえない虚しさが漂っているから行きたく
ないんだよな。しょうがないので残飯をかき集める。仕事が続くのはいいこと
だけど、家事ができないって人生がキツクなるよな・・・とグチが多い日々も
とりあえず残りは2日。
追記:「健志、英語を語る」中級文法編『文の種類』をアップしました。
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