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家事とは維持すること 6月16日
  軽く寝坊。
  まだ少し体力的な疲れは残っているが気分は悪くない。旅行のあとは平常復帰 に向けた作業が山積(さんせき)している。

  まずは朝食。
  といっても食材がないので外食で済ませる。続いてスーパーで買い物。雨の中 を歩いてきたこともつらいが、傘を持って食材を検討するのもつらい。しかしま た一方で、平常に戻るための努力(というほどでもないが)も楽しい。


  帰宅して洗濯。
  すさまじい湿気なので除湿機・エアコン・扇風機をフル回転させる。たった3 日しか家を空けていないのに、やることはたくさんある。たとえば新聞と郵便物 。

  3日分の新聞を読むのは物理的には3時間かかるはずだ。
  しかし最新のそれから読み始めると、やはり「読んでもしょうがない」部分が 目に付く。とくに事件関係の「続報が多い」記事は後日に内容が変更になったり 詳細が判明したりで、古いものから全て読むと時間が無駄になるようだ。

  たとえば沖縄の豪雨について。
  ちょうどその時期に沖縄にいたのだが、僕が観光しているあいだは1回も傘を ささなかった。確かに移動中は豪雨があったけど、中城(なかぐすく)付近も通 過したけど、通行止めなどの被害にはあわなかった。ヘンな感じだ。


  郵便物は多くはない。
  チラシのすみずみまで目を通すという悪癖(活字中毒なのか?)があるので、 さっさと捨てながら流し読み。おっと洗濯物を干さなければ。

  アイロンがけ。
  どうしても室内干しだと生乾きの感覚から逃れられない(乾燥オブセッション であろう)。室内着のTシャツまでざっとアイロンをかけるのは異常な気もするが 、湿気を嫌う我が腰痛のためにはやむをえず。


  こんな調子で家事を進めていると、ますますヤル気が出てくる。
  「面倒だなあ」と放置していればその逆であり、これは受験勉強にも通じる、 というアリガチなお説教はおいといて。

  梅雨時は食中毒が怖い。
  だからまずは台フキンの煮沸消毒(神経質なのかもしれない)。つぎに冷蔵庫 の大掃除。ちょうど今日買った食材を放り込む直前なので冷蔵庫は empty (カラ ッポ)である。ドアポケットまで取り外す。

  出てくるわ出てくるわ、見えない汚れ、見えないことにしていた汚れ
  調味料のたぐいがコボれてシミになっている。シミがカサブタ状になってこび りついて、掃除の過程で剥がれ落ちてくる。くぇぇぇ。全て洗剤で洗う。徹底的 に拭いて徹底的に乾かす。不要な食材を捨てる。焼ソバソースの余りなんて、ゼ ッタイに使うはずがない。1年前に期限が切れたブーゲガルニ(香辛料の1つ) 。見なかったことにするというのは、悪魔の誘惑だったのだ。

  冷蔵庫がピカピカになって気分一新。
  さらに洗濯機の掃除。水洗いしてから、ぬるま湯で専用洗剤を溶かして放置。 糸くず収集ネットなどはカビの宝庫であるのだぞ(宝庫であったのだぞ)。


  ラーメンを食べてから市川校へ。
  今日からアンケート週間だが特に気負いはナシ。昨年も似たようなことを思っ たし書いたはずだが、「今この数字」よりも気にしなければいけないことがある からだ。気負わず意識しないことは、気負って意識していることの裏返しである のは確かではあるものの。

  2コマ終えて講師室に戻ると、BBQ数学講師Cが珍しく授業を延長して戻っ てくる。
  「アンケートの日に限って延長かい」と冷やかすと、「難しい回なんですよ」 とのこと。ちなみに英語も関係代名詞ということで難しい回なのだ。

  Cに言わせれば「ここで延長して(アンケートの)数値が落ちたところで、どう でもいいかな」となる。
  わからんではない話だ。それを意識して何かヘンなことをやろうとすると、面 倒なことになる。この仕事を長くやっていこうとすれば、それ以外のことに注意 を払うことが必要になってくる。Cもそのあたりのことがわかってきたのだろう (たまにはホメてやろう)。もちろん僕もCもまだベテランの境地には達してい ないのだけど。


  蒸し暑い中を帰宅してビール。
  夕食の仕込みをしておいたのですぐに食べられる。メインはイナダの刺身と冷 奴。必殺「みょうがのお造り」や「ゴーヤーの酢の物」など、夏らしいメニュー だ。やっといつものペースに戻ってきたみたいだ。
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