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汗の止まらぬへもへもな一日 |
7月11日 |
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たっぷり眠って8時起床。
昨日のサッカーの頭突きの話の続きを少々。
イロイロな憶測が流れているようだが、真偽は別としてジダン選手に浴びせら
れた(と思われる)暴言は主に2通りあるようだ。
・母親(姉?)を売春婦呼ばわり
・テロリスト呼ばわり
僕が興味を持ったのは後者。
ジダンはアルジェリアからの移民であるとのこと。ネットで周辺記事を読むと
、恥ずかしながら知らなかったんだけど、フランスは移民の国なんだそうな。な
るほどそう言われてみると、この1年以内に移民関係で暴動だか何だかがあった
はずだ。
僕も過去の日記の中で「なんでフランスには黒人選手があんなに多いんだ?」
ということを書いたけど、こういう事情だったんだね。
海外のそれに限らないが
、ニュースというのは自分の知識に引き付けて観るのがけっこう難しいという証
左だろう。移民問題暴動のニュースと黒人選手の多さをリンクさせて考えること
ができなかったということ。
サッカーに話を戻すと、まずいことにジダンは最優秀選手になってしまった。
この賞は決勝戦の前から「事前投票」で決めるものらしく、投票しちゃった識
者も
「おいおい、これは想定外だぜジズー(ジダンの愛称)」
と思ったんじゃな
いか。まさに頭突きは想定外だよな。
何かのTVの報道によれば、ジダン自身も「自分のキレやすい性格」を把握し
ていたらしい。
>悪いことだとわかっているのに、心の琴線に触れられるとカチンとなってしま
う。それは僕の性格の一部だ(要旨)
と2年前に述べている。
面白いのは「性格の一部」として短所を受け入れていること。日本人の僕あた
りは「性格の一部ではあるけど、やっぱそれ(チョーク投げ!)ってマズイよな
」と自己を叱責・批判することが多いだろう。そのような考え方と、短所すらも
自分の一部であるとする考え方は綺麗な対照を描く。ま、ありがちな日本人論で
申し訳ない。
少々の雑用お出かけ。
この話は長くなるので割愛して昼飯は怪しい天丼屋。特に旨くはなし。「てん
や」の偉大さを知る・・・ところまではいかないが。急ぎ帰宅して腹ごなしに読
書。
『ほんじょの鉛筆日和。』本上まなみを読了。
まずまずの美人だし、年も近いし(75年生まれ)、性格も悪くなさそうだし、
こういうのを嫁にしたいですね・・・じゃなかった。
あたたかいエッセイ集。柔らかな名作、とまで書けばホメ過ぎではあるけど。
キーワードは「へもい」という著者の造語。
>ちょっとダサい、イケてない、たよりない雰囲気をかもしだしている、でも愛
らしくてにくめない様子、という意味の言葉です。
雑誌「アンアン」の連載ということで、文章は短く、人生の薫陶などは全くな
い(アンアンで人生を学ぶのは難しかろう)。
身近な日常、たとえば「うな重」や「メガネ」や「トリガラ」や「ポット」や
「巣鴨」や「爪」をゆるゆるへもへもと描いている。気負いはなく、教訓はない
。ただそこにあるものを、「いいなあー」とか「やだなー」とか描くだけ。客観
性や考察といった、男のエッセイストが書きそうなことは全て無視する態度が潔
く、読者の目に心地よい。
ゆっくりと、さしたる目的もなく、ちょっと本でも読もうかなという瞬間に寄
り添ってくれる素敵なエッセイ。僕は毎晩のように晩酌のお供にして、2週間く
らい(も)かけて楽しみました。へもーい。
午後はエアコンをつけて予習。
まだまだ終わらない。プールに行く前に窓を開けたらすごい湿気。ウツ。しか
し冷蔵庫をチェックしたら焼ウドンとキャベツが残っていることが判明。よしよ
しと言いつつ750メートル。
帰宅して冷蔵庫を開けたら、焼ウドンはチャンポン麺に、キャベツはレタスに
化けていた。どうなっているのだ。チャンポンはともかく、レタスを入れてもい
いものか?
もちろんレタスは却下して(それほどの勇気はない)、大汗かいてチャンポン
。ふたたびシャワーを浴びてからアロハで1学期最後の千葉校へ。
授業後は千葉県某所で飲み。飲んだくれ数学講師Bと某講師W。
学力低下問題と「見×てるけど机××視はどー×るか」問題と「普通のオトナ
はアロハを仕事に着ていかないだろ」などで熱めの議論。伏字が多くなるのはし
ょうがない。へもへもな議論ですから!
したたかに酔って帰宅。
今夜もひどい湿気。受験生もビジネスマンも予備校講師も体調管理に注意だ。
1学期も残り1日。 |
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