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雨の渋谷で |
7月19日 |
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今日が終われば、もう会えなくなる。
ぼくたちは地下鉄の駅に向かう。帰る方向が違うから、地下にもぐっていく通
路が最後のチャンスだ。今、言わなければダメだ。勇気を出せ。
ぼくは告白する。
告白じゃあダメなんだよ、「伝えること」がベストな方法なんだ。
しかし、今日のぼくに、他に何ができる?
なんとか、声が出る。
それぞれの駅のホームは別方向にある。でもとにかく、声は出たのだ。ぼくは
彼女の顔を見る勇気がなくて、自分が使う路線のホームを探す。正確には、探す
フリをする。彼女はどう思っているのだろう? 最善の手段ではなかったんだけ
ど。
目が覚めた(笑)。
まだ午前2時じゃねーか、俺。トイレに行って戻ってきて、夢の反省と回顧を
してみる。相手は・・・あおいさんだった。ヤバくないか俺。
「お前は昨日までウツがどうとかこうとか悩みの吐露をしておいて、今日になれ
ばそんな中学生みたいな夢を見るのかぁぁぁ!」
という読者の反感も予想されるが、それは昨日の話なので、今日はベツの日記に
なるのだよ。しかし、夢にまで出てくるとはビックリするよな。俺のあおいはど
こにいる?
以後、8時半まで熟睡。
都合10時間近く眠ったようだ。10時からモリモリ勉強。雨はどこまでも続く。
でもウツはどこかに消えてしまった。やっぱりね。
体調も気力も復活気配。
昼食は焼きソバ、プールは850M、悪くない。
以下、大きく省略して渋谷の夜6時。
下流の人々が渦巻くセンター街のはしっこで、どぜう鍋。ご存知(かどうか知
らないけど)「しめじ会」第3回(くらい)の会合。2時間ほどで店を出て、「
怪しい店」(会長談)へ移動して2次会。
老後の家について議論と思いきや、話題はどこまでも飛んでいく。
・神奈川県下の名門女子校はどこか
・日本の英語教育はこれでいいのか
・ここの焼き鳥は旨いけど高くないか
・女子会員を募るべきではないのか
11時過ぎ、泥酔の手前で解散。
会長KTは明朝の出勤を抱えて、幹事長TNは夏講開幕準備を抱えている。
渋谷はちょっと遠いけど、新しい空気を吸えて良かった。
人生の新しい段階を常に探さなければならないと改めて痛感した。いつまでも
同じ場所にいるべきではないのだ。でもまあ、夢の続きは、今度こそ・・・。
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