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意味は自分で見つけよ |
8月17日 |
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この時期、風呂に入るのは1日4回。
起床時に丁寧に1回、出勤前に軽く1回、帰宅後に丁寧に1回、就寝前に軽く
1回。暑がりなので汗がキライなのだ。こんな蒸し暑い夏は、授業なんかしない
で家にいるのがいいんだけど。まあそうもいかない。
予想したように通勤ラッシュが戻ってきた(-_-)
この4日間、全く同じようなスケジュールで動いている。もちろんこのターム
に限ったことではないが、毎日仕事だけの生活をしているとウンザリしてくる。
ただ毎日が仕事だけで明け暮れる人生でいいのだろうかと毎年のように疑問に思
う。
仕事は大人の生活の大切な一部だが、全てであるはずがない。
本を読んで、プールに行って、仕事をして、ビールを飲んで、ぐっすり眠って
(人によってはスルべきことをして)満ち足りた朝を目覚まし時計なしで迎える
のが人間のまともな生活ではないのか?
親友のリーマンS君からメール。
彼も今日から仕事に戻ったらしい。例によって勝手に引用(笑)。
>で、信が人間としてこれでいいのか?っていう生活をリーマンはやってるわけ
で。
しかもそれに意味を見いだしてる人は少ないから問題なんだよね〜。
それにやりがいや自分自身の成長等の意味が見いだせれば(意味がないではない
よ)いいんだけどね〜。
ただその確率はかなり低いのかな〜。
それとも自分の気持ちの持ちよう、或いは行動次第なのかね〜。
仕事だ。授業だ。
僕には教壇がある。たくさんのクラスを担当するから、確かに「このクラスは
イヤだな」と思うことはある(手いじり3兄弟がいるとか)。アサイチの授業が
体力的につらいこともある。
でも、恵まれたことに、教壇に立つのは楽しくてたまらない。仕事という感覚
はない。義務感や徒労感もない(徒労感は少しあるかなw)。授業が早く終わら
ないかな、と思ったことは一度もない。きっと、幸せな仕事を選んだのだ、少な
くとも僕にとっては。
IMクラスは順調。
今日も絶えない質問を受けていると「なんなんだそれは・・・」と思うことも
あるけれど、それでも前に向かってくる気配がある。今夏に担当する11講座のう
ち最も受講者数が多いこともある。人数の多さが、気力をかきたてる。
お昼休みの質問対応。
若干(じゃっかん=少し)だが浪人生の質問が増える。受験は平均した力をつ
けなければいけないゲームであり、それでいて勝負はたった1回の受験で力を出
せたかどうかを競うゲームだ、という会話で盛り上がる。
「浪人だけに、そのキツさがよくわかるんですよね。それでダメならしょうがな
いってところまで持ってくしかなくて・・・」
それがわかっているなら、最後まで継続することだよね(^_^)
EXクラスは昨日から良くなってきた。
どういうわけか「初信原」の生徒様が過半数で難しいなと思っていたのだけど
、特別なキッカケもなく流れが良くなった。いつもの自分のペースを崩さずに、
つまり悪く言えば自分勝手に授業をしてみたのが良かったのか。
結果オーライで満足しているのではない。
生徒様におもねらず(おもねる=相手の顔色を見て自分の態度を変えること)
自分のペースに引きずりこもうとしたのが良かったと見ているわけだ。自分なり
に成功体験の仮説を立てるようにしなければ、いつまでも「マグレ当たり」の人
生を送ることになる。仮説が間違っていれば、修正が利く。仮説を立てなければ
、反省も後悔もできないということだ。
帰ろうと講師室を出たら、またまた質問につかまる。
「 be likely to を助動詞として考えるとはどういうことですか?」
最難関クラスの浪人生♂。
簡単に言うと、「主語→助動詞→原形動詞」という流れで英語を認識しようと
する試みである。
He can swim.
She is able to swim.
It is likely to rain.
She is supposed to come here.
これらの英文は全て同じ文構造だと認識しようとすることである。
もちろんこの考え方にはムリな側面が伴うから、この認識は現代文用語で言う
と「捨象(しゃしょう)」であろう。受験の英語という観点からは得られる利益
は3つ。
・意味認識のスピードが上がる
・不明語句をパスできる可能性が上がる
・モノゴトを抽象化する能力が上がる
え、難しい?
この程度のことは「最難関」と名前がつく講座では基本なんだよね、悪いけど
。帰納法で一般法則を推論して、その法則が演繹できるかどうかを検討するのが
大学でやる学問なんでしょ。
え。捨象も帰納も演繹もわからない?
そりゃお客さん、面倒がらないで辞書引かないとダメですよ。今わからないこ
とが悪いんじゃないよ、わかろうとしないことが悪いんですよ。と偉そうに説教
しながら辞書で確認する今日の私でした(^_^)/~
追記:いかなる意味でも、be likely to をイディオムとして暗記することを否定
しているのではない。その上の段階に行くことが目的。
追記2:「捨象」はモノゴトを抽象化するときに、関係のないことを排除する考
え方のこと。「帰納」は具体例からルールを見つけること。「演繹」は帰納の逆
。現代文的にはもう少し詳しい説明が必要かもしれず、論理学的にはこの説明は
幼稚すぎることをお断りしておく。
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