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出発前日の多忙 |
8月20日 |
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熱帯夜は続く。
昨晩は11時過ぎに寝たのだが、1時半・3時半と目覚める。さらに4時半に目
覚めたときにはさすがに頭に来てシャワーを浴びる。こうなったら得意の眠り猿
を召喚(しょうかん=呼び出すこと)する呪文を唱えようとメールの返事など。
新聞なども読んで5時半に再びベッドへ。
眠れねぇ・・・orz
エイヤっと6時に起床。
なかばヤケになって朝食は盛岡冷麺。このスープは全て飲み干すべきなのだろ
うか・・・と思っていたら7時前。HPの作業と読書など。
『続・結婚後の恋愛 セックスレス編』家田荘子を読了。
ノンフィクションライターの著者に興味を以前から持っていて、たまたま本書
が目に付いたので読んだ。「続編」から読み出すというのはどうなんだろうね。
嫁を取る前から、取った後の本ばっかり読むのはどうなんだろうねえ。
15人(女12、男3)へのインタビュー。
タイトルでわかるように、著者の基本的な立場は「結婚後の恋愛」であるよう
だ。1人だけがカップルのセックスレスで、残りは全て夫婦のそれ。当然ながら
かなり赤裸々(せきらら=ロコツなことのたとえ)な記述が相次ぐ。ある妻の発
言。
>「仕方なくセックスしてあげるんです。その最中は(もう早く終われ)ってこ
としか考えてません」
うーむ。
してあげる、か。させてもらう、ってか。
全体としてなかなか面白い。
セックスレス→不仲(またはその逆)みたいなイメージがあるけれど、15人(
15組)いればそれと同じ数だけの事情がある。興味のある人は立ち読みでもどう
ぞ。
9時半になったのでスーパーへ。
くそ暑いのなんの。帰宅してクーラーをつけてチャーハン弁当なぞ喰らってか
ら2度寝体勢に入るべくソファで横になって読書。
『くさいはうまい』小泉武夫を読了。
著者は醸造学の教授(東京農業大)。「味覚人飛行物体である我輩は〜」を得
意のフレーズとするエッセイで知られる食通でもある。
世界中の「くさい食べ物」をエンエンと解説している。
日本なら納豆・クサヤに始まり、ヨーロッパならチーズやピクルスやシュール
・ストレンミング(ニシンやイワシの発酵食品のカンヅメ)にいたり、エスキモ
ーのキビヤック(アザラシの体内に海燕をそのまま詰め込み、凍土に埋めて3年
間発酵させた食品)という基本まで。基本か?
この手の話題の初心者の場合は、巻末にある中村雄二郎との対談(20ページ程
度)を立ち読みするといい。
本書の大まかな要約になっていて、それでさらに興味があれば本書を丸ごと読
めばいい。キビヤックの描写。
>さて、その食べ方ですが、まずドロドロと溶けた状態のアザラシの厚い皮に被
われたアパリアス(海燕)を取り出し、尾羽根のところを引っぱると尾羽根はス
ポッと簡単に抜けます。(中略)すぐ近くにある肛門に口をつけ、チュウチュウ
と発酵した体液を吸い出して味わうのであります。
・・・読むだけでいいや(-_-)
眠り猿はどこにいったのか?
整体の予約を入れてから読書。読み終えるのは本日3冊目。もちろん読みかけ
の本を片付けているだけ。昨日まで通勤の距離が長かったため、「残り30ページ
」という本を持ち歩けなかったのだ。通勤途中で読む本がなくなるのは地獄だし
、2冊持ち歩くのは効率が悪いからだ。
『お坊さんだって悩んでる』玄侑宗久を読了。
著者は臨済宗のお坊さんにして芥川賞作家。どっちが本職なんだろうね。
月刊『寺門興隆』という寺院関係の専門誌(すごいな)に連載された読者の質
問→著者の答えという相談コーナーをまとめたもの。質問者はほとんどが住職(
そりゃそうだよなあ)。
・夫の遺骨を散骨にしたいという願いをどうする?
・仏教と、それ以外の信心を、同時にしてもいいのですか?
・住職の跡取り息子が茶髪。どういさめるべきか?
などなど、お寺や仏教に関する難問・奇問に著者は柔らかい言葉で説教する。
類書を読んだことがないので、宗教的な解説がどこまで正しいものなのか僕に
は判断しようがない。
しかしその説教は「いまどきの世間からはちょっと浮いちゃった寺院や仏教だ
けど、うまいとこ折り合いをつけてやっていきましょうや」という柔らかな物腰
でおもしろい。心癒されるとまでは言わないけど、ちょっと読書でもして落ち着
いた気分を味わおうかな、というときにはいいだろう。心がやんわりする本だ。
3時まで整体。
明日からの青森激走のために道路地図を買いに行く。カーナビもガイドブック
もあるからなくてもよい( do without it )ものだが、地図で確認しながら走る
のもドライブの愉しみ。
ついでにCD屋によって倉木麻衣の新譜『DIAMOND WAVE』を購入
。これもドライブのBGMに持参するため。
5分悩んで初版限定のDVD付きのそれを選ぶ。500円だけ高い。もはや彼女
の外見には何の興味もなく何の期待もなく、そもそも好きなタイプの顔ではない
しソソル部分も何もないのだが(部分?)、ちょっとくらいゼイタクしようやと
自分を甘やかす俺が可愛い。じゃないや、自分が情けない(-.-)
帰宅して高校野球なぞ見ながら掃除。
駒大苫小牧の3連覇がかかる大事な試合であり熱戦であったが、今年はほとん
ど高校野球を観てこなかったので流れがつかめず集中して観れない。結果は引き
分け再試合。しかも明日。
夕飯。
アスパラのバター焼は良くなかった。もう旬が過ぎたせいもあるのか、スジば
っていって美味しくない。やはり北海道産が出回る7月までに食べるべきものだ
。
イワシの塩焼きは絶品。
この時期はサンマに目が行くが、何気にイワシも旬である。サンマは銚子産が
今月末に始まるので今日は趣向を変えたということもある。刺身にできるほど丸
々と太ったやつだったが、自分で3枚オロシは面倒(まな板も臭くなるし・・・
)なので塩焼き。洗い物は大変だがこれも食の楽しみなり。
明日から青森だ。
3泊4日の独り旅。本は持参せず、ただひたすら走ってくるつもりだ。お楽し
みは未乗区間である盛岡→八戸の新幹線「はやて」。青森自体も行ったことはあ
れど堪能したことはないので期待している。幸いなことに天気も良さそうだ。
さあこれから荷作りの確認と出発前の家事。
睡眠不足で出る旅は、きっと僕を癒してくれる。リーマンの皆さんはお仕事、
受験生の皆さんは単語暗記にいそしんで下さいね。あー、人様が苦労するときに
自分がラクするのは最高だなぁ(^_^)/~
追記:「一話一膳」の『鶏肉とカシューナッツ炒め』をアップしました。
追記2:「通年担当授業」2学期版をアップしました。
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