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心持ちでちょっと変わる |
9月6日 |
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寝坊して9時過ぎに起床。
買い物のローテーションの都合で食材がなく、予定の寝坊でもある。スーパー
のフードコートでタコス(だかラップサンドだか)を食べる。買出しもすませて
帰宅。
お昼のニュースは秋篠宮さまのご子息誕生ニュースでもちきり。
NHKでは最初の30分がその話題のみ。確かにニュースソースとしてはレベル
が高いと思う。その立場は別として、極めて単純に生誕という奇跡を迎えられた
ことに「おめでとう」と言いたい。
しかし、某国営放送の街頭インタビューは疑問だった。
20人くらいの感想が放送されたが、その第1声の95%は「おめでとうございま
す」。意図的な編集というのはTVのお家芸であり、TVが真実を伝えていない
(伝えるはずもない)のは当然のことだが、ちょっと偏りすぎなんじゃないか。
別に天皇制に反対しているわけではない。
それにしたって、インタビュイーの1人くらいに
「えー。アキシノノミヤ? それって天皇? え、天皇の子ども? で、赤ちゃ
ん生まれたの? えー、ちょうかわいい感じじゃなくない? っていうかあ、天
皇の子どもが生まれたの。すごーい。まじすごーい。すごくなくない。えー」
なんて答えたゴイ貧弱・常識皆無・知恵をくーれ・馬鹿娘もいただろうに。
どうせならそういうのも1件くらい放送すればいいのに。臭いものにフタをし
ているとロクなことにならないはずだがね。まあ、視聴者の満足を得ることは難
しいかもしれんが。
ついでに書くと、某外務大臣のコメントも疑問だった。
これで40年くらいは皇位継承制度の議論をしなくてすむ、みたいなことを言っ
ていた。たしかに「この数年で決めなくては」というムードは払拭されたとは思
う。しかし、それが40年後に先延ばしであってはならないというのが僕の意見。
こんな近視眼的なノータリンが総裁選に出ているのだなあ。
順調に育つかどうかという保証はないし、この手の問題は微妙であるだけに早い時期から議論を煮詰めなければならない。時代の趨勢(すうせい)を見ながら考えることでもあるが、この時代のうちに
「この時点での結論」を用意する必要もある。
「伝統が大事だ(から天皇は男であるべきだ)」
とするのも1つだし、
「伝統は新しく作ろう(女性も女系もオッケー!)」
とするのも1つだろう。僕は後者に7割くらい乗っているつもりだけど、なかな
か難しい。これはエッセイにしないつもり。
市進市川校へ。
まずは「記述問題ゼミ」、続いてQクラス。後者は人数がぐっと増えた。
クラスアップ生もいるし、新入生もいる。問題は前者で、偏差値が低いわりに
ムリにクラスアップをしている層が多いこと。「その科目に負担をかける」とい
うカンフェリーや本人の主張もあるのだろうが、教壇に立つ僕の立場は難しい。
と言っても今日の段階では頑張っていたように見えたので、僕からの辛らつなア
ドバイスは控えておいた。
ムリなクラスアップはほとんとが失敗に終わる。
それをわかっていてカンフェリーの承諾を取り付けたのは生徒様の判断だし、
そこにかけたカンフェリーの判断も尊重する。
それは教壇に立つものが引き受ける覚悟ではない。選んだ生徒様本人とカンフ
ェリーの判断である。真剣に授業や受験に取りくむ生徒を批判しない、これは僕
が大切にしているプリンシプルである。
授業後は相談が相次ぐ。
過去問演習について、予習について、などなど。城南予備校と比べると相談と
いう抽象的な項目が多いのは不安材料だが、問題意識が育ち始めたということは
歓迎材料でもある。
終業後45分に退社。
時給効率は下がったが、必要なことに時間を割いたから悪い気分であるはずが
ない。無能な人間はムダに時間を使い、そうではない人間は必要なことに時間を
使う。有能と言われたことは人生で一度もないが、心持ちがあるかないかが大切
だと思っている。正誤ではなく、自分なりの結論を用意する、それに備える。
偉そうなことを言うようだけど、きっと大切なことだ。
追記:市進の「定例試験復習情報」が過去日記(ここ)にあります。 |
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