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大切なことをしなければ! 9月22日
  6時過ぎに目覚めて、「ああこれはいい感じだな、昨夜は1時に寝たから、も う一眠りして7時半過ぎには起きられるな」と思う。


  次に目覚めたら、すでに10時前(-_-)
  ありそうなことだ。あわてて朝食を済ませ、HPの作業。おっとその前に、昨 夜の読書の話を。

  『水曜の朝、午前三時』蓮見圭一を読了。
  長編小説。この作家を先日はじめて読んだので(感想文はここの日記を参照)再 挑戦。なかなかいい小説です。

  主人公の女性が死の直前に、実の娘に向けた遺言としてテープを録音する。
  その中で、20年以上前(1970年:大阪万博)にさかのぼる夫以外のある男性と の恋が語られる。つまりラブストーリーなのだが、わりに珍しい設定である。最 近の若者小説ではないので、トクベツな性描写などはほとんど出てこない。落ち 着いた大人による小説ということだ。

  少しだけ難があるとすれば、録音したテープの語り口調。
  文学評論の世界ではヴォイスの転換というのかもしれないが、口調が変わる部 分に違和感がある。現在形や過去形が混在するのは女性の語り方の王道と思われ るが、丁寧語が混ざったり乱暴な口調になったり、それがすこし「座りの悪い」 感じを与える。でもまあ、基本的にいい作家の1人なんじゃないか。


  お昼すぎにスーパーへ。
  目ぼしい食材は見当たらず。弁当にもいいものがない。

  人生の雑事をバタバタこなし、プールへ。
  珍しく空いているので気合を入れて26分続けて泳ぐ。たぶん久々の1キロ越え だ。21分で900メートルが基準だから、まあそんなあたりだ。

  これだけ泳いでも特に疲れるということはない。
  今日はそんな日記にしようかなと帰宅すれば、足が重い重い。もう少しふだん から負荷をかけないと。

  でもやはり疲れてはいないので、昼食。
  一昨日とほぼ同じ(つまりちょっと異なる)手順でタンメン。野菜だけ炒めて チャーシューをトッピングしたが、これは予想通りちょっと違った味になる。つ まり微妙にベストのデキにはならない。ハムに代表される肉を一緒に炒めること がポイントなのか。もっと勉強しなければ。これでは、包丁人たけしへの道は遠 い。


  頻出パターンゼミは3回目。
  通年授業で担当している生徒様が少ないので、例年よりぐっとペースとレベル を下げて進めている。不定詞の意味上主語が of になる場合とか、関係代名詞の「 ,つき which 」とか、そういう「当然すぎること」を丁寧に黒板を使って説明する 。良いのか悪いのかはわからない。
  合格逆算主義からすればこれではマズイはずなのだが、逆算しようにも1学期 からの積み上げが1つもないのがこの講座の受講生の中心層という読み。

  Cクラス。
  どうも盛り上がりに欠ける。生徒様の視線が突き刺さるような気配を感じ、そ の気配に応えて講師も盛り上がるのがこの時期であるはず。生徒様がリーズニン グ(予習の考え方)を教室に持ち込んで、

「オレはこうやって考えてきたんだ。おい、信原よ、お前はどうやって説明して くれやがるんだ?」

とニラミつけるような空気が必要だ。
  何とかしてこの雰囲気を作り上げなければならない。市進と城南の質問率の違 い(1対10以上!)などを具体的に指摘する。I shall do something about it. (意味訳;俺には何とかする義務があるし、それは大切なことであり、なされな ければいけない)


  帰宅して夕食。
  青アジとサンマの刺身。出勤前に作っておいたキュウリとミョウガの酢の物。 湯豆腐。いつものように平凡で、作るのに時間がかからず、酒肴になるもの。今 年が終わるまで100日ほどになった夜。


追記:「健志、英語を語る」中級文法編『比較その1』をアップしました。
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