予備校講師でわるかったな!





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読書量不足文学部出身者 10月10日
前記;市進生に連絡:定例情報が「ここ」の過去日記にあります。

  昨晩は久々に月曜としては早寝できた。
  ゆえに早起き。と言っても8時前。秋晴れが続く。まずは読書。昨晩の読み残 しを処理する。

  『初恋』トゥルゲーネフを読了。
  恥ずかしながら、ロシア文学を読んだのは20年ぶりくらい。高校1年生か中学 3年生くらいのときに『罪と罰』に挑戦した記憶がある(当然、最初の10ページ で挫折)

  とつぜん読んでみたのは、光文社から古典新訳文庫たるシリーズが出たため。
  古典の翻訳は古くなりすぎて現代に読むのはきついんじゃないか、もっと最近 の言葉に置き換えれば現代人にも読めるんじゃないか、という発想らしい。ちな みに『初恋』は150年前の小説。

  実際に読んでみると、ほとんど現代語と言える翻訳になっている。
  個人的に困るのは、登場人物の人名。主人公の少年はウラジーミル・ペトロー ヴィチ。このくらいなら我慢できるが、この少年は初恋の相手である21歳美女ジ ナイーダに「ヴォルデュール」と呼ばれるのだ。

本名:ウラジーミル・ペトローヴィチ
 ↓
呼称:ヴォルデュール

  どうしてそうなるんだ?!
  どこかに理由が書いてあって僕が読み落としたのか、ロシア文学では常識なの か、あるいは上に記した名前たちは正しく引用できているのかは全て不明(-_-;)

  肝心の内容はどうかというと、いやー面白いですわ。
  ときどき、話の辻褄があわないように見えるところがたくさんあったけど、こ れはさすがに名作古典なんだなあと感動した。実は昨晩から3時間ほどで一気読 み。長く残る芸術に駄作はない。詳しくは後日のエッセイで。


  税務署へ。
  マンションのローンに関する書類取得という実務。もちろん交通の辺鄙(へん ぴ=田舎っぽいさま)なところにある。自宅から自転車で20分くらいか。いい運 動だよこりゃ。

  税務署で連想すること。
  フランツ・カフカ的な陰鬱、陰惨、悲惨、陰謀など(文字が潰れて読みにくい )。進まない事務処理。怠慢な対応。あーやだやだ。

  必要な書類は2つあり、それそれ窓口が異なる。
  ローンを組む人間なんてたくさんいるんだから、市役所みたいに窓口を絞れば いいはずだが。1つの書類は素早く受理される(と言っても申請してから20分ほ どかかった)。しかしもう1つは「へ?」などと言われて、申請そのものまで15分くらい。眠りに落ちて、起きてみたら毛虫になってるんじゃないか(-_-)

  その書類の存在が確認された。
  やで嬉しやと東海林さだお風に思ったら、「交付までに1週間程度かかります」 。

そこにあるんだからさっさとコピーして渡せよ、この公僕めッ!

とは言わず(一応は大人なので)、へいわかりましたとスゴスゴ引き下がる。そ の書類が完成したら手紙を送ってくるという。おい、このIT時代に手紙かい。 せめて電話くらいできないのか?
  しかも「受け取りはまた来て頂くかあるいは郵送用の切手を送っていただくか ・・・」なんだそうな。さらに、その選択は前述の「書類できました手紙」に対 して変身、じゃないや返信するのだとか。何でもいいから、もう少しスピーディ ーにならんのかね。


  1時間ほどで税務署を脱出し、今度は市役所へ。
  「市・県民税の滞納はなかったか」を証明する書類。しかも過去3年分。滞納 なんかしてねーよチクショウ。しかしそんなこと言ってもしょうがない。まあ、 予備校講師などというケガレの職業を持っていると、銀行にこれくらい「要注意人 物扱い」されてもしょうがないのだ。

  市役所は10分ほどでスルー。
  大切な書類なのでコピーを取りにコンビニへ寄り、スーパーで買いものして、 ラーメン作って食べて、プールに行って750M泳ぎ、勤め先に電話して(これも 書類取り寄せの用事)、布団を取り込んで市進千葉校へ。やるべきことが多すぎ るぞ。しかも授業までついてくるのか。あ、こっちが本分でしたな。


  千葉でも市川校と同じように説教。
  ↑これは授業の様子ではないから書いてもいいだろう。

  そういえば6月の日記(暇ここ)でこう書いたことがある。城南予備校で「復習なんか誰もやってないし」と某チューターに言 われたとき のことである。

>しょうがないので授業で模試の解説の使い方など説明する。
  模試の長文の復習は相当な実力がないと難しいのだが、短文(文法 だけではな い)の復習はやればやるほど点数になる。もっとも、そこをやらないのが生徒様 というもので、それでもやらせようとするのがこっちの仕事ではある。

  言い換えると、それでもまだやらないのが生徒様という生き物であ る。
  動物はエサをやれば芸を覚えるが、人間にエサを与えるわけに はいかない。も っとも、一部の予備校講師は「生徒様にモノをあげる」などという下賎なことを やっているのだが。悪口ここまで(誰への?)。


  ところで、冒頭のアドプリ配布は授業の説教とは関係ない。
  授業のルールをこのHPに持ち込むことはしないし、逆は言うまでもない。お 互いはリンクしながらもルール( rule )はしない、当然のことである。もっとも 、ウェブ配布期間はもうすぐ終わるが。


  帰宅して料理。
 初挑戦はシシトウとシイタケの中華炒め。マッチングとしてどうなのかという 問題点は残るにせよ、決して悪くない。中華風にするには炒め上がり直前のちょ っとだけゴマ油を入れるといい。香りがたちこめる。
  カンパチの刺身は旬を過ぎたのか味が落ちた感じ。肉豆腐は定番となり、ふつ ふつと煮える感じがいい。ワケギを散らすと彩りが良くなる。中華が香りで食べ る料理であるなら、和食は色で食べるもの。

  池波正太郎のような料理の描写を目指すのはむつかしい。


追記:フランツ・カフカも池波正太郎も読んだことがない、と思う。
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