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先が見えてる? 10月16日
  生卵をかき混ぜて、牛乳を入れる。
  唐辛子ハチミツを入れて混ぜる。唐辛子? これは頂き物。唐辛子の花を媒介 にして・・・ではなく、単純に唐辛子を混ぜただけらしい。なめてみると、確か に辛い。旨い、とは決して思わない。

  食パンを取り出そうと後ろを振り向く。
  食パンがない。しまった、買い忘れたのだ。

Oh, my gosh !
It just slipped my mind !

  つい英語で独り言をしてしまう。
  なんていうのはウソで(当然だ)、実際は、

あたたたたた。
食パンイズナッシング!

と叫んだ。朝から騒がしいというか、本当に英語の先生なのかという気もする 。あ、もちろん冗談ですから。

  さて、この卵汁はどうすればいいのか?
  今は朝の7時。今日もステキな秋晴れだ。言い換えれば、スーパーはまだ開店 していない。コンビニに行くのが自然か。しかし、コンビニでは他に買うべきも のがない。スーパーなら日持ちのする買い置き品(ビールや水やカレーやワイン やピーナツなど)を一緒に買ってくることができる。

  つまり、食パンのためだけにコンビニに行くのは効率が悪い。
  僕は頭が悪いので、その埋め合わせをするためにいつも効率を考える。お金は 取り返せるけど時間は取り返せない。ゆえに、今ここでコンビニに行くのはポリ ティカリー・インコレクト(信条的に正しからぬこと)である。さりとて、この 卵汁は?


  冷蔵庫に隠す(-_-;)
  問題は先送りすることにして、朝食は焼くだけでできるピザで代用する。

  午前中は予習。
  今日も11時前に昼食。坦々麺。モヤシを茹ですぎた。茹でてから「今夜はキム チ鍋にするつもりでたくさんモヤシを残しておいたのだ」と気がつく。脳みそが  organize されていない一日だ。

  あれやこれやと雑用。
  ずっと冷蔵庫に隠した卵汁が気になっていた。出勤前にスーパーに行って食パ ン入手。さすがに腹が減っていないので、授業前のオヤツとしてフレンチトース トを持参することにしたのだ。

  我ながらイジマシイ節約である。
  しかし、来年度の収入があるかどうかが怪しくなってきたこの時期にムダ使い もできない。つらいところだ。しかしとりあえず、今日できることは今日しておけの鉄則もある。いい授業を するしかないと2週間ぶりの横浜へ。


  今日はIMクラスの授業が一番上手くできた。
  AL・CPとEXは設問にちょっとアレな感じ(笑)が多かったから、という 比較の上での話。後ろの2つのデキが悪かったということではない。

  長文に限らず、特に城南では「自分にしかできない」タイプの授業を目指して いる。
  ちょうど先日読み終えた本の中にもあったのだが(ヒマここ)、人間の価値は 「その人が他の人と取替えできない」ことによって決まる。誰でもできるような 授業ではなくて、僕にしかできない授業を目指す。なかなかそうはいかないのだ けど、今日のIMクラスではうまくやれたつもり。

  ちょうど「単語がやたらと難しい」長文だった。
  英語を教えるうえで一番カンタンなのは「この単語はこういう意味で」と説明 すること。それは誰にでもできる。極端なことを言えば、ちゃんと予習さえして いけば生徒様でもできる授業だ。逆に言えば、教えるうえで一番難しいのは「こ の単語は意味がわからないけど」と説明すること。

  もちろん最低限の意味は説明するが、単語の意味に頼らずに読むこと。
  単語の意味ではなく文の意味、文の意味よりパラグラフの意味、それよりもパ ッセージ(文章全体のこと)の意味を「単語の意味を説明しないで」わからせる こと。そして何より、設問の対応力をつけさせること。


  以下、各種質問について。

・(EX)問4の正解は第6パラグラフ冒頭の譲歩節でも良いのでは?

→内容的にはそれも可能。ただ、下線部理由説明問題では、その下線部を含むパ ラグラフ内で処理できるならそうしておく、というのが受験の鉄則。ゆえに、授 業の解答は変更ナシ。

・(IM)1パラの途中から例だとわかったので読み流しに入った。問1のパラ グラフ要約問題は「イスラム」とか「ラテン・アメリカ」などとある具体的な選 択肢を先に捨てたけど、それでいいか?

→すばらしい。入試の実践ではそうするべき。

  これは補足しよう。
  早稲田の社学の場合、内容把握系の設問を2種類に分けてあることが多い。こ の長文では問1が抽象化(要約)・問2が具体を問われている。他大学でもある 程度のレベル以上ではこれが基本。読解時と設問処理時の読みの濃度は常に変え るべきで、たとえば慶応や早稲田の法学部で見られるような「要約型」の場合は 、具体を捨てる読み方が有効になりやすい。なる、でのはなく「なりやすい」だ けだが。

  このあたりの「現場の設問処理」に関しては、城南ではAL・CPを除いてま だ話せない。
  僕が長文を担当して5回目にすぎないから、まだ長文そのものの読み方を確認 する時間が多いため。言い換えれば、市進ではトータルの長文授業回数が増えて きたため、そのあたりの「処理」の説明に多く時間を割いている。城南では冬の 講習あたりで追いつくのではないか。そのあたりは、まあちゃんと考えてやって いるのでご安心を。

・(CP)赤本の長文の復習なんですけど・・・?

  聞いてみたら内容一致箇所のメモ取りをやっていないという。

→あのね、一致箇所のメモ取りは入試の日もやるの。それによって「書いてあっ たような?」で選ぶミスを防ぐの。授業でやって入試でやらないことはマーカー チェックぐらいなの。だから、赤本でもちゃんとメモ取りして、間違えたらその 本文該当箇所と選択肢の読み合わせをやるの。あんたらなら、復習時にはどうい うミスがあったかはすぐわかるから、メモ取るの。


  帰宅。
  昨日の残り物が多いのでキムチ鍋は不要だと判明。なんだか先が読めているよ うで読めてない一日だったよ。
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