予備校講師でわるかったな!





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つたえること 10月18日
  午前2時、寝る前に少々ネットで将棋を指す。
  半年ぶりくらいだし酔っているしで格下の人と対局。簡単に勝ち。ここのサイ トはチャットができる(もちろん無料)ので感想戦。

  初めは普通に「話して」いたが、途中から相手がおかしくなってくる。
  「なんだ、ゼンゼン格上なのか」という論調から、「格下と指すなんてズルイ 」とキレ始める。最初の段階では「バカが何か言っているから相手にしてやっか 」とペコペコ謝罪(久しぶりなもんで・・・とか)していたが、相手は調子に乗 って激昂してくる。

「あー、こいつ頭おかしいんだなあ・・・」

と歯磨きをしながら無視しておくと、エンエンとキレまくっている。なんだなん だ。基地の外にいる奴が基地の中に乱入してきたのか、とサクリ接続を切る。

  ここのサイトは問題ある対局者に関して苦情メールを出すシステムもある。
  その対局者の問題行動が立証されると、アクセス禁止の措置が取られるという 優良サイトだ。

  しかしもちろんそんなメールは出さない。無視すればいいことだから。
  それにしてもまあ、自分が匿名で相手も匿名なのにキレまくるなんて、ずいぶ んとネットリテラシーの低いことだ。ネットの世界は架空であるからこそ架空の 「遊び」が存在するものであり、「遊び」というのは最低限のルールを守ること で成立するものなのだが。


  8時前の地震で目覚める。
  ちょうど空を飛ぶ夢を見ていて、着陸寸前で風が強くなって揺れるんだなぁ・ ・・という瞬間。おっかないっす。

  しっかり2度寝。
  10時前に起床してプリントの準備。
  市進で使っているアドバイスプリントとイディオムのデパート。イディオムは ともかく、アドバイスは全てウェブ配布にしてしまいたいが、まだまだそれは無 理のようだ。PCに代わるだけの機能を持った携帯電話が普及しなければならな いし、それ以前に前述のようなネットリテラシーを国民全体というレベルで上げ なければならない。まだ10年はかかるだろう。
  2B前半分、つまり11月半ば分まで終了。コツコツ夜なべして頑張った甲斐が あっただよ。ま、昼間なんだけど、しかも2度寝までしたけど(^^ゞ


  隙を見て読書。
  『なぜ人は恐ろしいことをするのか』曽野綾子を読了。各新聞に掲載されたエッセイをまとめたもの。言いにくいことをズバズバ言ってのける。たとえば、池 田市の児童(他)8人殺傷事件で、生徒の心理面を考慮して校舎を建て直したと いう件に関して。

>今ちゃんと機能している校舎を、事件の思い出が忌まわしいからというだけの 理由で棄てる。そんな発想は金持ちのばか息子のわがままとそっくりだ。そんな 贅沢を納税者はどうして黙って許すのか。はっきり言おう。教育とは、生と死、 善と悪、の双方に毅然として立ち向かうことだ。時にはその苦しみや恐怖と、い かに幼くとも闘わせることだ。

  新聞のエッセイということで、多少舌足らずな部分もある。
  引用の途中は、「立ち向かうことを子どもに伝達することだ」とするべきだろ う。それはともかく、多少古臭いとして嫌われかねない事実をビシバシと指摘す る論調が心地よい。

  1つだけ難があるとすれば、エッセイの寄せ集めなだけに論の一貫性がないこ と。
  掲載スペースということもあるのだろうが、内容をもっと煮詰めて濃い目にし て読者に提供することができたはずだ。このあたりはエッセイ集を読むうえで避 けられないことであり、題名が内容と一致していないことも多少はガマンする必 要があるのは事実。ぬるま湯の世間に腹を立てている人は立ち読みなどどうぞ。


  いろいろと作業が多くてスーパーはパス。
  今夜は残り物でしのぐことにする。プールをすませて校舎へ。

  トークの多すぎるQクラスは無事に終了。
  異常に量の多い回で、かといって黒板に書くほどの内容もないということだ。 高速で喋ったものの全ては消化できず、補充プリントなど配布する。

  喋って喋って喋り倒すという、「予備校の授業テクニック」(というものがあ ると仮定して)としては良いものではない授業になった。
  これはテキスト掲載内容によってはありうることで、あって悪いことではない 。様々な授業の流れを経験することは、入試の現場と同じことで、どういう流れ にも対応する力をつけることになる。大人は子どもの不興を多少は買って出るく らいでちょうどいい。買いすぎるとお金と生徒様がいなくなるので注意ではある けど。


  授業後に卒業生♀2人。
  少々突っ込んだ話題もあり。教育上配慮及び個人情報なんたらで略す。人生に はイロイロなことが起こるもので、それを通過することで学ぶこともある。もち ろん最初は激痛を伴うが、それを自分なりに考えることで「経験」と呼べるもの になる。ただ起こっただけのことは経験ではない。起こったときとその後に考え るべきだ。僕も来年度は・・・これはまだ書けない。がんばろう。

  そのほかは雑談。
  とりとめもない話。雑談だから当然か。ジャガリコとメロンパンをもらった。 ありがとう。今度はビール券なぞよろしく。


  帰宅して残飯整理。
  昨夜のキムチ鍋の残り。昨晩のうちに火を通しておいたので、消費期限の切れ た豚肉も豆腐も食べられる。長ネギとシイタケを投入。
  切干大根とチャーシューの炒め物。本来はベーコンを使う料理だが、原理的に は同じ。繊維を主張する切干に脂を主張する肉を使うということだ。
  キュウリとナスで浅漬け。食べるときにゴマをかけると旨い。

  酒は菊正宗の純米。すこぶる旨い。
  いわゆる灘の生一本(きいっぽん)。もともと菊正宗の味が好きなのだ。僕に とって原料のコメがあうのか水があうのか、このあたりは勉強中だ。


  慌しい一日もある。
  食材が乏しい一日もある。
  そこで自分なりのヤリクリをする。つらくても、じっと我慢しながら工夫を続 ければいいこともある。いいこともあるだろう、と信じているから生きる意味も ある。もっと、学びを。


追記:エッセイ221「予備校講師になるまで その3」をアップしました。
追記2:Qクラスの生徒様へ。「 coward は卑怯者」と書いたけど、アレ、間違い (笑)。もちろん「臆病者」。ちょっと慌てすぎた。お詫び。なお、例の問15は 配布プリントのままでOK。プリントを読めば納得してもらえるはず。
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