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寝坊多忙期待麦酒 |
11月1日 |
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8時に目覚めて洗濯物干しと水遣り。
後者は植物ね。フリージアは今年も元気に咲いている・・・わけはなくて(4
月に咲きます)、茂っている。
まだ眠いです、ハイ2度寝。
目覚めたら11時前。いつものパターンと言えばそうだけど、何だかのう。昨晩
の読書について。
『冬の水練』南木佳士を読了。
医者にして芥川賞作家の書き下ろしエッセイ。先日読んだ『急な青空』が非常
に良かったので(感想文はここの日記)ためらわず買った。これもまたしっとり
と心をいやす名エッセイ。
大病院で外来を担当する医者でありながら、「休日の早朝に、北向きの勉強部
屋でスズメの鳴き声を聞きながら原稿用紙六枚分と決めて書きためていった
」そうである。執筆期間は3年。
うつ病に完治はないのだろうか。
それでも、この時期の著者にはとりあえず自殺願望はなくなっているようだ。
なんとか生きていこうという強い意志が感じられる・・・と説明できればいいの
だけど、弱くはかない意志と人生に対するあきらめがうっすらと漂っている。
>家の周囲には田や畑が広がっている。北に浅間山、南西には八ヶ岳が望める。
空のきれいな地方なので夏の夕焼けの見事さといったら、わざわざ美術館に行っ
て印象派の絵を鑑賞する必要を感じなくなるほどである。あの美しい色彩ととも
に消えてゆくのなら、死もそれほど怖いものではないと思わせてくれる説得力に
富んだ自然は臆病者にはありがたい。
特別なことは何もおこらない。
活気ある意見も、斬新な考察もない。自分の近くにあるものごとを、ただ淡々
と言葉に直していく。それなのに、この著者の文章には大きな空の広がりを感じ
させる空気がある。ゆるやかに、陽が落ちていく秋空のように。
ブランチはいつもの中華料理店。
例によって炒め物が仕上がる前にご飯をよそうから、僕のところに着いたとき
にはご飯だけ冷めている。何とかしてくれないものか。あるいは、中国ではご飯
の温かさを気にしないのかもしれない。ビールを冷さないなんていう話も読んだ
ことがある(台湾ではギンギンに冷していたが)。
寝坊が過ぎて人生の諸事が進まない。
買い物に行く暇はなく、HPの月替わり更新はパスすることもできず、アイロ
ンのかかっていないハンカチを使うほどB型でもなく(B型の皆さんすいません
)、予習の再点検は欠かせない。悩んだものの、記述ゼミの200字要約はプリン
ト配布することにして印刷。やることが多すぎるというか寝坊しすぎるというか
。後者だよな、どう見ても。
それでもプールはサボらず。700M。
市川校に着く前に吉野家で牛丼。
今日から5日まで「売り切れるまで」の制限販売だと知っていたのだ。まだ残
っているのか午後の4時・・・と思ったらOKだった。なつかしいよなあ。特に
旨いとは思わないが。
それにしてもところで、なんで最近の吉野家の客は「ツユだくで」とばかり注
文するのか。
今日の滞在時間5分間では、6人の客のうち3人が「ツユだくで」なぞと言っ
ていた。お前らなあ、通ぶるんだったら、
「アタマの大盛りのっけで1丁!」
とくらい言ってみろ。ちなみに、
・アタマ→牛丼の牛肉部分
・大盛り→肉の増量
・のっけ→牛皿で食べるときの牛肉をご飯にのっけること
である。つまり結局は「肉だけ増量した牛丼1丁」ということなのだが、お前ら
はこういう表現を知っているのか、シロウトめ。もちろん、肉の大盛りというシ
ステムのない吉野屋では使えないワザ、というオチね。
授業は問題なく流れる。
というのはウソで珍しくQクラスでブチギレ気味に生徒様を注意。授業中に注
意した場合、授業後に本人を捕まえて説教することは珍しいのだが、今日は例外
。期待するから注意するのだ。
緑の制服の、いまどきJ土真宗系の某有名女子高の生徒様である。
千葉県にある私立高校の中ではハイレベルとされてきれど、ここ数年はハッ
キリとレベルが落ちている。今やアタマのいい生徒は東京の高校に行くのが普通
とされるこの時代。予備校業界では千葉県の私立と言えば某S幕以外は論外とさ
れている。だからこそ千葉県の名誉をかけて復活してほしいと思う。校風もきち
んとしているし、頑張ってほしいものだよ。
質問だの相談だの印刷だのこなして10時に退社。
乏しい食材の夕飯。泥ネギとしめじの小鍋、キムチ納豆、ゴーヤーとミョウガ
の酢の物、キャベツの甘酢漬け、キュウリもみ、大根オロシなど。動物性タンパ
ク質はいわしのカンヅメだけ。それでも何とかかたちにはなるものだよ、冷えた
ビールがあるから! |
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