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誤解の場所を求めて |
11月3日 |
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10時間睡眠で10時起床。
この2週間くらいは「睡眠不足→睡眠過剰」を1日おきに繰り返している。不
規則な生活は良くないものだと書きたいところだが、48時間単位で規則的ともい
える。あれ。それじゃダメなのか。じゃあ不規則なのか・・・(以下永久の同形
反復)。
急ぎ朝食を取って雑用。
たとえば英作文の添削。
「ほとんどの授業は〜知識を与えるように見える」
ここの解答に it seems to do 〜となっているものが多かった。
ほとんどの解答では、これより上に書いてある「授業」を classes / lectures とし
ていたので、「ほとんどの授業」なら they になるはずだ。いや、そういう原因の
ミスではないのかもしれない。
もう少し踏み込んで考えてみる。
今までの添削で代名詞の受けかえ(単数・複数を揃えること)はしつこく指摘
してきたから、単純に classes / lectures を it にしたとは考えにくい。 seem を使う
文の主語の認識にアヤマリがあるのでは?
1、It seems that SV 〜.
2、S seem to do 〜.
これが正しい。
1の It は「非人称の it 」などと呼ばれるそうだ。受験生の場合は、つまり何も
ささない it (かたちの上だけ主語を整える働き)と考えればいい。
2のSには具体的な名詞(もちろん単数なら代名詞としての it でもOK)が入
る。He seems to be happy. のように。
どうなのだろう。
生徒様のアヤマリの原因を突き止めるのが大切な職能なのだが、最近はちょっ
とアレがナニなので、まあ早い話が、ゆとナントカ教・・・いやいや、まあとに
かく突き止めるのが難しくなっているのだ。1人1人指名して「で、どうして?
」とか「で、なんで?」とか質問すると生徒様は嫌がって逃げていくし。本当に
困る。最近はこのあたりの悩みが激しくて精神的にキツイのだ。
タイが余っているので昼食はアラの味噌汁とご飯。
キムチと納豆でメシをかっくらったら旨いのなんの。3膳一気。イキオイに乗
って様々な夕飯の仕込みなど。ほとんど本も読めないままに校舎へ。
授業前に「頻出パターンゼミ」の予習の練り直し。
・先週扱った強調構文を念押しするか
・SVOCの2パターンを再確認するか
・「時制は時の副詞で決める」を念押しするか
・文頭の不定詞副詞用法を再確認するか
・助動詞 might の意味を念押しするか
どれも必要と言えば必要で、不要と言えば不要。
どこがわからないのか・どこで間違えるのか見つけないと。どこかに、僕にと
っての「正解」があるはずなんだが。
今日からアンケート週間。
もちろん普通に過ごす。1コマ目、2コマ目と連続して生徒様を注意し申し上
げる。ちっとは我慢すればいいのだが(実際にしているんだけど)、ヒジをつい
て授業を受けていてそのうち寝るとか、偏差値40台でぼーっとして聴いていると
か、何とかならないのかねえ。僕が努力家だとはさすがに思わないが、とりあえ
ず努力は無駄になっているのだろう。
こうやって注意するたびに生徒様を減らし、気がつけば今年は人数的な人気で
は最悪の年度になった。
もういっそのこと、生徒様を注意しないための仕掛けを市進に作ってもらおう
か。
・教卓と生徒様の机の間に強化ガラスの壁を作ってもらい、
あるいは
・教卓に鎖(クサリ)を取り付け、鎖のもう一方を僕の右足につなぎ、
終業チャイムが鳴るまでは教卓から離れられないようにしてもらうかなあ(あり
えないが)。寝るぐらいだったら起こせばいいのだが、あらゆるモノゴトに対し
て無気力であるさまを見ると、我慢ならないんだよな。
とある講師に言わせれば
「どんなにアホだって金ヅルなんだし、どうせアホは
アホの一生を送るのだから、自分は芸人だと思って授業をやればいいんだよ」 とな
る。
僕も早くそこまでの達観を持ちたいものだと思って5年くらい、なかなか成長
できないみたいだ。全て僕が悪い。僕が死ねばいいのだろう。死なないけど
(^_^;)
かなりイラつきながらBBQ数学講師Cなどと帰宅の電車。
「先生も収入が高い今のうちに、空メールですよ!」
なにかと思ったら、また結婚紹介所のススメである。
うるせえボケナスと言ったら、
C 「顔とか選んでる場合じゃないっす。逆タマ狙うっす。女医とか」
僕「ほう、萌えるな」
C 「そういうのじゃないっす。マジで焦らないと業界やばいっす」
僕「じゃあ来年は」
C 「調理師学校に行くとかどうすか」
僕「やはりそうか」
C 「それよりは婿です」
僕「そんなに大事か」
C 「僕が家事は全てやるから、って先生なら言えるでしょう?」
など。確かになあ、と思う。
夕飯。
タイは味噌汁の残りと塩焼き。どちらも非常に旨い。「腐ってもタイ」という
だけあって、どう調理しても悪いはずがない。
各種常備菜はキャベツの甘酢漬け・カブと梅干の浅漬け・高野豆腐の煮付け。
こういうのが単品で大量に出たら腹が立つが、微量で多種だから旨い。確かに家
庭料理なら勝負できると思う。勝負、というのが件名なのだろうがねえ。
もちろんビール。明日は再びセンター攻略講座で早起き6コマ。
追記:エッセイ223「最近はこんな読書19」をアップしました。 |
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