予備校講師でわるかったな!





各ページのご案内はコチラ 

proflile 自己紹介

diary 日記

essay エッセイ

bbs 掲示板
  

Copyright (c) 2004 
takeshi nobuhara All Rights Reserved. 

クイズ形式 2月4日
  8時起床。
  快晴なれど強風につき布団干しは自粛。無念。


  朝のうちにヒミツの花園を2時間弱。
  6日前に売り飛ばした古本の査定がメールで送られてきた。荷造りする前のカウントは以下の通り。文庫193冊、漫画1冊、新書56冊、ハ ードカバーその他27冊で277冊。さて買取価格はいくらになったでしょう?

  考える時間を読者様に献上するために、その古本屋のシステムの説明。
  買い手が着払いする条件はミカン箱1つ以上(50冊が目安)。査定は希少価値 ・新刊旧刊無視で「美品であるかどうかか全て」。シミや歪みや日焼けがあると 買取せず。その場合は売り手が宅急便料金を払えば返却、査定提示のメールから 3日以内に返事がなければリサイクル業者に流すということ。査定金額は2週間 後を目安に銀行振込み。

  情け容赦などの感情は介在しない。
  宅急便とウェブというシステムを利用した割り切り方だ。さて、読者様は回答 を用意しましたね?

  買取冊数は196冊。
  つまり値段がつかなかったのは81冊。僕としては美品と言えそうなのが250冊くらいで1冊平均30円が希望額。半分くらいがこの3年以内に買ったもので、残 りは10年以上前の本もある。さて正解は?

「引っ張りすぎだろ・・・」

  8900円。
  196冊だから、アバウトで1冊40円ちょっとか。今回の場合は新書・文庫が9 割だから、思ったより高い気がする。作業時間は4時間くらいだったから、まあ 悪くないバイトにはなったかもしれない。おまけとしてお金をくれる廃品回収と 考えればいいのかも。


  TVで将棋を観ながら昼食は味噌ラーメン。
  続いて部屋の整理。どこまで続くのかわからないゴミ捨て。いっそのこと火で もつけてしまえば早いような気がしなくもない。わりに常識を守るヒトなのでそ ういうことはしないが。わりと普通か(-_-;)

  大学受験時代のブツが発掘された。
  漢文のノートが保存してあったが涙を飲んで捨てる。習ったM先生はまだ活躍 されていると聞く。僕が現役生のときに息子さんが生まれたはずだから、息子さ んはまさに今年の大学受験生なのかもしれない。僕はこのノートを捨てるけれど 、M先生に習ったことは忘れないだろう。記憶が消えるときが本当に捨てたとき 。


  入試問題も出てきた。
  実際に僕が受験した問題。自分の答えが書いてあって、受験が終わったあとに自己 採点で答えあわせをしてある。第1志望の短文問題。「次の3つの文に共通する 語を書け」。

1.Many people in Japan work from Monday (       ) Saturday.
2.It was (       ) his friend that he got the lob.
3.Are you (       ) with the newspaper?

  読者様に考える時間を献上するために、状況の説明。
  あ、地震だ。今は8時59分。震度2。一瞬で終わる横揺れだった。恐かったな 。いつかは死ぬかと思った。これは情況の説明。

「ネタ作ってんじゃねーか・・・」

  いや、本当にそうだったの。
  で、この第1志望は僕の浪人時代の最後の入試であった。それなのに受験が終 わってから自分で辞書だの何だのと調べて短文問題だけ答え合わせをしたわけだ 。受験はいくつか受けている最中に復習をすることで実力がつくもの。とくに、 辞書を引けばそれで解決という問題は復習するしかない。

  僕が受験当日に書いたのは to である。
  いやはや。仮定の靴に足を入れてみれば、つまりもし僕がその時の僕を教えて いたら、

「お前はアホか。1で from A to B だと思ったからそれを解答用紙に書いて終わ りにするのか。終わっているのはお前の受験なんだ。1回しかない今年の受験は 、そんな解答で締めくくるのか?」

となる。
  もちろん当時の僕も「これに to じゃ正解のわけがない(2の強調構文が説明で きない)けど、3の熟語が思い出せない・・・」として書いたのだと思う。

  それにしても、こんな簡単な問題を間違えるのでは第1志望に落ちて当然だと 思う。
  一般的に、その大学に対して実力上位の学生はカンタンな問題を間違えてくれ ない。合格平均偏差値69くらいの学部だったから、ラクに受かる運命にある受験 生はなんてことなく正解できただろう。実際に、僕が滑り止めに受けたN大の英 語では、全ての設問を2回見直してもミスを発見できなかった(帰宅してからも う1度確認したが満点だった)。実力者とは下らないミスをしないものなのだ。 つまり、こんなものを間違えるようでは、当時の僕は話になっていない。今さら の自戒だが。


  遅めの午後は読書とエッセイ書き。
  最近の日記では夕食のレシピを書いていない。もちろん受験生に気を使っての ことである、はずはなくて、受験進行中こそ短文問題の復習に励めという説教で ある。
  論理はいつものように破綻し、上記の問題の正解を記すのを through して しまった。すまぬすまぬ。日記を書き終えたわけだ。


追記:エッセイ239「予備校講師になるまで その4」をアップしました。

diary 日記  
これまでの日記はコチラ