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鉄道とドレッシング

２月18日

  今日も９時起床。冷たい雨。
  今週は意図的にひきこもっている。日常の買い物とかゴミ捨てとかは別として、お出かけ拒否。たぶん１度も電車に乗っていない。おそらく生の人間と話したことも１度もない。やることがイロイロあるし、これだけひきこもる時間がある時期も今週限りだろうし。

  10時過ぎからＴＶ将棋を観つつ習い事。
  お昼前に味噌ラーメンでタンメン。ニュースをみると「東京マラソン」が行われているとか。参加者３万人。すごいね。イベントみたいなおふざけものかなと思ったけど、夕方のニュースでは99％くらいが完走したとか。バカにして悪かった。

  しかし、これを知らずに都心に出かけていたら大変なことになったなあ。
  ニュースの報道ではデメリットや批判などは一切なかった。すごく素晴しいことなのか、何かの圧力が働いたのか。どっちでもあるだろう。日常的にスポーツをやっている人なんてほとんどいないのに、スポーツをやっていることを非難する人はいない。不思議だ。これが引退レースとなった有森さんはどうなったのかな。

  千葉も雨がやんだ。
  うすら寒い中、愛車を駆ってスーパーへ。みんなマラソンしているから空いているかなと思ったけど、そんなことはない。あるわけないか。ひきこもりゴッコを続けるために寄り道せず帰宅。

  本も読まなければいけない。

  『吉田電車』吉田戦車を読了。
  漫画家・吉田戦車といえば、かの名作『伝染るんです。』で知られている。なつかしく、この人はエッセイも書いているんだなあと手に取った。

  鉄道に関するゆるーいエッセイ。好著。
  まず、表紙がいい。市電の上に「しいたけ男」が乗って前方を注視している。この「しいたけ男」は『伝染るんです。』にたびたび登場した人物。人物、と書いたけど、実際はただのシイタケに目がついているだけ（なぜか赤いマフラーをまいている）。シュールの極み。本のオビには「激走！　鉄道の旅エッセイ」とある。これを買わずにいられようか、きみ。

  「ゆるーい」というのは、吉田戦車にはほとんど鉄道の知識がないということ。
  週刊誌の連載だったらしく、毎週のように電車のネタなんて書けないよという記述さえ出てくる。解説の酒井順子（この人はテツ子）も新幹線の『700系』もよくわからないとする程度のゆるさが良いと評価しているほどだ。

  どこかに出かけていって、途中で電車に乗って、麺類を食べてくる。
  こういう話がほとんど。およそ鉄道エッセイたるもの、テツにしか必要とされない詳細な記述がなければならない（たとえばここ）。僕はそれを期待して買ったのだが、良い意味で期待ハズレであった。

  そして何より、挿入されるイラストがいい。
  ゆるくてシュール。鉄道エッセイなのに鉄道のイラストがほとんどないというのも凄い。チョンマゲ頭に恐怖を覚えるスペイン人とか、花泥棒のイメージ図とか、電車の座席を陣取る体育会系の男たちとか。鉄道に興味のない人もイラストだけ立ち読みしてみてください。

  夕方になって肉まんをオヤツに。
  しつこく読書を続けていたらホットマットの魔力で１時間ほど昼寝。こんなに堕落した生活でいいのかなあ・・・と思いながらズブズブと眠りの泥の中に落ちていくのが楽しい。

ヒキコモリ
いちどためせば
やめられず　（たけし）

という川柳ができた。
  今年の川柳大賞は頂いたも同然だ。どこかに応募しないと。あっ、ここで書いてしまったから盗作されるかもしれない（されないと思う）。そうだ、下の句を作って短歌にしてしまおう。

ヒキコモリいちどためせばやめられず
わがころもでは露に濡れつつ　（たけし）

  完璧だ。
  季語がどれかわからないし、盗作という欠点があるが(^_^;)

  さて、ここまで下らない日記を書いていると読者も怒り心頭以下省略となるだろうから、今日の「信ちゃんのわくわくクッキング」に移ろう。

  冷蔵庫に、ゴマダレが残っていませんか。
  そうそう、シャブシャブで使うやつ。
  去年の大みそかに、食べたでしょう？
  そして、微妙な量が残っている。
  でも、捨てられない。
  いつもの鍋はポン酢で食べるから、使えない。
  それで、ドレッシングを作りましょう。

・ゴマダレにマヨネーズを混ぜる（２対１）。

  これで見事なドレッシングの完成です。
  今日の僕はレタスとセロリをこれにつけて食べました。ゴマダレだけでは水分が多くてつけにくく、マヨネーズだけはつまらない。そこで、これ。

「あの・・・昨日とタイトルが違っているんですけど・・・」

  受験生は早く寝なさい。

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