予備校講師でわるかったな!





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開け、コマ! 3月6日
  寝坊して9時起床。
  起きる前のウトウトを楽しんでいたとき、左足の痺れを感じる。飲みすぎたあ とになるわけでも、腰痛の前兆としてなるわけでも、体調が悪いときになるわけ でもない。すでに10年くらいそういう感覚があるときがあるから、特に気にして いるわけでもない。


  午前中は軽く予習の点検。
  何しろ教壇に立つのが1ヶ月以上ぶりなので、ちょっと不安がある。教える内 容とか知識とか背景とか、そういうのは問題ない。しかし何かのちょっとしたト ラブルがあったときに(予想外の場面で生徒様が(?_?)という表情を見せるとか )、スッと自分の中から必要な道具を取り出せるかどうか、自信がなくなってい る。頻繁に空けない引き出しはスベリが悪くなるということ。
  だからと言って、授業の予行演習なんてやらない。脳内でシミュレーションし たことが実際にできるから価値があるのだ。

  食材を買出しに行けば午後。
  昼食作り2回。1回目はキツネそば。僕が使っている豆腐屋さんは、午前中に 厚揚げを買うと必ず油揚げをサービスしてくれるからだ(豆腐を買うと貰えない のがナゾ)。2回目は焼きソバ。高級なもので1食で200円くらいする。オイス ターソースが何とかかんとか。具は冷凍しておいた豚バラとイカのゲソ。まずま ず。夕飯の仕込みを軽くやっておく。


  仕事があること自体が久しぶり。
  出勤時間を見ながら行動するのに違和感を覚える。アイロンをかけたり本を読 んだり手話の復習をしたり、これといってまとまったことはできない。やはり、 落ち着かない。仕事があるというのがこれほどきついとは。まだ出勤していない けど、授業は夜6:45からなんだけど。サラリーマンは怒らないようにね(^^ゞ

  出勤直前で雨が降り出す。
  暖かい空気に北風が入り込んできたときにありがちな天候の急変。茶色の靴に あわせて茶色のベルトをしめていたが、雨用の黒い靴に変えなければならない。 ゆえに、ベルトを黒に変更。こういうことをキッチリやらなければ、僕が僕の人 生を生きる意味がない。もちろん大げさであり、超A型の発想と思考と行動だ。


  初めての検見川浜校。
  講師もスタッフも顔見知りが多くて気分的に助かる。ある人から「先生の日記 、今でも読んでいますよ」と言われる。嬉しい。もう3年以上もやっているから 、ウェブ上で3年と言えばリアル社会で30年くらいの「付き合い」の価値がある 。書き続ける僕も大変だが(笑)、読み続けるほうも大変だと思う。

  その人は「マーラー、聴きに行ったんですか?」という。
  これにも驚くし、嬉しい。クラシック音楽の話を書くのは勇気がいる。もちろ ん「こんなん書いても誰もわからないだろうな」ということだ。鉄道の話も同じ ことで、「こういうこと書いても読者の興味は引けないだろうな」と思いながら ビクビクして書いている。それでも僕は書く。小さな存在の僕が、僕なりに感じ たことを書くことで何かが開けるかもしれないと信じている。

  ところで、やっぱりマーラーは初心者には難しいとのこと。
  しかも交響曲第9番となると「あれは長いですよね〜」とのこと。やっぱりそ うか。いくら4つの楽章に別れていても、1曲で80分近いというのは初心者向け ではあるまい。

  授業は少人数だったが順調。
  まだ開校2年目だが、授業がやりやすい校舎だと聞いている。京葉線沿線とい う地域特性もあるが、この話題は複雑になるので、これからの日記で少しずつ書 いていこう。今日のところは問題まったくなし、ということで。


  帰宅して夕飯。
  ヤリイカの刺身、シメジバター、厚揚げとエノキとサヤインゲンの煮物、鳥わ さなど。どれも非常に旨いとは言えないが、「ベツにィ〜」というほどでもない 。やはり仕事があると、それなりに忙しくなる。常備菜を用意して、常に下ごし らえをしてから校舎へ、という日々のリズムを作らなければいけない。

  今日の授業時間は2コマ(140分)。
  実働時間が同じならいいのだけど、そんなはずもない。授業の準備にも、遠す ぎる通勤にも、早めに校舎について一服することにも、気持ちの持って行き方に も、時間と手間をかけている。なかなか、この微妙な職場環境を一般の人々にわ かってもらうのは難しい。明日は市川校で開幕戦。

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