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将棋基準サンデー |
4月8日 |
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ネット上でプロの将棋を観ながら、この日記を書いている。
8時起床。晴れ。
今週は07年度的各曜日通年スケジュールをお伝えする。ま、昔からの読者様に
は知っていることばかりになって申し訳ない。
日曜日は休日。
体験授業などの特別なことはあるかもしれないが、この3年はそういう依頼も
ない。前日の疲れを引きずってゴソゴソと9時過ぎに起きる。もっとも、今日の
場合は昨日が休日だったので早い起床になった。
日曜日の午前中は将棋観戦が基軸になる。
10時20分から正午まで。100%観ているわけではないけど、これを観ながら雑
事(ほとんどは家事)をこなすのがパターンだ。今年は10時からの将棋講座も観
るかもしれず、実際に今日は観た。
お昼前に将棋が佳境に差し掛かったあたりで空腹になった。
昨晩のタイが残っているので、チラシ寿司を作る。
・タイ刺身は切るだけ。
・薄焼き卵を千切りにして錦糸卵を作る。
・キュウリを千切りにする。
・シイタケも千切りにして甘めのダシで煮る。
・焼き海苔はキッチンバサミで千
切り。
・酢飯はご飯一膳に砂糖小さじ半分・お酢大さじ1杯。
・あまり美しくはないけど盛りつける。
・仕上げに白ゴマをかけて、もちろんしょう油をふる。
なんだ、タイのアラがあるじゃん。お湯をかけてから鍋で煮る(ダシは不要)
。アクをちゃんと取ること。味噌汁(赤8、西京2の割合)を作って青ネギを散
らす。全工程で20分ちょっとだった。うまー。
「お前は主婦かよッ!!」
いや、でもこれくらいはちょっとの練習でできると思う。「ちょっと」をどれ
くらいに感じるかは人によるけどね。早くお嫁さん(仮名:あおい)こないかなあ。
いい天気なので正午過ぎから自転車ドライブ。
行き先は決めてある。ブックオフのような「新古書店」だ。気をつけて街を歩
いていると、ちゃんとあちこちに看板が出ている。しかし店舗はたいてい街道沿
いで、クルマを持たない貧乏人の僕は自転車で行くしかないのだ。片道20分くら
い。いい運動だよ。
1時間弱ほど滞留して12冊くらい買う。
2500円くらい。さらに普通の書店に移動して4冊。これは2200円くらい。でき
れば全て新しい本で買いたいというのが正直な気持ち。でも今年は金欠なので仕
方がない。
帰宅して授業の予習。
もちろん午前中にも少しやっていた。日曜日は予習の日である。全てを完成さ
せるのではなく、大まかに言えば3週間分くらい先までの準備をしておくことに
なる。2年前から授業は夜だけにしたので、当日の昼間にもやることができる。
しかし、長期的視野に基づく準備をするのは日曜なのだ。
休憩。
紅茶なぞ飲みつつ新聞を読んでいたら、肩こりの記事で「サピア・ウォーフ仮
説」という表現にぶつかった。毎日新聞のサイトから引用。2日連続で申し訳ないね。
>認知言語学という学問の「サピア・ウォーフ仮説」の説明で、例としてでてく
る話である。その仮説が説くところでは、現象Aを指す言葉がない社会の人は、
現象Aを感じとれない。
これは僕が3月22日の日記(ヒマここ)で以下のように書いたことへの答えに
なっている。自己引用で失敬。
>思考が存在してからそれをことばで表現しているのか、ことばが先にあって意
味が生まれて思考ができるのか、これはよくある現象学の話題なんだろうか(注
:「現象学」なのかどうかは知らない。現代文の先生に訊いてください)。
実はこの日記を書いたあとで、とある現代文講師に以下のように言われた。
「あれね、サピア・オーフ仮説っていうんですよ、言語学ですね。まー、広く言
えば現象学にもなるけどね、まあ基礎ですよね(下流系英語講師はそんなことも
知らないのか、ボケ)」
僕はそのとき「サピア・ウォーフ仮説」という言葉を知らなかったので、「サ
ピア・オーフ(?)仮説」と言ったのかなと思った。
つまりリスニングできなかったわけだ。知らない単語はリスニング不可能、こ
れは大学受験の場合と同じだね。
上の新聞記事を読んだときにあっと思ってネットで調べると、サピアもウォー
フも学者の名前らしい。
まあ、それでこの内容が理解できたとは言えないけれど、知識というのはこう
いう「入り方」をするものだね。ふだんから、しっかりとアンテナを立てておか
ないと。受験生への教訓的説教はここまで。
予習ははかどったが、明日もやることになりそうだ。
年度の前半は「このあとの授業でどうするか」という戦略を練らねばならない
こともある。それよりも今年の場合に苦労しているのは、テキストの講立てが変
更されたことと、全てが新作テキストであること。年間の展望がないままに授業
をしてもしょうがない。1回の授業は、実は1回で完結しないのだ、少なくとも
僕の場合は。
6時半ころから夕食の準備。
これは毎年だいたい同じ。去年までと違って翌日の月曜日が休日なので、なお
さら「だいたい」で問題がなくなった。と言っても積極的に不規則にするのは良
くないので、目安を5月くらいまでに決めておきたい。
メインはタイの塩焼き。
とてもおいしい。今日はたんぱく質の9割くらいをタイから摂っていることに
なる。8時から用事があるので、そそくさと後片付け。
冒頭に戻る。
将棋棋士が史上初めてネットで対戦する大会がスタートしたのだ。「第1回大
和証券杯ネット将棋・最強戦」というそうだ。1回戦第2局は渡辺明竜王と鈴木
大介八段。
昨日書いたように、将棋はあくまでリアルに、つまりコマを使って指すのが一
番であり本道である。
しかしまたその一方で、毎週日曜日の夜8時にネットで必ず中継があるという
のも嬉しいものだ(注:この大会は7月初旬まで)。ネットで将棋なんか、とい
う向きもあるだろう。年齢ではなく、考え方が老けていればいるほどそういう傾
向が出てくる。新しいものを崇拝するばかりではアホだが、新しいものを受け入
れないのはもっとアホなのだ。そういう意味で、この大会が始まったことを嬉し
く思う。
今は対局が始まって8時26分を過ぎたところ。
この日記は対局開始と同時に書き始めた。もちろん食後のワインを呑みながら
だ。8時からスタートしたこの対局は各30分持ちなので決着には1時間半近くか
かるだろう。今年は、この大会中継を基準にしながら動く日曜日にしようかな。
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