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カラスの勝手でしょ。 |
4月20日 |
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7時起床。
やっと曖昧ながらも晴れている。今日もカラスが異様にうるさい。カラスの話
を日記に書いた記憶はないから、今年に限ってのことなんだろう。窓から見ると
ヒッチコックの『鳥』のごとく・・・
なんてことはないけど、目に付くだけで20羽くらいいる。
近所の住環境が変わった、なんてこともない。
気になるのはこの数ヶ月のマンション管理会社からの注意が多いこと。「ゴミ
出しのやり方が悪いと苦情が多くてたまらんので、てめーら考えろ」とのお達し
。引っ越してきた人がルールを知らないとかそういうことかなと思っていたけれ
ど、どうもヘンな人がいるようだ。それでゴミをあさるカラスが増殖した・・・
というほど人は住んでいないんだけど。
ここが松戸市だったら即座に「すぐやる課」に電話するところだ。あるいは東
京だったら石原君に・・・。
8時過ぎから行動。
新居関係の書類書き。全部で5通くらいあって、それぞれに封筒が違ったり押
印を要求されたりされなかったりする。書類を書くのが苦手なのでウンザリする
けれど、いつかはやらないと先に進まない。だいたい、いちいち平成××年なん
て書かされるのが面倒だ。
元号について「天皇制がどうとか」という政治的な意見はない。
しかしこの、正式な書類になるたびに「平成だと何年だっけ?」と考えるわず
らわしさは何とかならんのか。常に元号だったらそれでいいとしても、とつぜん
「西暦××年」なんて出てきたりもする。何かの法律的根拠があるのだろうけど
、誰か統一してくれよな。
1時間半くらい過ぎる。
布団を干してから今度は印鑑証明取得だ印紙購入だと走り回る。ついでに細か
い買い物をしてから帰宅。昨日とまったく同じ焼ソバを早めの昼食にして、今度
は銀行に行く。ローンの口座振替用の口座を作らねばならないのだ。しかも支店
まで指定されている。人生とは雑用だよとダッシュ。
待ち時間と移動時間のおかげで本が読めた。
『職場はなぜ壊れるのか』荒井千暁を読了。
副題には「産業医が見た人間関係の病理」とある。成果主義や職場の人間環境
といった労働事情の問題点を語る本。よくわからなかった。
「よくわからない」では感想文にならないだろと怒られそうだなあ。
本書に一貫する思想があるような気もするし、ないような気もする。僕に一般
的な会社勤めの経験がないせいなのか、単純に愚書であるせいなのか、それも判
断できない。実はものすごく斬新な視点が盛り込まれた名著にも思えるし、その
事実に僕が気付いていないような気もする。
様々な職場事情のレポートが載っている。
それら自体はわくわくというかドキドキというか、「なかなか面白いな」と思
って読みついできた。しかしこうして感想文を書こうとすると、特にすごいこと
が書いてあったとも思えないし思い出せない。普通のサラリーマンをやっている
人なら「面白い」とか「下らん」とかスッキリした感想が言えるのかもなあ、と
いう感触。感想文に「感触」なんていう言葉を使っていいのかどうかも判断でき
ず。
たまにはこういうオバカな感想になってしまう読書経験もあるのだろう、とう
まくまとめたつもりが、なんだかよくわかんない文章ですね。ははは。
プールへ。
今日もピタリ1キロ。これで3日連続の1キロ達成。これも日記に書いた記憶
がないから、この3年ちょっとで初めてだろう。以前のように一定以上のスピー
ド(50メートルで70秒くらい)を維持できるようになってきた。
ふだんは1キロも泳がない。
まあ700を超えればいいと思っている。体調がよければ1キロを目安にする。
この3日間は少しだけ頑張ったというところ。理由は体重が落ちきらないから。
今月の6日に立てた目標は、今月中に65キロを切ること。減量のペースが上がら
ない(体重の下がり方が遅い)ので負荷をかけている。今月はあと1週間で終わ
るのだから、ピッチを上げなければいけない。体調もいいし、時間もある。
ダイエットダイエットといつも騒いでいる人がいる。
もちろん太りやすい体質ということもあるのだろうが、話を聞いていると目標
が長期的過ぎるように思う。たとえば、3ヶ月で5キロ痩せるとか。当然、個人
の思想・信条の自由ではある。でも、もっと短いスパンの目標、つまり短期目標
がないとガンバリにくいだろうよと思う。逆に「3日で1キロ落とそう」なんて
いう風に、短期過ぎてもうまくいかない。
大切なのは、自分なりに無理がないけど本当はちょっと無理がある、それくら
いのペース設定をほどよく小刻みに決めることだ。もちろん、水泳の話でもダイ
エットの話でもない。受験勉強のことを書いている。わからない人がいたりして
。今は65.2キロくらい。もう一息だ。
ドライカレーなぞ食べてから校舎へ。
某講師がカリカリにキレている。1コマ80分睡眠を達成している生徒様がいら
っしゃるとか。すごいね。俺だったら暴言とチョーク投げだな(^_^;)
こういう生徒様には1度説教したい。だからここでしておこう。しても本人が
読むわけないから意味がないのだが。
あなた、1コマのために親がいくら払っているか知ってるのかと。
1年で予備校に使う教育費が、40代半ばの親にとってどれほどの負担になってい
るか知ってるのかと。
子どもの教育費を、親はどうやって工面しているか知っているのかと。
僕には子どもがいない。
それどころか嫁もいない(ここ、笑わないように)。でも、こうして住宅ロー
ンなんぞ組んでみると、定期的な支出がどれだけ家計にとって重いのかよくわか
る。必死で工面した月に3〜5万円くらいの教育費に、どれだけの思いがこめら
れているのか、想像するのは難しくない。
きっと「これがなければローンの繰り上げ返済ができるのに」と考えているだ
ろう。この日々のために、子どもが3歳のときから10年以上かけて「教育資金」
を確保する方法を考えてきただろう。そのためにはビールをやめて、発泡酒に切
り替えることもあっただろう。
いやほんと、偏差値41で怒涛の浪人街道を突き進んだ僕ですら、予備校では寝
なかったよ。とまあ、これもさっきの寝ている生徒様のために書いているわけで
はない。さすがにわかるよね?
帰宅して地味な食事。
カラスは夜には鳴かない。午後にもほとんど鳴かない。彼らはとても早起きな
のだ。わりにフクザツな日記になってしまった。どこが?
追記:エッセイ250「いかによびわる読まれしか」をアップしました。
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