予備校講師でわるかったな!





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急流的な説教とか、日記とか。 4月25日
  7時45分起床。雨。
  昨年の現役生を相手に横浜で授業をして、「だから動詞の語法を覚えることが 必要だったと失敗してわかったか」と説教してから講師室に戻ると、「この時間 だと横須賀線から総武線への直通電車があるよ」とわかりきったことを言われる 、という夢だった。これも未練というものか。

  眠いけどしょうがない。
  9時から断水するために起床したのだ。マンションの浄化槽掃除のため。水が 使えないと生活できないからなあ。


  恒例、昨日の書き残しネタから。
  某卒業生♀(大学1年生)からの質問メール。勝手に引用、ただし一部を改変 。

>高校時代からやっていた飲食店でアルバイトをしているのですが、塾講師や家 庭教師のアルバイトにしようか悩んでいます。
個別指導や塾講をしている友人たちは予習が大変で割に合わないと言っています が、やはり今後のために経験しておきたいと思うのです。
しかし教員志望という訳でもないので、安易に高時給に飛びつくのもどうかと迷 います。
先生のご意見などお聞かせ願えませんか?

  返事は簡単だ。

1、個人指導系の塾は、現在では時給が非常に安い。
2、家庭教師は、企業を通さないとバリウマの世界がある。
3、予習は生徒様のレベルで左右される。
4、しかし、対人のバイトは大事な経験になる。
5、だからと言って、お勧めのバイトとも言えない。

  もちろん本人♀にはもっと丁寧な返事を書いた。
  でも基本は上記のようなもの。特に、時給が高いから・・・と考えるのは甘す ぎる。普通のフランチャイズ系学習塾だと、時給2,000円はまずムリだろう。個人 指導塾が流行しているためだ。逆に言えば、(安く使える学生バイトということ で)人手が不足している面もあるから、仕事先を見つけられる可能性は高いだろ う。

  よほど学歴があって(ギリギリ最低で早慶)、人脈があって、個人的に家庭教 師をするなら別の話になる。
  しかし家庭教師はコマ数が限定されるから、よほど掛け持ちしないと金額的に は旨味がないのも事実。つまり大学生のバイトとしては成立チャンスが少ないの だ。

  また一方で、教える職業の旨味もある。
  直接に人間と関わること。これは大学生のバイトとしては貴重な体験になる。 人と関わるのはどのバイトでも同じだが、自分が自分であることに意味があるバ イトはそれほど多くない。教えるということは、教える自分が教わる相手と人間 関係を作ることでもある。長くなったのでこのへんでヒントは終わり。


  読書と昼寝などして午前は過ぎる。
  12時に水道解禁。急いで昼食を作り、すぐに外出。手話教室。これで3ヶ月通 い続けるという初期目標は達成。次の目標は「さらに3ヶ月通い続けること」。 わりに低い目標ではある。これをクリアしてから次はもう少しレベルを上げた具 体的な目標にするつもり。今のところは楽しめているから、「なんかイヤだなあ 」という初期スランプが来るのが楽しみというか恐いというか。


  明日、つまり木曜日に日帰り旅行に行くことになった。
  帰宅してネットで下調べ。公共機関のHPというのは、どこも使いにくい。た ぶん素人が作っているんだろう。ありがちな欠点。

1、画面の横スクロールが必要
2、初訪問者が見るページのリンクがわかりにくい
3、リンクがないのに文字にアンダーラインが入っている

  1は我慢しよう。大画面のパソコンも増えていることだし。逆に言えば、それ だけ閲覧環境の悪い(パソコンに不慣れな)ユーザーに嫌われやすいけど。
  2が困る。この「よびわる」のような常連訪問者がコアになるわけではないの だから、地図や連絡先などはわかりやすい位置に置いてもらいたい。
  3が死ぬほど迷惑。作っているほうは「ここが大事だ」というつもりなのだろ うけど、アンダーラインを見たら押してみるのがユーザーというもの。


  あたふたとプールへ。
  750メートルで逃げ出す。帰宅するとポストに夏期講習の授業依頼書が。ああ、 ついに来たか。昨晩、去年の今頃の日記を読み返していたら、やはり4月最終週 の水曜日に依頼書が到着していたのだ。ウワサで「今週発送らしいぜ」とも聞い ていた。

  この1年、ずるずるとコマを減らされている負け犬講師の俺。
  いろいろとここには書けない事情もあるのだが、コマが減れば収入がロコツに 減るこのヤクザな業界。僕のような貧乏人がチャレンジしたのが間違いだったか 。すでに飛び込むべき滝つぼは決めてある。
  この怒涛のコマ減に歯止めがかかるのか、アルバイトを探す夏(例:ヤクルト おばさん)になるのか。うう、こんなに辛い立場に追い込まれるとは・・・。

  緊張の開封。
  神よ!


  セーーーフ。
  むしろ、びみょーにコマ増(^。^)y-.。o○

  去年と異なり、現在の担当クラスに対応する講座は全て入っていた。
  まだパンフレットがないので確認できないが、これは良きことだ。このHPで の発表は連休後半の予定。正会員の申し込みは5月17日からとのこと。詳細は後 日に。
  もっとも、いちがいに喜べるわけでもない。その事情はおいおい書くとして、 とりあえず2回目の昼飯を済ませて校舎へ。ちょっと今日は日記を急いでいる


  Qクラス。
  ちょっとしたことで生徒様を普通に注意。ついでに説教。

>君たちは、この80分の授業でいくら払っているか考えているのか

  これは先日の日記(ヒマここ)の内容を受けてのトーク。
  問題集1冊が2,000円もしないことに対して、予備校の授業料は法外に高い。な ぜそれだけ高くてもお金を払う価値があるかというと、時間と空気を共有するこ とができるからだ。そのあたりを怒鳴らずに冷静に諭す。その後はわりにビシッ とした感じもする。そう思いたいだけかもしれない。

  連続コマの2コマ目で遅刻者も揃い、全員出席になる。
  今年度、6回目の授業で初めての出席率100%。それほど大人数のクラスではな い。しかしこれが市進予備校の現況であることは否定できない。「授業を休まな いのが当たり前」というムードを作っていくことが重要になるだろう。
  ノートのコピーを借りても、ウイングネットで映像だけ見ても、失われた時間 と空気は絶対に取り返せない(借りないよりも見ないよりもマシだが)。そこが 若い生徒様にはわからないところなのだから、大人が教えるべきことだと思う。


  授業の空気が硬くなったので余談。
  長文の内容は「障害児が障害を克服し、ピアノのリサイタルができるようにな った。ステージで転んでしまい、『障害者は引っ込め』という罵声を浴びるが、 何とか立ち上がりベートーベンの『エリーゼのために』を演奏した」というもの 。その本文の一部の和訳(意訳します)。

>そのときまでに、そしてその後も、『エリーゼのために』がこれほど怒気にあ ふれてアップテンポで演奏されるのを聴いたことはない

  ここでベートーベンに関する余談を入れた。
  授業時間が足りなくて不完全だったので、本来こうするべきだった余談を採録 しておこう。と思って書いてみたら長くなったので連休中にエッセイでアップし ますね。


  極めて急いで書いた日記。
  明日は5時起床の予定。一部意味不明の記述があるかもしれないけど、今日は こんなところで。

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