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腹痛に注意せよ 4月28日
  8時半起床。
  午後3時まで意外に晴れる。のち雷雨。

  食パンを買い忘れていた。
  ゆえに朝食は日本ソバに厚揚げをのっけたもの。厚揚げソバとは言わないかも しれない。キツネソバと同じようなものだろう。晴れているので洗濯。

  午前中は通信添削的勉強。
  そろそろ課題を出さなければいけないけれど、どうも身についていない感じで 復習が続いている。お腹がゆるくてやや悶絶しながら。お昼前に整骨院、昼食( 野菜炒め定食)とこなす。北風が強い。


  午後は読書。
  『これが佐藤愛子だ!1』佐藤愛子を読了。
  1923年生まれの著者による「自讃ユーモアエッセイ集」の1冊目。 40年あまりで原稿用紙にして2万枚にもなったというエッセイを、二千数百枚に 縮めたもの。なかなか面白い。

  佐藤愛子は小説家で、親しくした作家たちには遠藤周作や北杜夫が いる。
  つまり世代的には「第3の新人」と呼ばれたグループに入る(世代 的に、であ って文学史的にではない)。つまり現代とは違って非常に練れたエッセイを書 い た世代である。あくまで小説の片手間仕事として、しかし素人には絶対に書 けな い文章をものした世代、と言い換えてもいいだろう。

  本書には昭和43〜49年ごろのエッセイが収録されている。
  全8冊で完成する予定ということ。これだけ執筆期間が長いと、そ れぞれの時 代を踏まえて書かれるべきエッセイというものにも、質の変化があるかもしれな い。たとえ同じ著者が書いたとしても、時代が変化しすぎるほどの執筆期間とい うことだ。著者は「はじめに」で語る。

>頑迷を自負する佐藤愛子の変わらぬ目の前で、刻々に変り行く時代相。その中 で果たして佐藤愛子はその頑迷さを固持できただろうか? 佐藤愛子もまた少し ずつ流され、時代の流れに紛れ、老いて行っているのではないか?

  全5章のうち、第四章の「愛子のおんな大学」、第五章の「私のな かの男たち 」が非常に面白い。
  この時代に女性がこんなこと書いちゃっていいのかなあ・・・とい う内容。若 い読者が多いこのHP「よびわる」で引用するのはちょっと憚られる(はばから れる=悪い意味でヤバイさま)内容。
  たとえば、1つのエッセイのタイトルが「屹立すべし」とか。な 、な、何が主 語ですか? 全8冊を揃えるかどうか考え中。


  午後1時ごろからいつもの将棋解説番組をTVで観ようとしたら、「渡辺竜王 VSボナンザ」のドキュメント番組が放映されていた。
  ボナンザというのは将棋のソフトで世界最強とされている。従来、日本将棋連 盟は「コンピューターとプロ棋士が公然と対局するのは禁止」としてきたが、こ れも時代の流れということで初めてプロ棋士がコンピューターと対局した一戦で ある。そのドキュメンタリー。観れれば観たいと思っていたのでラッキーと観戦 。観戦じゃないのか。

  とても面白かった。
  途中から観たのでよくわからない部分もあったけれど、ボナンザのソフトを 作成した人は現実に将棋を指したことがないらしい(ルールは知っているようだ )。かなりキワドイというか、竜王が負けそうな局面もあったが、ボナンザの敗 戦がほぼ確定した。しかし作成者は対局の手伝いをしている人に

「あの、投了って、こっちの番(自分が指す順番)でやるんですよね?」

と質問。すごいなこりゃ。
  戦前の予想は「さすがにプロが負けることはないだろう」「プロの楽勝だろう 」というあたりだったが、意外な大熱戦だった。このあたりの事情を知りたいと いう人はスポンサーのHP「ここ」、または渡辺竜王のブログ「ここ」の3月22日分エントリーを参照のこと。


  エッセイ書きとHPの作業少々。
  腹痛が治らない。もともとユルイ方ではあるし、午前中は腸が不良ということ が多い。しかし今日は午後になっても治らない。特別に痛いなどの症状はなく、 不快感だけ。しかし体重が1キロくらい減ったような気がする。3時くらいにな っても同じ。
  急にカミナリが鳴り出して大雨。腹を温めるべきかと風呂に入るが、まだ治ら ない。特別にヘンなものを食べた記憶もない。もしそうなら、他の症状も出るだ ろうし。

  便秘の趣味はない。
  申し訳ないのだが、便秘になるのは旅行に出たときくらいで(野菜不足になる からだろう)いつもは1日2〜3回という快便生活だ。だからこうして今日のよ うに何度もトイレに行くとなると、えーと、まあそういうことです。困ったなこ りゃ。まずいよこれ。いつもなら2度目の昼食を取ってから出勤なんだけど、い かにもおかしいので空腹のまま出勤。
  薬を飲む。整腸剤と言えばビ×フェルミン。もはや一般名詞と化しているかも しれない。


  都合が悪いことに、こういうときに限って非日常的なことがある。
  外部の生徒様が体験受講をすると昨日の時点で聞かされていた。人数は秘密と して、それなりの数だ。うまく進めて入学してもらわないと。あるいは、それを プレッシャーに感じて腹が痛いのかしら。よくわからない。

  あまりにも空腹なのでビ・ド・フラ×スでパンを買っていく。
  食べないほうが安全なはずだが、腹痛に空腹が加わったら声に力が入らないし ・・・エイヤッと食べる。


  授業は順調だった。
  体験受講の生徒様たちのツカミも良かったと思う。もともと授業に意欲がある のだろう、喰らいついてくる感じがあったことだし。しかし、本来は全ての生徒 様がそうでなければいけないのだが、というのも小さな声の本音かも。今年度は 全体的に意欲があるのかな、とも思う。

  休み時間に生徒様がやってくる。
  1コマ目に「おいコラ、盛り上がりのポイントでうとうとするなよ」と冗談め かして注意した生徒様。開口一番に「さっきはすいませんでした」とのこと。こ れが普通の人間関係だと思う。注意したら、謝罪して、改善する。注意したほう は「それはそれとして水に流す」べきだ。
  「あいつは注意されるような奴だ」という偏見を持つことはない。注意したこ とはそれだけで完結している。それはそれ、これは this 、アレはエッチの原則と も言う。初耳。

  本当の用件は質問で、内容は過去完了進行形だった。
  このあたり、「語る」シリーズの中級編などに「テキストマスター後の練習」 にふさわしい問題が用意されている(たとえばここ)。授業で僕が書く黒板に似 せて書いてあるので、意欲のある生徒様はバリバリと挑戦してください。


  先ほどの体験受講生のカンフェリーとの面談を見届けてから校舎を出る。
  面談にいたる直前の事務手続きで少し良くないところがあった。しかし僕もそ こで助け舟を出すべきだったという反省もある。恥になるので書かないが(書い てるね)、講師とカンフェリーの連携は非常に難しい。講師の僕がどこまで「カ ンフェリー的」業務に口を出していいものか、いつも悩むところだ。
  また同時に恐らく、カンフェリーも「ここまでやると講師が嫌がるかな」と悩 んでいることでもあるだろう。まあ、何も考えていない人もいるかもしれないが 。


  帰宅して夕食。
  腹痛は治まったが腹の調子はやや不安定。それでもアスパラのバター焼き、モ ヤシのナムル、厚揚げのアッサリ煮、茹で豚のキムチ和えなどを作って食べる。 お酒も普通に呑む。腹痛の原因は昨晩の蒸しホタテかもと思って、それはパスす る。

  明日から8連休。
  腹が痛いだけの日記で長くなってしまって失礼。なんかモヤモヤしているんだ よなあと思いながら赤ワイン。


追記:エッセイ252「大学潜入家その3」をアップしました。

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