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世代格差はありぬべし |
5月18日 |
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7時に目が覚める。
昨日は寝不足だったから、もう少し寝ようか。さっきまでいい夢を見ていたし
、その続きが見たいな。内容忘れたけど。そうだ、それに将棋の名人戦の中継は
9時からだし・・・。
10時半起床(-_-)
この年齢で10時間以上も寝る必要があるのか。あいまいな曇。寝坊したとて、
やるべきことがあるわけでもない。もちろん、やるべきことがあったら寝坊しな
いわけだ。
そうだ音楽を聴こう。
バッハの無伴奏チェロ組曲。
クラシックの本を読むと「どうせバッハにみんな帰ってくる」という記述をよ
く見かけるため。及び、村上春樹が「人生でCD1枚に限定するならこれだ」と
書いていたために買った。チェリストはフルニエ。なんか凄い人らしい。どのよ
うに凄いのか、どうして帰ってくるのかよくわからない。
チェロというのは、意外に高い音も出るようだ。
もちろんヴァイオリンよりは低い。そうだったかな。チェロと言えば『無伴奏
・君が代』あたりが似合うというイメージがあったんだけど。ああ、あれはコン
トラバスか。あの、体長2メートルくらいの、巨大なバイオリンみたいな奴ね。
チェロはもう少し小さいのだろうか。ヴィオラはどういう楽器だったかな。この
辺、書けば書くほど無知が露呈されるな。
音楽を聴きながらエッセイ書き。
まったく進まず。趣味で煮詰まっていても仕方がないので昼食。昨日の焼きそ
ばの具でラーメン。「冷しラーメン」と外袋にあるものを、普通に作るとやはり
どこかヘンな感じ。まずくも旨くもない。食後は軽く読書。
『臨機応答・変問自在2』森博嗣を読了。
前著『臨機応答・変問自在』(感想文日記はここ)と同じく、様々な質問に著
者が答える。前著との違いは質問者が大学生ではなく、一般の読者になったこと。著者はミ
ステリィ作家。
>質問の回答をすべて終えた時点で、筆者自身が持った感想は、「前書に比べる
と面白くない」というものだった。こういうことは正直に言う方だし、隠さずに
書いてしまう方だ。
このあたり、森博嗣にありがちな態度だろう。
そして実際に、確かに比較すれば前著のほうが面白いと思われる。しかし本書
のなかにも、ハッとさせられる応答がある。
>Q:強い人間とはどうような人間だと思いますか?
→いろいろな強さがあるかと思いますが、基本的に自分の外部に多くを依存する
のは弱さといえます。強くありたい、と願うこと、そのために自分の弱さを知る
こと、が強さではないかと考えます。弱い人は、自分の弱さを知りません。
良い作家の特徴はたくさんあるが、その1つに「読者が言語化できなかった事
象に、適切な言葉をサッと選んでくる」ことがあると思う。
われわれ一般の人々、つまり作家ではない普通の人がボンヤリと考えているこ
とを言語という目に見えるかたちに変換するという能力だ。もちろんこの能力は
森博嗣のみに与えられているものではないし、他の芸術(たとえば絵画や音楽な
ど)にも言えることだとは思う。しかし、さりげない、どちらかと言えば冷めた
応答の中にサラリと真実と思える言葉を混ぜ込むということに関して言えば、森
博嗣の小説家としての能力がチラ見できる良書かもしれない。
ただしやはり、内容の薄さなどを考慮に入れれば、たくさんの人に薦めるよう
な本ではないかもしれない。
午後は原稿仕事。
こっちは煮詰まりながらも進行する。机の上をキッチリ片付けてから取り掛かる。あれやこれやの紙を見ながらやる作業のため。受験勉強の場合は、作業的なモノである場合に限れば、その必要はないだろう。自分でアレコレ調べながらやるタイプ、つまり自力だけで英文法の問題集をやるとか、そういうときは机上整理をやってからのほうがいいはず。問題集、答えを書く紙、ノート、辞書、テキスト、参考書、各種ペンなどイロイロあるからね。
もう少し素材を集めないとこれからの進行が苦しそうだ。
ピッタリ1時間。これでトータル150分。初稿までの割合で言えば33%だけど、実際にはここからの作業に手間取るはず。全体で言えば10%を超えただろう。
プールは1,100メートル。
今日はやるべき家事がないので、時間の使い方がユックリしているような気が
する。授業前の軽食に天玉ソバの天抜きを食べる。玉子を落としただけという表
現もある。
校舎へ。
出席率はやや低いのかなと思う。休み時間に講師室に戻り、某講師に聞いてみ
ると「高校の中間試験の季節じゃないの」とのこと。そう言えばそうかなと出席
率を頭の中で数えると約8割。それほど低くないような気がする。今月はずっと
出席率が良かったことの裏返しでそう思ったんだろう。
でもイマドキは、2期制とか何とかで高校の中間試験が6月にある場合も多い
から、単純な過去との比較に意味はないかも。
事情があって授業で男女雇用機会均等法の余談をした。
事実上の施行は85年(授業では86年と言ったので訂正)ということで、まあ細部はともかく、言いたいことはハッキリしていた。社会問題に目を向け始める時期は中高生である時期だろう、ということだ。
もう1つの目的があった。
幼少期にあった時代を振り返って欲しいということだ。いま生きている本人にとって、意識はせずとも事実としては存在した事象を知ってもらいたいという願いだ。しかし、話している途中に気がついた。
「今の高校3年生は、まだこの時代に生まれていないのか・・・」
帰宅途中にBBQ数学講師Cにこの話題をふる。
もう世代が違うというレベルを超えてますからねえ。生まれる前のことなんて歴史でしょう。音楽の話なんか無理でしょう。
僕「紅白(歌合戦)とかさ」
C 「歌手名が」
僕「そうそう、ほとんど不明」
C 「私も同じですよ」
僕「グループ名に英語(アルファベット)があってさ」
C 「そもそも、知らないんですよね」
僕「曲名も英語なんだよ。いつから日本はアメリカになったのかと」
C 「知らない以前に読めなかったりしますね」
僕「曲自体はどっかで聴いているんだろうけどね」
C 「私なんかそれ以前です」
僕「それ以前?」
C 「紅白は、歌手名と曲名が並んで出るじゃないすか」
僕「ああなるほど」
・DJ OZMA ・アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士
C 「↑、どっちが歌手名でどっちが曲名すか?」
僕「さあ・・・」
C 「どうにもならないです」
僕「下のほうに細川たかしとか見つけてから確定ね」
C 「ってか」
僕「なんだ?」
C 「『アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士』って、どうやって読むんですか?」
僕「知るかッ!」
この会話の一部は創作である。
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