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イヤな大人の話 |
6月6日 |
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9時57分起床。
週刊誌大の鶏皮をキッチンバサミで切り分けていて、これじゃあ手もハサミも
脂まみれじゃん、手を洗いたいなあ・・・という夢で目覚めた。意外に晴れてい
る。明日あたりから梅雨入りだから、今日はどうかなと思っていたんだけど。
朝食に『新食感宣言 直焼ロール』を食べる。
軽くトーストするともちもち感が増しますと書いてあるので軽くトーストする
ともちもち感が増した。旨いなあと2個食べる。5個入りで150円くらい。ふだん
は3枚で100円の食パンを1枚だから、倍近いゼイタクだ。
得意の「イヤな大人の話」。
家で食べているパンのレベルで、その家の家計がばれる。米ももちろんそうだ
が、毎日食べるだけに必要以上に高いものは買わないし、必要以上に安いものを
買う人も少ない。じっさいに、パンの味は値段に比例する。よく、駅などで『ボ
ローニャ』というパンを売っている。1斤で400円くらいする。僕がふだん買って
いるものの4倍ということになる。
「アホか、たかがパンだろうがッ!」
と叱りつけながら買うと(2回だけ経験アリ。小さすぎる自慢w)、
「なんてこった、これがパンかッ!」
というくらい旨い。
無理して試すことはないと思う。自分がふだん使いしているパンと比べてしま
うと、結構ミジメな気分になるから。
新聞を読むと、この時期恒例の「食中毒予防」の記事。
包丁、まな板、スポンジといった台所用品( kitchen utensils )に「どのくら
いたくさん雑菌がついているか」というイヤな内容。詳細は忘れたが、包丁で1
センチ平方メートルに100〜1000とか、タワシ1個に1〜10万とか。やだやだ。し
かも記事の締めとして「健康維持が大切で、睡眠時間や規則的な生活に注意しま
しょう」などとある。イヤイヤ。
だだをこねていても意味がないので、洗濯。
そのままタワシなどを洗濯機に放り込む。本当は煮沸消毒が必要だが、もうお
昼に近いので乾燥時間を考えての行動。ちゃんと夕方までにはカラカラに乾いた
ので満足。
貧困系予備校講師は原稿仕事。
2時間半ぶっつづけ。これでトータル660分。やっと主なパートの原稿が完成し
た。その一部はメールで送り、残りは夕方に校舎から送ることになる。大事なメ
ールは「開封通知要求」をする。個人的なメールでこれをやると友だちが減るけ
れど、仕事で使う場合はこれが常識。特に原稿関係で紛失や無視が許されないも
のに対しては絶対のルールになる。
ついでに書いておくと、仕事のメールだけはレスポンスの早さが一番大切なこ
とになる。
休日はともかく、営業日で即日にレスしないのは働いていないのと同じこと。
僕は一般の会社に勤めたことがないので知らないが、僕が経験した範囲内の予備
校はこの手の常識が欠落しているか、形成されていないみたいだ。不思議である
。
このサイトのサポーターに「××までによろしく」と依頼すれば、即座にとは
いかなくても24時間以内に「その件、了解」とレスが来る。一般の仕事で期待さ
れているのは内容はもちろん、情報が常にシェアされているかを確認するスピー
ドだ。
もっとも、日本はIT後進国なので、こういうことを言ったり書いたりすると
嫌がられる。
そのわりに「欧米ではこうだから」などと言って、たとえば大学入学を9月に
するべきだとか、そういう議論を好むのも日本または日本人の特徴。現況をどう
すれば良くなるかを考えるのではなく、自分の論理に都合のいいところだけ借用
してくるのが得意、というか。それはそれで日本のあり方かもしれない。イヤな
大人だね(誰が?)。
原稿に話を戻すと、できるだけ電子文書(というのかな?)で入稿したほうが
、原稿起こしがラクなはず。
紙による原稿は入力する時間がかかるし、手作業なのでのちの校正がやっかい
になる。それでも最近は文書読み取り機能がマシになってきたからいいほうだ。
もっとも、文字情報というのは1つ間違うと「誤植だ!」と責められるから、で
きるだけ電子文書にしなければならない。スペルチェックだけでも防げる誤植は
たくさんある。防げないのもたくさんあるが。
プールは今日も1キロ。
体重は先月末からやっと65キロを超えなくなってきた。64.2キロ。泳いだあと
に64キロを切ればダイエットは一段落となるだろう。2日前に期限が切れたウド
ンで焼ウドン。火を通すから雑菌だか細菌だかも死滅するだろう(たぶん)。
校舎へ。
先週のアンケートを受けて説教的指導。内容は「単語熟語の覚え方」。なんと
、これに類する質問が1割以上だった。もう6月である。こんなことが悩みにな
るとは、本当にすごい時代になったと思う。イヤ味ではないし、単語なんか簡単
に覚えられるといっているのでもない。覚え方がいまだに確立できなくて、この
アンケートをやらなかったらみんなそのまま放置しておいただろう、ということ
だ。
それでもまあ、大学生になるのは全員実現可能という恵まれた時代になったの
が、「すごい」ということだ。
ちなみに、開講して3ヶ月を過ぎた今日までの時点、「単語熟語の覚え方」に
関する相談件数はゼロである。今日のテーマ、「イヤな大人の話」に移ろう。
・何か自分に問題があれば、パパかママが助け舟を出してくれるとでも思ってい
るのだろうか。こういうのを、「ドラえもん症候群」と言う。自己解決能力を磨
かないで、他者に依存するのみで馬齢を重ねるアタマの悪いのび太君のことであ
る。自己解決能力を身につけさせるのが大人の務めで、それをイヤイヤしながら
も段々と習得していくのが人間の子どもの義務である。
単語熟語の話題のヒントは先日の日記に書いたので省略(ここ)。
このサイトではともかく、授業でプリプリ怒ってもしょうがない(サービス業
だから)ので僕が実際にやった方法を紹介した。
愛用した熟語集4冊(トータルで2300個くらい;重複は無数にある)を教壇に
持ち込み、具体的なペース配分や方法を説明する。さらに、書くよりもはるかに
重要で有効な「発声」についても説明する。例に使ったのは古文の助動詞。
あ、この話題が長文になったので金曜日の日記に回します。
どうせ、金曜日も土曜日も同じ話をするので、そういう時間差攻撃もありだろ
う。同じことを3日間にわたって喋れば、その3日のうちどの1日に書いても同
じだ。これは日記の不思議なところ。もっとも、このあたり、
「イヤな大人は狡猾(こうかつ=賢くもズルイ)なのね・・・」
と思った人も多いだろう。それで正解(^^)
授業後に生徒様の相談。
夏期講習の「大学別ゼミV(MARCH対応)」について。
>同名講座を信原先生が担当するけど時間割の都合で他の先生の講座にした。そ
の場合、プリントだけでも頂けませんか?
回答はシンプル。
NGである。それを渡せば、1講座につき2枚のプリントを渡すことになり、
僅かとはいえ受講料のタダ取りになってしまうからだ。通常授業を欠席した場合
とは意味が全く異なる。当たり前のこと。ただし、配布後に残部が出た場合はO
Kだ(どうしても残部は数枚以上出るに決まっている)。
イヤな大人の話は続く。
ずいぶん昔にも書いたはずだが、この講座は僕が1年間でもっとも得意にして
いるものだ。理由はウェブでは伏せる。ハッキリ言えば僕の担当講座で受けない
と意味はないくらい。でもまあ、予備校の講師室でそう話せば営業妨害になるか
ら言わなかった。どの講座を取って頂いても授業料は同じなのだから。
昔から書いているように、予備校は自動車教習所ではない。
その講座にどういう名前がついているかではなく、その講座名で担当講師がど
ういう授業を展開しているか、それが(実は)全てなのである。生徒様の好みは
あるだろう。それはそれでいいのである。しかし、「同じ講座名だから同じサー
ビスが受けられるだろう」と考えているようでは、失礼ながら世間知らずである
。極端なことを言えば、同一の授業を別の講師で受講してみればすぐわかる。
優劣の問題ではなく、どう違うかを考えて、どう違うか感じることが大切なの
だ。
帰宅して昨日とほぼ同じ夕食。
アスパラの適切なゆで方を発見したのが今日の収穫か。アスパラは太さが違う
出の一般化できないと断っておく。以下の3行レシピは太さ7〜8ミリのもの。
1、熱湯に塩少々。アスパラは3分割しておく
2、1にアスパラを根っこ部分から15秒おきに入れていく
3、最初に入れてから2分で取り出す
鍋の厚さなどもあるから、難しいところもある。
もう少し短い時間でもアルデンテかもしれない。イヤな大人になるのも難しい
。
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