予備校講師でわるかったな！

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ビワとサクランボと私

６月23日

  ９時過ぎ起床。
  雨はたった一日で終わり、スカッと晴れている。このくらいの時間まで寝坊して、それから洗濯をすればちょうど晴れてくるからなと予想したので慌てる。布団も干せるくらい。すごく暑い。梅雨明けしたのか。まさかね。

  朝食を済ませてすぐに整骨院へ。
  腰痛はレベル２から３くらいで昨日と変わらず。今週はいつも同じくらいの時間に通っている。いつもこの整骨院ではラジオがかかっている。ラジオを聞いているとヘンだなと思うことがある。

＞詳しくはホームページで。

  広告だけではなくて、番組のコンテンツ内でもこの言葉がよく出てくる。
  ラジオを聴く人というのは、つまり手が離せない仕事をしていることが多いはずだ。あるいは老人とか。だから「ホームページで」なんて言われても困るだろう。何でもかんでもネットに依存することはないんじゃないか。ラジオくらいもっと気楽に聴かせてくれ、「詳しくなんか知りたくないよ」と思いながら聴いている人は多いだろう。

  スーパーへ行ってから帰宅。
  急ぎ弁当（鶏ソボロ弁当）を使ってから手話教室へ。

  この３回は同じ授業の繰り返し。
  会話に入ったということで、先生が丁寧に進めたいところらしい。同じ会話を何回も繰り返す。スムーズに、相手が読み取りやすいように、自分なりの表現ができるようにという方針らしい。

  10行くらいの会話文。
  先生はケータイを取り出して、生徒の手話を録画する。自分で自分が何をやっているか・何が抜けているか・何がわかりやすいかをチェックするのである。10 人以下の少人数のクラスなので、こういうことをする余裕がある。

  僕自身の手話を初めて見た。
  自分で言うのも何だが、なかなか上手い。動作が大きくて、自信マンマン。予備校の教壇じゃあないけれど、ハッタリかましまくりというか。しかし欠点はもちろんあって、細かい動作への配慮が足りないこと。やっているときに「まあこんなもんだろ？」とアバウトにやってしまうことがあるな、と僕も思っていた。バリバリと注意される。ま、とにかく手が動くようになってきた。

  受講者の一人から、ビワのおすそ分けを頂戴した。
  何かの機会で頂いたものとか。ビワは非常に高価な果物。ふつうに日本で摂れるものだと（ビワの名産は千葉の房総；皇室献上品もあることで有名）サクランボと双璧だろう。我が「よびわる」の読者に多いと思われる奥様には、

「ビワ・・・高くて買えるわけないでしょ」

というため息をついた人も多いのではないか。
  値段ほど美味しいものでもないけれど、楽しく頂く。この場を借りて感謝。

  暑くて昼食を作る元気もなく（珍しいな）、教室へ。
  新入生チラホラ。今日は１Ｃターム後半のスタートで、途中から合流ということだ。夏期講習から合流するより、たった３週間でも早く参加したほうが良いに決まっている。３週間で予備校に慣れて、夏から本格的に勉強できるからだ。

  意外にと言えば失礼かもしれないが、授業の流れに乗ってこれているようだ。
  僕も気を使いながら進めている。ノートを写し終わるタイミング、ページをめくるタイミング、細かい動きの指示への反応など、初回としてはなかなか良い動きだ。

  授業後、腰痛はまた悪化したような感じ。
  もっと落ち着いて生活できればいいのだけど、かくのごとし雑用がある。腰をもみながら歩く不審者を演じつつ（地でやってるだけだが）帰宅。さあ宴だ。

  昨晩の鶏ハム。
  シメジと一緒にオリーブオイルでさっと炒めて、溶けるチーズをかぶせてラップをかけてレンジで20秒。この手の料理がまずくなるわけもなし。

  定番になりつつある牛肉のタタキ風。
  １年に１回のゼイタクだとフンパツして100グラム780円のモモ肉（わりにいじましいゼイタクだ）。今日で４回目なのでカンペキにマスター。ビールにも日本酒にもマッチする。

  魚は生ウニ。
  ５～６月が旬で、珍しく国産品を売っていた。100グラムだと1800円くらいするかな。魚というのは、下手な牛肉より高いものだ。ウニが魚だとすれば、の話。三陸のミョウバンウニだったが、食べることが珍しいので美味。

  夜更けに知人から電話。
  何かと思ったら、

「これからドライブをかねて、サクランボのおすそ分けをしに行きます」

とのこと。なんだか頂き物の多い日である。昨年の今頃、

「サクランボ食べたいな、誰かおすそ分けしてくれないかな」

と日記に書いたことがある（ヒマすぎる人ここ）。１年越しで願いはかなった。この場を借りて感謝。さっきも同じことを書いたな。

  ところで先ほど、「宴（うたげ）」と書いたのは今日が僕の誕生日だから。
  誰からもお祝いは貰えなかったどころか、メールも１通程度だった。企業からは４通くらい来た。いらなかったけど。ま、僕も人様の誕生日を祝うことは特にしないのでお互いさまである。今さら祝ってもらうような歳でもない、と思っているわけではない。

  腰痛を気にしながらテレテレとこの日記を書く。
  腰痛はレベル３に戻りつつあるような。あいたたた。ところで、無事に27歳になった。10年前に。あいたたた。

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