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ソロリ開幕 7月21日


  昨日の書き忘れ。
  心理学者の河合隼雄さんが死去。日記では「ここ」で少しだけ彼のことに触れ ている。村上春樹との親交が深いこともあって、僕にとってはわりにその著書に 親しんだ人の1人だった。春樹との対談集は『村上春樹、河合隼雄に会いにいく 』。これは逝去とは関係なく、なかなかの好著。

  彼の著作または人生観というのは、

「人の心というのは、まあようわかりませんわ」

という率直なものであった。
  だから彼の著作が僕にとって感銘深いものだったとは言えない。それでも、「 箱庭療法」に代表される心理学界の大御所の1人であり、日本の心理学の近代化 (?)に寄与した1人として記憶に残したい。合掌。


  8時半起床。
  小雨。朝食は転居後初のピザトースト。やっとハムを買うだけの生活の時間的 なゆとりが出てきたため。ところで今朝がたに見た夢。

・やや美人の女子が同棲させてくれというので許したら、寝室を分けようとしや がって、「オイお前それは話が違うだろう」と言ってみたものの、あっさり無視 されて引き下がる。ああ、押しの弱いオレ。

  夢の舞台は今の家だったから、精神的な意味でも慣れてきたのだろう。しかし ウブイ夢だよね。


  9時半から作業的予習。
  全体的に休日4日ぶんくらいは遅れているようで、なかなか取り戻せない。今 週あたりから家の雑事をできるだけ減らして取り掛かっているつもりだが、何の かんのと時間を取られているのだろう。お昼前に整骨院へ。

  土曜日のためか混雑。
  40分くらい待たされた。土曜日は診療時間が短いし、世間様もお休みだから患 者数が多いのだろう。あいかわらず旧居近くの整骨院まで行っているので時間を 取られることこの上ない。腰痛は5段階のレベル2を維持していて、講習という 多忙期を迎えるには不安がよぎるくらい。つまりサボるわけにもいかないのだ。

  かなり時間を取られて帰宅。
  生活エリアで見つかっていないのは整骨院と地元系のパン屋さん。駅前にはチ ェーン系のパン屋さんがあるけれど、もう少し日常に使いやすいような(たとえ ば焼きそばパンを売っているような)店が必要だ。お酒を買う店も一定しておら ず、まだ本当に落ち着いた生活とは言えないのかも。焼き鳥丼550円を買って昼食 に。


  あまりも蒸し暑く、エアコンを稼動させる。
  遅めの午後もこつこつ予習。オヤツ代わりにうどんを茹でようとして気がつい た。生めんタイプのそれは、数日前に食べた。やたらと麺のほぐれが悪く、ひど い味だった。それから今日の午前中くらいまでお腹が壊れていた。外食(肉食) 生活のせいかと思っていたけれど、賞味期限が切れていたのだ。茹ではじめてか ら気がついて捨てた。講習開幕前に危険なものを食べるわけにはいかない。

  授業の1時間前に市川校に着いた。
  いつものように様々な雑用。主にプリントの印刷やコピー。最初のターム2コ マというローギアのスタートで助かったというところ。授業の名簿を見ると、そ れなりの入り具合。講習生が少ないのがつらいところ。


  授業は順調だった。
  出席率は100%。生徒様の集中力もあって、ある意味でラクだった。反省点とし ては最初の40分くらいがハイペース過ぎたこと。久しぶりの授業で興奮していた のかも。

  夏になったので授業中の演習を増やし始めた。
  このタームはQクラスという比較的ハイレベルな講座ということもある。連続 コマの1コマ目と2コマ目で目的を変えた演習だ。では1コマ目の問題を紹介し よう。某T川大学リベラルアーツ学部の並べ替え。

問:「そのスーツきまってるね」
( terrific / you / look / that / in ) suit.


  正解率は85%くらいか。
  5%くらいは that がヘンな位置にあり、10%は look terrific の組み合わせがで きていない。いやー、すごいな。文字を書く練習の設問なのかと思っていたけれ ど、ここまで易しくしても間違えるものなんだ。ちなみにこのクラスあたりで平 均偏差値は60くらいだ。50%くらいが第1志望千葉大学かな。まさに terrific で ある。反語だと通じなかったりして・・・「反語」の意味も通じなかったりして ・・・。

  キレの良いホメ言葉はともかく。
  ここで大切なことは、「並べ替え問題では和訳なんて当てにできない」という 入試の実情である。僕なんかは「お前は上戸彩か?」と思うくらいで(思うのか よw)、視点は1つに決まる。動詞の look しか見ないだろう。もし配慮するなら 、

「 that が very の意味で使われていたら恐いな(某大学が好む項目)」

くらいだろうか。受験生には 「 look の語法を考えろ」とだけ伝えたい。

  ところで、「リベラルアーツ学部」というのは何だろう?
  以前の芸術学部なんだろうか。何がリベラルなのか、なぜにアートじゃなくて アーツなのか問い詰めたい気分だ。広義にとらえれば、確かに芸術はリバティー (アバウトに束縛からの後天的解放の意味)かもしれない。まあ、この話題は専 門ではないし論じても虚しいだろう。某大学の「キャリアデザイン」のように、 これから一般化していく用語になるかもしれない。なるかなあ。


  帰宅して夕食。
  今日の西京味噌漬け焼はサワラ。しかし焼き加減が難しくて失敗。身がボロボ ロと崩れてしまったのだ。サワラの特性(水分が多い?)なのか、焼き網の問題 (加熱不足だったか?)なのかは不明。上階の住民の迷惑を省みず、七輪を導入 するべきだろうか。

  これで90コマのうち2コマが終了。
  腰痛もそれほど悪くないし、授業も順調なスタート。あとは猛暑にならないこ とを願いながら体調管理に気をつけよう。それでは。

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