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どこまで本音? |
7月29日 |
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5時起床。
汗ぐっしょりだよ。クーラーなしで眠れる限界がこのくらいの暑さかな。もち
ろん窓は開けたまま寝ている。新居は風の流れがとても良い。しかし寝ていると
きに喉に風があたると「起床したら喉がガラガラ」なんてこともあるから加減が
難しい。
朝食はフレンチトースト。
朝からむやみに暑い。ためらったが予習をするのでエアコンを除湿モードに。
明後日あたりに梅雨明けになるとか。もう少し湿度が下がらないとしんどい気が
する。
予習をしていてイライラするのは、テキストの質だ。
内容ではない。全ての講師にとって最善のテキストはないと知っている。それ
でも「ふざけるんじゃねーよ」と思うことは多い。誤植が多いとかクラスのレベ
ルにテキストのレベルが合っていないなんていうのは論外として、僕がイラつく
のは以下の2点。
1、1コマごとのレベルが一定していない。
2、1コマ内のレベルが一定していない。
1はたとえば、第3回は20分も余るのに、第5回は15分足りない(くらい)難
しかったり量が多かったりすること。
全ての回がピッタリ90分で消化できるようにしろとは思わないけれど、振れ幅
がプラス20%からマイナス20%くらいまであるというのはどういうことか。いく
ら何でも、生徒様だって「なんかこの回、量が多くないか?」と気がつくだろう
。生徒様の習性として、少ないほうには気がつくまいがw。
2も相当に困る。
あまりにもレベルが平均化した問題が並ぶと講師も生徒様も退屈する面はある
。しかしそれにしたって「そんなわけないだろう」と思うことがある。たとえば
、ある長文の脚注(英文中の難しすぎる語句に和訳を与えておくこと)。
concept 「概念」
technical 「技術的な」
jargon 「専門用語」
be stumped 「立ち往生する」
下の2つは注がつかないと困るけど、いったい、上の2つは何のために脚注が
必要なのか?
低いクラスレベルのテキストではない。concept に注がつくとなると、以下のよ
うな注も必要なのではないか。
experience 「経験」
computers 「コンピューター」
ちょっと真面目に作られているテキストでは、こういうブレは少ない。
単語に注をつけるときに「生徒様が知らないはずの単語だから」と判断してい
るか、「予習の負担を減らしてあげよう」と判断しているか、他のパターンもあ
るかもだが、方針を持って作っているからだ。
少し日記を離れて昔話。
大学時代に教育実習で「空欄補充のディクテーション」の問題を作ったことが
ある。教科書の英文を聴かせて、ブランク(空所)のある部分に単語を埋めさせ
る問題だ。なんとなくで作ったところ、その高校の英語の先生に注意された。
「文法をポイントにするのか、聴こえにくい音をポイントにするのか、単語の書
き取りを主眼にするのか、目標を決めて項目を絞らないと工夫した意味がなくな
るよ」
テキストの脚注も同じことだ。
小さなことであるからこそ、もっと真剣にやるべきだと思うがどうだろう。な
どなどグチってから朝風呂→校舎へ。
このタームは時間割が特殊。
1限 10:30〜12:00
2限 12:15〜13:45
3限 14:30〜16:00
昼休みが1コマ分うしろにズレている。
問題は昼食時間だ。こっち(講師)は大人なので「仕事の都合だから」とペー
スを変えればいいけれど、生徒様はどうだろう。しかも1限と2限で連続コマが
多いから、「あー、マジ腹減った」と思っているのではないか。高校生に限らず
、正午になったら昼ごはんを食べたいものだろうし、それが生活リズムを作るこ
との重要さなのでは?
もちろん僕も困っている。
おいおい、お前の個人的怨恨かよと思うかもしれない。その通りだ。そのまま
か、俺。今日までは6時過ぎに朝飯→1限前にパン1つ→2限後にお弁当と来て
いる。リズムが取りにくいなあ。
予備校の本部から電話。
秋の「センター攻略講座」の授業依頼。ふー、今年もこの講座をやらせて貰え
ることになって安心。実施は10月6、13日の土曜日。ずいぶん先だなあ。詳細は
後日に・・・と思ったが、去年の「ここ」の日記からたどっていけば内容がわか
るようになっております。実施内容や実際の授業の様子がわかります。
こういう下らないHPでも長くやっていくと、意外なところに蓄積があったり
して。
Lクラスでも生徒様を注意。
今年は基本的に無視する方針なのだが、夏は変更してみる。映像授業であるウ
イングネットのせいなのか(かなり客入りが良いとか?)、ただ単純にノートを
取ってマーカーで線を引いている生徒様が例年より多くなったように感じるから
だ。毎年のように今年も書く。
「授業を受けているだけでは、何の力もつかない(予備校はお金が入って儲かる
)」
カッコの中まずいだろ、俺。
習ったことをどうやって使っていくのか、なぜ自分は予習で授業中演習で使え
ないのか、それを1つずつ探しながら受講しないと何の意味もない。全般的な社
会の風潮と言えばそれまでだけど、授業を受けた数が実力に比例するとでも誤解
している生徒様が多いのではないか。
この手のことに関しては、カンフェリーを筆頭にスタッフも情宣活動(説教w
)をしているようだ。
生徒様との面談に聞き耳を立てていると、この手のアドバイスをしている姿が
目に付く。「聞いているのに見えるのか?」などと突っ込まないように。言葉の
アヤだ。ウイングネットに限らず、また市川校に限らないと想定されるが、「学
習効果が上がっているのかどうか」という不安を払拭しようとしているみたいだ
。良いことだ。
たまには市進を持ち上げておかないと・・・(だからこれが余計だよ俺)。
帰宅途中にスーパーに寄って、炭酸水ペリエを探す。
3軒でどこにも大瓶の扱いナシ。ペリエはフランスの弱炭酸水で、将棋の佐藤
棋聖が愛飲していることで有名だ。有名か? 僕は夏場に安い赤ワインをペリエ
で割って呑むことを習慣にしている。小瓶(むしろ初めて見た)を1本だけゲッ
ト。まったく千葉ってのは田舎だよなあ。参院選の投票率も全国最低(午後4時
現在)だし、しょうがない県だよな。
という僕も参院選は意図的に棄権。
ちょうど引越ししたあたりで投票引換券(って言うんですかね?)が転送され
てきて、そのまま放置。実は引換券(仮)がなくても投票できることは知ってい
る。それでもカンペキに放置。興味がないのではなく、投票する基準が自分の中
に見つからないからだ。
また、意図的に参院選に関することも日記に書いてこなかった。
新聞は詳細に読んだ。TVは無視した。マニフェストはM党のものだけ読んだ
。M党が好きなわけではなく、街頭で受け取るチャンスがあったのはM党だけだ
ったというだけのこと。相変わらず「これが何かの意味を持つのか?」とは思っ
た。
仮定法として、もし投票するとすればどういう政党だったろうか?
消費税の値上げを主張する党だ。さきのM党は、以前は値上げ派だったような
記憶がある。今回はそれに言及していなかった。またあるいは、環境税の導入や
間接的な「環境税」を主張する党があればよかったかも。もっともそれでも、実
際に僕が投票権を行使するまでには遠いかもしれない。考えれば考えるほど投票
するのが恐くなるというのは、棄権が認められている国の国民であることを幸せ
に思うべきだろう。
夕食。
メインは豚肉のしょうが焼き。このレシピには2大政党・・・じゃなくて2つ
の流派がある。
1、肉にタレを漬け込んでから焼く
2、焼いている途中にタレをかける
一長一短である。1はクロウト好みで、2は素人好み。僕は家庭料理派なので
2が好きだ。
タレは厳密に言えばキリがない。
基本はショウガを摩り下ろし、砂糖とミリンとしょう油と酒を加えること。分
量を変えることで、あるいはどのタイミングでかけるかによって、微妙なバリエ
ーションが生まれる。各自の趣味でいいと思う。
この日記を書いていると、激しい雷。
今日の午後には大雨があったようだ。授業を終えて廊下を歩くと湿度が高くて
閉口した。ボルネオのジャングルにいるみたいな湿気だった。もちろん行ったこ
とはない。夕方は涼しくなったが、雲行きも風も不安定。明日は局地的な大雨が
心配されるとか。ちゃんと窓を閉めて寝よう。受験生は体調管理に注意。
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