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対話の相手 |
9月12日 |
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寝坊して10時前起床。
8時間くらい寝たのかな。今年度は仕事量が激減したから、そのぶん体力が余
って睡眠時間を短くできるかなと思ったら、そうでもなかった。脳みその疲れか
たは変わりがないだろうし、体力を使わないことでそれだけ眠りが浅くなってい
るのかもしれない。あるいは単純に怠け者なのかも。いずれにしても欲しいだけ
の睡眠を確保できるのは幸せなことだ。
代わり映えのない朝食を取ってから、今日も読書。
『<対話>のない社会』中島義道を読了。
哲学者の著者が<対話>の重要性を訴える本。
著者が定義する<対話>は会話ではなく、討論でもない。
><対話>とは各個人が自分特有の実感・体験・信条・価値観にもとづいて何ご
とかを語ることである。
この<対話>がいかに日本で行われていないか、なぜそうなのか、どうすれば
行われるようになるかが説明されている。
が、残念ながら僕としてはつかみどころがないという印象だった。著者の中島
の本はすでに何冊か読んでいる(いちばん良かった本の感想文日記はヒマここ)
。それと同じベクトルを持とうとして読んだ僕の過失によるものか、あるいは僕
の読解力の低さによるものか、本書の内容が悪いのか、判断できず。
かなり広い意味でのコミュニケーションに関する本を探して読んでいる。
とりあえず知っている著者で試してみたものの不発、というところか。もっと
類書の読書経験を積んでから再読してみたい。読者様の参考にほとんどならない
感想文ですまぬすまぬ。え、いつも同じ?
正午にPCを開くとメール。
知人にお祝い事があって、プレゼントに何が良いかを訊ねておいた、その返事
。ズバリ予算を告知して、条件をつけた。
「欲しいけれど自分で買うのはバカらしいものはありますか?」
すると、ちょうど予算の範囲内で買えるものを教えてくれた。
正確な商品名と店頭価格とネット販売価格も書いてあったので検索。知人の調
べた価格と同じ値段で発見できたので、即座に注文。お祝いのプレゼントをネッ
トで注文して送りつけるというのはあまり上品ではない。受け取る世代によって
は「失礼」と思われる場合もあるだろう。
しかし、今の時代になればこういう手軽さも楽しみたいものだ。
申し込み後10秒で返信メール(自動だが)。確認すると、先様(さきさま=こ
の場合は受取人)の名前を業者に通知するのを忘れていた。あわてて「届け先記
載ミス」のメールを出すと、今度は1時間足らずで手書きメールが到着。これで
完了。先様にも「××日あたりに着きます」とメールをしておいた。こういう時
代なのだ、と割り切ってしまえば面白いものである。
早い午後の昼食はカレー、のちコーヒーのちヒミツの花園。
朝から激しい雨で、千葉県の奥地(失礼)では電車が止まっていたようだ。ば
しゃばしゃと雨が軒(のき)を打つ、というのは常套句(じょうとうく=アリガ
チな言葉の使い方)で、マンションに軒はない。1時半には止んだ。半ズボンと
Tシャツで外出するとひやっとするくらい涼しい。
さあプールに行こうかなと思ったら、ネットで大きなニュースに出くわす。
ロイターの記事から。
>安倍晋三首相は与党幹部に辞意を伝えた。
あれあれ。
さすがにTVも全局報道番組になっている。ヘンなタイミングだよなあ。何も
かもが後手に回る対応だったね。報道全体のトーンは「テロとの闘いを継続する
(ための法案を通すのが)目的」というところ。そうか。ここでやおら、
「日本はいつまでたってもアメリカの犬でぇ・・・」
などと書き出すと読み物としては面白い日記になるけど、そこまで踏み込むつも
りはなし。次期首相は誰だろうね。困ったときの森元首相ってのはどうかね。
「森総理またも失言! いいかげん、リップサービスじゃあ通りませんから!」
・・・ありえないよなw
プール。
体重を測ると平常の64キロに戻っていた。1キロくらい軽い時期が1ヶ月くら
い続いていたので良かった。うまく維持していこう。昼食が1時過ぎだったので
、出勤前の第2回昼食は食べられなかった。代わりに職場近くで甘い菓子パンを
1つ。意外にというか甘いもの好きなので体重のコントロールが難しいという話
題でした。
Qクラスも2学期開幕。
出席率よろしからず。授業前に早くも8月末の模試の結果を見れたので、成績
のふるわない生徒様の様子を見ながら授業をしたかったのだが、成績下位者ほど
欠席が目立つというアリガチな展開(-_-)
授業の余談で、「マズローの欲求階層説」を入れようとしてやや失敗。
優先順位の高い順番に、1:生存、2:安全、3:同調(社会)、4:優越、
5:自己実現、の欲求となるのであったが、細かい分類を思い出せなかった。授
業で話した「赤ちゃんが泣く」のは1:生存で、テキストの「自尊心の維持」は
4:優越に相当する(だろう)。僕も詳しいことはよく知らない。
もちろん受験生が心理学に通じている必要は全くないので、「ふ〜ん」で問題
ナシ。
ただ、「何かでそういう話を聞いたような?」という経験が役立つことはたま
にあるので、こういう余談をしただけ。ひょっとして、心理学部志望の受験生に
は「そんなことも知らないのか、信原はヤッパリばかだった」と思われたかもし
れない。期待に応えられて良かった。
授業は順調だった。
精読の説明を例年より多めにして(つまりレベルを下げて)、論理構成の話を
短くした(つまりレベルを上げた)。精読の必要性について説教。昨年度のQク
ラスの「実情」を余談として入れた。「この英文の主語はどれですか」という設
問の正答率がひどすぎた、という話題だ。この話は「ここ」の過去日記にあるの
で興味のある生徒様はどうぞ。この段落は昨年のテツを踏まないようにしたい、
というお話でした。
授業後にスタッフと昨日の打ち上げの話題。
「いやいや、先生とBBQ数学講師C先生が検見川浜で出られるようにと根回
しもしたんですよ」とフォロー。いや、そんなに気にしているわけではありませ
ん。この日記は、事実に基づくフィクションですから。事実?
帰宅して夕飯。
おととい買っておいたシメサバがメイン。今年の秋は2年ぶりに自分で作ろう
かなと思っているので、味をみる目的。脂がのっていてなかなか旨い。良いサバ
を使うのが全ての始まりになるのかな。
夜にはTVをつけない。
秋の虫の声と一緒にピアノソナタを聴きながら、シングルモルト・ウイスキー
『山崎』。とてもいい気分。仕事も余暇も同じくらいたのしい。
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