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食えばわかる、話してもわからん |
10月31日 |
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8時半起床。
春日部校にもぐりこみ、300円払ってウイングネット(市進の映像授業)を見よ
うとしたら、受付のお姉さんに本当に高校生だと間違われて、しめしめと思って
いたら顔だけ知っているような講師を目が合ってしまって、この人誰だっけやば
いなズラかるか・・・と思ったら靴下がなかなか履けなくて慌てる、という夢で
目覚めた。特に示唆はないと思う。
昨日の日記の「寿司飯」についてちょっと補足。
アップしてから過去日記を調べてみたら、2年と1日前に作っていた(ヒマこ
こ)。お酢と砂糖と塩をいうのは正解だったようだが、分量を記録していなかっ
た。日記というのは記録という部分もあるので、ちゃんと書いておくべきだった
なと改めて反省。何よりも自分にとって役立つものを書く、それが目標である。
読者様は別格としてね・・・(どう別格なのかは省略)。
午前中は予習。
こつこつ、と書きつつもチラチラと将棋の竜王戦第2局をネットで観戦してた
りして。集中しろよ俺という感じだけど、2日制の初日なので手はほとんど進ま
ない。予習は順調で3年生の分はもう少しで全て終わりそう。2年生の面倒な精
読ものはコツコツ進めることになるのかな。
お昼前に外出して焼肉屋さんのランチ。
店の前にメニューが出ていない「やや高級だかんな」というイメージの店。入
ってみたら「但馬牛」なんて書いてある。ありゃありゃ高級店かしらとメニュー
を見ると、
ランチメニュー
・カルビセット 1,380円
・ロースセット 1,480円
なんて書いてある。どこのブルジョワがランチにこんなに出すんだよ(-_-;)
やばっと安めのカルビクッパ定食で許していただく。
野菜もたくさん取れるし。お味はまずまず。たった2切れの牛肉はたしかにう
まかった。
ところで、あの「但馬牛」みたいな文字が彫りこまれた巨大な将棋駒
みたいなものは、なんなんでしょう。
どの店に行っても、それが高級肉でありさ
えすれば(米沢とか松坂とか)、かならずありますよね。日本牛肉振興会か何か
が、
「銘柄牛は、将棋駒にその名前を刻んで宣伝してよい」
なんていうルールを決めているのかしら。ま、それはともかく、たまに使える店
だけどちょっと高いよね、というのが結論。
帰宅してアイロンをかける。
もう暑くはならないだろうと判断して夏物のパンツを徒歩3分のクリーニング
屋さんに出しに行く。帰宅して未読本の整理。もう15冊くらいしかない。仕入れ
にいくのは明日か。夕飯の下ごしらえ。常備菜はいつも作る「キャベツの甘酢漬
け」(またかよ)と、初めての「カブの茎の炒め物」。下らないが重要な家事が
続く。
ヒミツの花園にとりかかるが、集中力てんでナシ。
30分くらいでさっさとやめる。集中できないなと思っていて集中力が出てくる
のを待つのも大事だし、とりあえず別のことをするのも大事。僕は休日には前者
、仕事がある日は後者で動くことに決めている。これももちろん受験勉強へのヒ
ント。
というわけで読書。
『納豆の快楽』小泉武夫を読了。
「味覚人飛行物体」を名のる東農大教授の著者による納豆本。奇書なれどおも
しろい。
納豆に関するあらゆる雑学。
「旅行に出るときは常に納豆を持ち歩く」というトンデモ話から始まり、納豆
の栄養、歴史、製造法、他文化の類似品、調理法にいたるまで、全て納豆の話題
。こんなマニアックな内容で文庫本になるとは、それだけ日本人が納豆好きとい
うことかもしれない。
納豆サンドイッチ。
粗く刻んだ納豆に、醤油を少しずつ滴らしながら、なるべく大目にカラシを加
えていき、別にトーストを作る。焼き上げたトーストにバターをたっぷり塗って
、納豆をのせ、もう1枚のトーストをかぶせて完成。
>これを口に運びますと、まずパリッという音がしてパンのやや焦げたあたりか
ら香ばしい匂いが瞬時に鼻孔に入っきたかと思うと、すかさず次に納豆の匂いが
集団で押し寄せてまいります。それを嗅いでムムッと感激している矢先に、今度
は納豆のうま味がバターのコク味に乗せられるようにしてジワーッと舌に迫って
来るのです。いやはやこれには参ります。
正直申しまして只事の美味さではございませんから、まったくもっていいわよ
、いいわよ、早く、早く! なんていうことになるのであります。で、焦りまし
て、貪るように喰らうものですから、この納豆トーストは七枚くらいはあっとい
う間に胃袋直行となります。
・・・なるのかなあ。
このように、著者の文章には非常な勢いとクセがあるので、苦手な人も多いか
も。納豆好きなあなたには必携の1冊、とまではいくわけないわな(^.^)
プールへ。
今日は朝だけ曇っていて、昼間はそれなりに晴れている。トレーナー1枚だと
ちょっと暑いかな、という気温。いい季節だ。水泳は左足が吊るような感触があ
って不調。いつもからだの左側が不調で、それが右側に反映される。つまり腰の
右側が痛む。それでも踏ん張って22分。
帰宅して2回目の昼食はモヤシソバ。
「茹でこぼし不要」のラーメンだったので味は今ひとつ。もちろん茹でこぼし
たけど。さくさくと校舎へ。
1ヶ月くらい前に苦しんでいたQクラスは復調してきた。
当日演習で副詞の that がからむ設問を扱ったところ、正解率は7割くらい。や
はり去年よりは実力的に良くなってきている。まだまだこれからではあるけれど
、悪い感触ではない。
ちょっと本日の生徒様にお知らせ。
前コマのプリントの並べ替え問題。使った they が指すものは何かという質問が
あった。それを作った人たち、入試っぽい言い方をすると「一般の人々」という
ところか(変な表現だと個人的には思う)。例としては、
A「こんにちは、ゴキゲンいかが?」
B「あーん、いいわよ。By the way , 質問があるんだけど」
A「ん、それは何だい?」
B「What language do they speak in Australia?」
の they と同じである。とつぜんの代名詞だけど、文脈で「オーストラリアに住む
人」とわかるわけね。ここまで、一般の読者様ごめんなさい。
「そんな変な会話があるのかよ!」
・・・まあ、例ってのはそういうものですので(^_^;)
それ以外には質問もなくサクサク帰宅。
上記の「カブの茎の炒め物」は微妙なデキ。ニンニク・ネギ・トウガラシのみ
じん切り、酒とゴマ油と塩コショウで炒めるというお手軽な(お手軽か?)メニ
ューだが、何かが足りないか過ぎているよう気がする。赤貧きわまった僕として
は、茎メニューの開発も急がれる。
メインは鶏骨付き肉の甘辛中華煮。
本来はスペアリブでしょう油煮するものだが、肉を入れ替えて甘みを強くして
(みりんを追加)挑戦してみた。良いデキ。はふはふ、ホロホロ(肉が骨から剥
がれる音)というところ。昼間から丁寧に仕込んでおいた価値があった。
ヌル燗は京都の『玉乃光 山廃 純米吟醸』。
玉乃光は飲んだ記憶があるにせよ、日記に書いた記憶もない。たしか頂き物で
飲んで「まずまずだな」と思ったはずだ。そのときは「山廃」でなかったという
記憶があり、味も覚えていなかったので思い切って挑戦してみた。吟醸酒は苦手
だが、ヌル燗でもあうという話で、常温で試飲して旨かったためだ。
ヌル燗でも、玲瓏。
れいろう、というのは透き通っているさま。仕込みウンヌンより、水が良いの
だろう。吟醸香の強さはなく、すっきりした水の味がする中辛。
「これって伏見の水じゃないか・・・」
と思ってラベルを読めば、ズバリ正解。
わービックリ。
前知識はなかったし、京都で他に酒どころはなかったと思うけど(少なくとも
僕は知らない)、ビンゴ!は人生で初めてだ。実に食べてばかりの日記であった
。では。
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