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タイミングの見極め |
11月7日 |
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順調に9時半起床。
目覚ましはかけないし寝室は遮光カーテンで真っ暗だしということで、起きた
時間が常に起床時間。基本的にヒマだけど規則正しい生活ではないから、睡眠時
間は一定しない。受験生は反面教師になさいますよう。
よく、時間に余裕がありすぎる専業主婦が身を持ち崩す、なんてい
う話題があ
る。
実際に僕の身の回りにそういう人がいるわけじゃなくて、メディア
で伝えられ
ることだ。TVの見すぎで太るとか(勝手に太ってろ)、ネット経由で犯罪に手
を染めるとか(そんなん検索するなよ)、キッチンドリンカーになるとか(料理
中の飲酒を好むのは女性に多い)、シャブ中になるとか(どうやって入手するん
だよ)、不倫に身を焦がすとか(あやかりたい)、そういうものだ。
僕なんかからすると、ヘンな話である。
時間がたくさんあったら、やりたいことが増えていくもんじゃない
の、と思う
。でもまだこれは僕が生まれて初めてヒマな年度を過ごしているからで、この状
態が数年以上も続けば、主婦たちと同じようになるのかもしれない。それでも、
やっぱり、時間があれば幸せだと今年の僕は感じている。退屈するというシステ
ムが脳ミソの中にないのかもしれない。
と偉そうなことを書いたわりに午前中はエッセイ書き。
夏の1泊旅行を思い出しながら書く。旅行記はその直後に書いたほうがイキイ
キするという考え方がある。夢の記録を残すように、すぐに書いたほうが臨場感
が出るからだ。記憶は常に薄れていくものだから、少しでも正確に、記憶ではな
く記録を残しておきたいと考えるからだろう。一理ある。
またあるいは、今の時代なら、まさに旅行をしている瞬間にブログにエントリ
ーする人もいるだろう。
そんなことをしていたら旅行の味わいがないじゃないかという感じもする。で
も、本人はそういうことを含めて旅行をしているのだし、また楽しんでいるのだ
ろうとも推察できる。現実に、つい2時間ほど前の旅行の様子を、おそらくは「
リアルな」画像つきで読むことを楽しく思う閲覧者もいるはずだ。
今日の僕は最後の、つまり旅行が終わってかなりの時間が過ぎてから書く作業
をしていたことになる。
詳細な情報は捨てられて、捨てにくい、特に記憶しておきたいと無意識に思っ
ていることだけ書ける。よく言えばエッセンスだけ残るし、悪く言えば臨場感に
とぼしくなる。いずれにしても、体験したことを文字に変えておくのが僕の趣味
なんだろう。
お昼過ぎまで。
今週分のプリントの準備に手間取って、それに40分くらい。気持ちよく晴れて
きたので軽く自転車ドライブ。昼食とスーパーだ。
マーボー豆腐専門店。
あまり客が入っている雰囲気はなく、やばいかな〜と思いながら入店。坦々麺
とのセットを注文。「辛味が旨味に変わってどうとか」という宣伝文句が店のあ
ちこちに貼ってある。多少の例外はあるにせよ、駄目な店の典型だろう。味って
のはだいたい説明できないものだし、食べさせる前に文字情報を与えるというの
は、味のイメージを客に植え付けてから食べさせようとするからだ。それだけで
食わせられない、という重要な示唆。
期待に違わず普通だった。
辛い辛いというから、食後に汗がふきでるパターンかと思ったらそうでもない
。辛みも旨味も中途半端。まずくはないので半年に1回くらいは使いますか。そ
ろそろ未踏の店が少なくなってきた。
プールへ。
昨日のクロールの反動なのか腰が痛くてたまらない。来週の初めから激走旅な
ので、ちょっとまずいかも。長距離のクルマの運転は腰に悪いんだよね、とそれ
でも18分。
あまり書くことがないので、先日のセキュリティの話題の続き(ヒマここ)。
セキュリティその1のエントランスをどさくさに紛れて犯罪者が通過したとす
る。ところがエレベーターのボタンが押せないようになっている、というところ
まで書いた。
それでも、犯罪者は住人と一緒にエレベーターに乗り込んでしまうことはでき
る。
「こんにちわ〜」とか声をかけながら住人のフリをするということだ。ところ
が、エレベーター内では、自分の部屋のある階以外のボタンが押せないのである
(カギが必要)。たとえば僕が3階に住んでいるとして、侵入者が同乗すると、彼は3階にしか
行けない。逆に言えば3階には行けるし、そこまで行けば非常階段で他の階には
移動できる。しかし侵入者にはそれなりのプレッシャーになるだろう。誰かに顔
を見られずに住居階に入ることができない、という2重否定構文である。
ところで困るのは訪問者が来た場合だ。
1階のエントランスでピンポンされて、居住者が部屋で開錠する。すると居住
者の該当階にだけ止まるエレベーターが1階に「お迎えにいく」ようになってい
る(すげえな)。言い換えれば、訪問者はすぐにエレベーターに乗らねばならな
い。
しかし同時に発生する問題は、その1台を訪問者が逃した場合である。
つまり1階にお迎えに来たエレベーターに乗り損ねる場合だ。ゴミ捨て場から
戻ってきたとか、駐車場から入ってきた住民がその「お迎えエレベーター」を横
取りしてしまうパターンである。またあるいは、当の訪問者がエレベーターホー
ルの発見に戸惑う事態も十分予想できる。
こうなると、訪問者はもう一度1階のエントランスからやり直し、つまり「ふ
りだしに戻る」状態になる。
ふたたびピンポーン。
「いつになったらお前の部屋に着けるんだよッ!」
1つの便利さはもう1つの不便を生む、という見事な例だろうね。
この話題はとりあえずこれで終わり。もちろん、先のリンクを押した生徒様は
、なにげに今日の長文の下線部和訳のヒントが書かれていたことに気がついただ
ろう。だから今日このネタを書いたわけ。
2回目の昼食はなぜかナメコウドン。
ぬるぬるしますな。校舎へ行けば2Bターム前半の最終回ということで、赤本
後の対策についての話題。「ちょっとタイミングが早いかな?」というところで
紹介するのが基本。受験生は少しづつ遅れを貯めていく生態を持つからだ。痛い
ところをついてすまない(^^ゞ
意図的に1つ話し忘れたこと。
第1志望が千葉大や首都大学東京のような、国公立大の場合だ。国公立1本釣
りのような極端な受験でなければ、対策をするのはセンター試験の後でOKだ。
3週間くらいあればそれなりの準備ができる。こう書くと、
「そんなんで足りますか?!」
と不安になる受験生がいるかも。ええ、足りますよ。足りないけど、入試的には
足りるんです。パラドックス。
そのあたりの大学を志望する場合、だいたいはセンターでコケて終わってしま
うことが多い。
いくら2次試験の準備をしてもセンターでコケると、取り返すのはよほどの得
意科目が2次試験にない限り、逆転の目は薄い。「実際に」、それだけの得意科
目がある人は他科目にまで時間を回せるから、センターでコケることが少ないの
だ。
だから、普通のレベルの受験生ならば、英語に限れば(他科目は知らんよ)、
センターをクリアしてからで良い。
たしかに3週間ちょっとでは少ないのだが、効率という面からすれば良い。こ
の時期から1月までの力の伸びシロは大きいからだ。私立に向けてコツコツやる
うちに貯まっていく部分が大きいのだ。だから、受かるための優先順位ははるか
に「センターをクリアすること」が上位に来る。嫁にどういう暮らしをしてもら
うかを考える前に、とりあえず嫁を取れということである(ひどい比喩だ)。
上記のことを普遍化・一般化しないように。
あくまで市進の僕が担当するQクラスでの話である。もっとも、普遍させられ
る受験生もいるだろう。受験の日程はあらかじめ決まっているし、自分の持って
いる力も前もってわかるから、受かるための優先順位をつけろということだ。な
お、センターをクリアした場合にどうするかの抽象論は、直前講習T期のQクラ
スで話すのでご安心を(具体論は、その後個別に相談を受けます)。
夕飯はしめさばとサンマの刺身など。
サンマは銚子に水揚げされたものが増えてきたから、旬も最後の時期を迎えた
。これから2週間くらいは塩焼きの季節で、飽きたころには生サンマは出回らな
くなる。だから、いつも早めに書いておく。慌しい一日だった。
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