予備校講師でわるかったな！

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３つ足りない

12月８日

  10時前起床。
  寝坊。反省しながら朝食。夜中に小説を読むのと、朝方からたくさんの夢をみて楽しんでいたのが原因と思われる。一番最後の夢は

「３日前にやった授業を再放送するのに、授業のピッチがあがらなくてイライラする」

というものだった。講習の準備のこととしか思えないな(^_^;)

  新聞に珍しく予備校ネタの記事。
  某大手予備校福岡校で、予備校生による大麻売買があったとか。最近、どこかの大学のラグビー部でもあったから（部室で大麻栽培だったか）、大麻売買それ自体は珍しくともなんともない。ちょっと笑ったのは以下の部分。毎日新聞から引用。

＞・・・福岡校の食堂内で、友人から紙巻きたばこ状の大麻１本を１０００円で譲り受け、

  ああそうか、学校法人だから予備校内に食堂があるんだね。
  と思ったけど、そんな規定はあるのかしら。保健室はあるって聞いたことがあります。保健室はわかるけど食堂は関係ないか。高校にも食堂なんてないよね。僕がＹゼミに通った20年近く前は、保健室も食堂もなかったような気がする。あったのかな。単科生（非正会員）だから気がつかなかったのかも。

  1,000円という値段。
  けっこう安いな、なんて不謹慎なことを思ったりして。また一方で、予備校生がお小遣いから1,000円も出せるのがすごい。僕、社会人ですけど、そんな高いんじゃ手が出ません。浪人生って、フツーはもっと貧乏じゃなくね？

  でも、いちばん困っちゃうのはその予備校自身だろうなあ。
  もちろん公式サイトには釈明というか説明というか、記事がアップされている。本音としては

「そんなことまで知るかよ！　たいがいにしろよ！　予備校生、お前らどんだけだよッ！」

ってところかも。そりゃまあ管理下ですけど、そこまで世話しろって言われても困るでしょう。どう考えても個人の問題ですけど、最近の世間はそういう視点を捨ててしまったという風潮もあります。ご苦労様です。

  市進でも、前世紀の終わりくらいまでは、スタッフが「生徒の喫煙」の取り締まりにやっきになっていた。
  やはり世間の目は不法行為に厳しいからだ。しかし当然のように喫煙する高校生なんて激減して、今は何も問題がない。いまどきタバコを吸うなんて時代遅れだし。と書いている僕は喫煙者ですが。そのうちタバコ狩りが進んで喫煙行為が不法になり、気がつけば

「市進予備校講師、喫煙　実名でブログを経営　煙草を擁護する書き込み」

とか新聞に出たりしてね。だからブログじゃないってば。じゃなくて、こういうの、近未来だったらイヤだなあ。ま、大人も子どもも、オイタは法律の範囲内に 収めましょう。

  予習。
  そういえば講習の講座をシリーズで書きます、みたいなことを一昨日書いたな。もう昨日には忘れている。月日は百代の過客にして、人は忘却の生き物ナリ。特に俺。

  『イディオム征服ゼミ』。
  ベタな講座ですねえ。ひたすらイディオムの答えあわせをしていきます。ま、正直なところ勉強をサボってきた生徒様が帳尻あわせのために受講する講座です。今までやってこなかったなら、今からやればいいということです。講座としての人気はそこそこかな。

  以前は『イディオムゼミ』、次に『よく出るイディオムゼミ』となって、数年前に現在の『征服ゼミ』になりました。
  実質はあんまり変わってなくて、包装を変えただけじゃないのか、賞味期限切れてるんじゃないか、食品偽装なんじゃないのか・・・とか言ってはいけません。イディオムの流行の変遷ってのはペースが低いし、その変遷に気がつくには相当の量を覚えていなければならないし、それを覚えていない生徒様が受講するのだから、それほどの問題でありません。僕としては、「ちょっとこれ頻度が下がったかな」というものを削りながら授業をしています。

  で、実に知的好奇心をそそらない講座なんですよ。
  なにしろイディオムですから、説明のしようがないし。まさか、

「 be independent of の of は独立・分離の of だぁ」

なんてやっても意味ないですよね。意味がないは言いすぎかな、効果が少ないくらいです。まず、independent という単語を見て、

「あ、この単語なんだっけ・・・」

という段階の生徒様が受講するわけですから。 dependent でわかるか、動詞の depend まで戻してあげれば「ああ知ってる」くらいとなるでしょうし。現実のレベルを考えれば、依存の on だの感情の起点の at だの、そんなの関係ねぇ！　ってことですね。

  そして、それでいいのです。
  個人的に「これでもかイディオムゼミ」と呼んでいます。100分４コマをいかに濃密に暗記に集中するか、そして集中して暗記したという経験が大きな糧（かて）になる講座なのです。上記の independent は極端な例ですけど、偏差値50くらいまでの生徒様が受けてトクするのは保証できます。いや、まあ、面白くはないと思うんですが(・_・;)

  午後遅くにスーパーへ。
  売り切るために値下げされた「鶏そぼろ弁当」を買って帰宅。700円の150円引きは大きく、コストパフォーマンスに満足。続いて中規模大掃除短編。何がなんだかわからなくなってきております。

  リビング・ダイニングの拭き掃除終了。
  これで全ての面のふき取りが終わった。基礎工事が終了した段階にあたり、明日以降は細部のツメをすることになります。キッチンと風呂という水場、窓磨きというところが難関でしょうか。手荒れが気になる季節なので、あくまで少しずつやっていく予定。ついでにアイロンかけ。

  急ぎＨＰの作業。
  本を読むヒマがない。いや、何かの作業のあいまに読んではいるのだけど、まとまった時間がないのだ。あ～やるべきタスクが多すぎてたまらんよ。ほとんど家事だし、寝坊はするし、講習の準備はせなあかんのやけどな。時間のヤリクリをどげんかせんといかん。だんだん苦しくなってきました・・・。

  出勤。
  今週は通年授業最終回ということで授業衣装はスーツです。そういえば今週からマフラーを真冬モノに変えました。秋物が１つ、真冬モノが２つです。コートはまだ普通の冬物。真冬モノに切り替えるのは毎年12月末なのです。これだけ寒くなってくると、今夏の猛暑日が懐かしくなってきますね。本当に苦しいな。

  Ｌクラスで２学期終了。
  正確にはまだ２年生が火曜日に残ってはいます。手応えは変わらずいいですね。もう一押しのプッシュは必要とされています。それほど第１志望のレベルが高いわけでもないので（おおむね日東駒専レベルですね）、なんとかしたいところです。ネットカフェ難民にならない最初の１歩は、ひょっとして受験の成功にあるのかも。それだけであるはずもないですが、あそこまで落ちぶれる前に何かの手を打てたような気がします。苦しすぎるような気もします。

  帰宅して料理。
  ３日連続チャンコ鍋の最終回。牛豚のひき肉でツミレを作る。卵と肉とシイタケと白ネギとニンニクを和え、匂い消しに塩・コショウ・七味・酒。牛豚だとどうしても匂うからね。団子状（または小型ハンバーグ状）にしてフライパンで炒めて完成。これを普通のダシ汁に各種野菜と投入。こんなレシピがあるのか知らない。味のことは気にせずに、鈍感力全開で試すしかない。もう無理はやめよう。

  まずまずかな。
  やはり臭みがあるから、たぶん味噌味にしたほうが良かったのだろう。チャンコ鍋に正確な定義はないらしいけど、キャベツとゴボウを入れるとそれらしくなります。これはもう少し研究が必要な料理でしょう。

  さあ困った。
  ハニカミ王子は固有名詞だから仕方がないとして、大食いと消えた年金がどうにもならない。この日記のどこに、「消えた年金」を入れればいいのでしょうか？

追記：エッセイ279「そろそろ2007年も終わり１」をアップしました。

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