予備校講師でわるかったな!





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全ては仮名 2月5日


  7時起床。
  エントランスに新聞を取りにいくと、夏期講習の伺い書が到着していた。もう そういう時期なんですねえ。受験生は闘いの最中で、こちらは次の段階の準備で す。申しわけない、ってことはないか、ないよね。

  体験授業のテキストも同封されていた。
  去年の2〜3月は1コマで、今年は4コマ。ありがたいことです。2年生のハ イレベル講座が初めてのテキストで、3年生のMARCH英語が去年と同じ。去 年は80分授業だったのが、今年から60分授業に変更。同封の紙には、

授業の時間配分に気をつけてください

なんていう注意書き。テキストを60分用に変更するのが筋なのでは。筋(すじ) は「本来の道筋」の意味。筋(きん)ではない。


  ま、どっちにしても、体験授業は見せるため(だけ?)の授業だ。
  コンテンツを伝えるのも重要だが、より大切なのはフォームだ。だから厳密に テキストの内容を消化するわけでもない。したがってテキストなんか何でも良い とも言える。言いすぎ?

  受講する生徒様のレベルも保証されているわけでもない。
  つまり教壇に立ってから

「この説明は難しそう(な顔をしている)だから扱わない」
「退屈している(ように見える)から説明レベルを上げよう」

と判断することになる。予定された60分の授業ではなく、その場の流れにあわせ た授業ができるような準備をすることになる。わるく言えばその場シノギの一発 勝負で、良く言えば準備が面倒。

面倒なのに「良い」なの?

と思った人は、読解力を磨いてみましょう。


例文
さやか  「ねえたけし、今年のバレンタインはディズニーシーに行ってから、あな たのお家にお泊りしてもいいかな?」
たけし  「あー、いいけど面倒だな」

設問:たけしは「面倒」という表現をどういう意味で使ったか。

  選択肢と解答は読者様のほうで用意してください。
  われながら下らないことだけはたくさん思いつくものだ・・・(本当は選択肢 を作ったが、教育上・倫理上の問題があるので削除した)。


  午前中はHPの作業に忙殺(ぼうさつ)される。
  会員ページは今日(事実上は6日午前1時)から公開の運びになりました。会 員のお問い合わせは「会員とは?」のページをご覧ください。

  かなり大掛かりなシステムの変更で作業がたくさん。
  僕だけでは不明な箇所が多すぎて、サポーター(技術上の管理をする人)に問 い合わせ多数。僕のパソコンの知識は、「よびわる」をはじめたころよりずっと マシになってきたけれど、詳しいところはほとんどわからない。SE(システム エンジニア)なんていう職業が成立するのは当然だな、と今さらすぎる感慨しき り。今週は会員ページの新コンテンツ作りに追われる予定。


  昼食はボンボン時計のある中華料理店「S龍」。
  前回は12月に訪問している。エアコンがないからどうなることかと思ったら、

店内に暖房なし

であった。本当かよ。日本かよ。帝政ロシアかよ(@_@)

  温度計が調理場にあり、数値をうかがうと15℃くらいか。
  本当かよ。まじで寒いんですけど。上着を着たまま中華丼540円を食べる。なん だか異様に旨いのだが寒い。寒いけど旨い。戦争が始まったころの昭和を再現し ている店なのかも。


  早い午後は授業の準備。
  2年生のぶんを終了。といっても今日を含めて3週間6コマで今年度は終わり 。あとは2月17日の体験授業ぶんをやっつけるだけ。今週は基本的にヒマで、来 週からは遊びの用事がさみだれに。

「さみだれ」は途切れながらもグズグズと続くさま、

の意味です。今日の日本語講座終わり。昨日までなかっただろ。

  自己紹介の写真の2枚目はダイニングテーブル。
  椅子2脚でチアー1つと書いたのも3ヶ月前でしょうか(ヒマここ)。チアー は意外に便利で重宝しています。いつもここに座って食事をしています。2人が けです。隣に女の子とか座っていると楽しそうな気がします。

たけし  「あけみぃ、ご飯ができたよぉ」
あけみ  「やだたけしさん、どこ触ってるのよ、食事中でしょう」

とか。まあいいやこれは(-_-;)


  校舎へ。
  去年のこの時期は33連休(苦笑を禁じえない)だったけど、今年は火曜日だけ 授業がある。3年生=受験学年の授業は1月で終わりなのです。僕が市進で通年 の2年生を担当するのはもう9年ぶりくらいか。なぜそうなったのかを書くと恒 例の問題発言(しかも意図的なので始末が悪いw)なのでやめておく。ほとんど の講師の2月は

0コマ=収入0円

となっている。まあ、今年は授業があって良かったというか収入があって良かっ たというか、7日に1日だけ仕事だとリズムが取りにくいというか、駄目駄目な 人生にならなくて良かったというか、どれかと言われれば最後が本音かな。


  授業は順調。
  さくさく帰宅して夕飯かと思うと、某同僚講師からメール。旅行のお誘い。せ っかくだけど断ってしまった。彼とご一緒するのは問題ないのだが、他のメンツ とはそれほどの人間関係を作れていないから。旅行を伴にするのは生活を見せる ことで、見ることでもある。なかなか辛い。中学や高校に修学旅行があるのは、

そういう人間関係の縮図

を知ってもらう手段であるとも思われる。社会性を身につけるだの、見聞を広め るだの言うのは、大人のキレイごとであろう。それもないとは言わないが、本質 はそこにはない


例文
たえこ  「ねぇ〜、たけしぃ、夏はモルジブに行こうよぉ」
たけし  「お、そうかそれは・・・」

設問:これに続くたけしの気持ちを自由に書け。なお、実際のセリフではなく、 心情の吐露とすること。
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