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引き返すのは恥だろうか? 2月10日


  7時前起床。

・地下鉄南北線に乗ろうとしたら、いま発車した電車の次は27分後で、まったく 使えない電車だよ・・・

という夢でした。

  起床のタイミングがつかめない日々が続く。
  いつもは、つまり前日に仕事があれば就寝時間がだいたい一定する。ふつうは 午前2時で、前後30分くらい。だから目覚めて時間を確認すると、「ああ、もう 8時間寝たか」とか「6時間だけど暇だから起きちゃえ」と判断できる。でも最 近は就寝時間がバラバラだから、

どのくらいまで眠れば睡眠充分と言えるのか

がつかめない。睡眠不足を管理する、というのも、逆説的だけど好きな行動のシ ステム。


  朝は少しだけ勉強。
  開店直後のスーパーに行って、帰宅したのは10時半。その10分前から始まるT V将棋を観るため。人生で唯一TVを観ることに決めてある時間。逆に言うと、 これ以外のTVは観ない(天気予報とニュースが例外)。時間のムダ。TVをた くさん観ていると、話題が豊富になるけど

想像力も創造力も思考力も鈍る

と思う。少なくとも僕の場合は。ああでも今日は日曜だから大河ドラマを観なけ ればいけないのか。その時間に覚えているかな。

  HPの作業をしながら観戦。
  渡辺竜王が勝負強い勝ち方。状況が不利でも何とか勝ちにもっていく、とでも 言うべきか。これでベスト4が2人そろった。決勝戦は5週間後の放送で、もう その頃には春めいている、というのが年中行事。


  お昼になったので昼食。
  昨日の煮こみの残りと買っておいたベトナムフォー。おいしい。食後に禁断の 「世間が休日なのにパチンコ」に出かけてしまった。出るわけないよね。でも出 たけど。綾波レイの全回転大当たりを見れたのが収穫でしょうか。自問自答のレ イ(しつこいが、14歳)のセリフ。

「それは確変?」
「それは確変」

勝った話が多すぎるので省略。3時過ぎにはもう帰宅。


  紅茶を淹れて、ゼリーとビスコ(パチンコ玉10個くらいw)をおやつにする。
  もちろん読書。小勝ちでも気分いいよね。今日はうす曇で、わりに暖かい。


  『モリログ・アカデミィ8』森博嗣を読了。
  3ヶ月に1冊の発行ペースのブログ日記。
  質が落ちない面白さ。詳しくは「ここ」の過去日記から『7』以前を追いかけ てください。

  著者本人は常に「素人のブログは下らない、もっと面白いことを書けば?」と 挑発的なことを書いている。
  なるほど確かに、森博嗣は文章のプロとして面白いことを書いている。きっと 前にも書いたはずだが、日記のタイトルからして面白い。タイトルの良い文章は 中身も良い(その逆はときどきあるが)。2007年8月28日のタイトルは

「コンセントは凄い」

書き出しから引用。

>一日曇り空で涼しかった。水やりをしたし、バキュームで掃除もした。ゴミも 出した。線路のメンテナンスもできたし、工作も30分ほどした。壊れた椅子を直 し、機関車のタンクの修理。朝起きたときは体調が今ひとつなのだが、いろいろ 作業をしているうちに調子が出てくる。起きるなり絶好調という人はいないかも しれないけれど。

  日記なので、必ず天気の記述がある。
  具体的なことを書くのが嫌いだと公言しているので、事実の記述も簡単に通り 過ぎる。読者は「ああなるほど、こういういつもの一日なんだな」と思いながら 順調に読み出すことができる。さて、果たしてコンセントの何が凄いのか。コン セントって凄いものなのか。

  この日記の最後はこうなっている。

>トイレットペーパだって、たいていどれも上手く使える。

  ここでは僕が「中抜き」をしているから、読者様がどう思うか知らない。
  しかし、モリログの読者である僕は、そうか、こういう書き出しからこういう コンテンツで、こう落とすのかと楽しめる。僕もこういう上手い日記を書けるよ うになりたい。

  ところで、本書のシリーズはほとんど売れていないようである。
  たしか『1』が増刷になっただけ。出版社のメディアファクトリーは、一般的 にはマイナな会社で(僕はネット関係の本を何冊か持っているけど)、それほど 営業力があるとも思えない。しかし本書は発売されたときはたいていの書店で平 積みになっている。ところが出版されて1ヶ月も経つと、棚に1冊あるかないか の流通数になってしまう。よほど返本が多いのか、

マニアに売れるぶんだけキッチリと印刷されているのか、

すごく不思議だ。まさか『9』から読む人はいないと思うけど、書店で平積みの 様子を確認してみてください。たぶん3月下旬に発行かな。


  夕方にヒミツの花園、そして夕食。
  明日と3日後に来客があるので、得意料理の復習。いかにして日常のお惣菜を 美味しく食べてもらうかが勝負だ。豪華で手の込み入った料理なら、お店で食べ るほうがいい。もてなしとは、いかに時間をかけるか、心をこめるかだ。もちろ んある程度の食材は必要になる。

  自己紹介の写真の6枚目は冷蔵庫です。
  いろいろぶら下がっていますね。毎日の料理で使うものはこうしてぶら下げて います。右下が計量カップ、その上にお玉とフライ返しと木ベラ。必要なときに 即座に手が届く、こうじゃないと料理ははかどらない。真ん中が「一膳」でよく 出てくるピーラー、その上がキッチンタイマー、右下がおろし金です。3000円弱 の高級品です。

  右上の茶色の板が作りつけの食器棚。
  上の2枚の写真でわかるように、床と同じ色です。統一感が落ち着いた雰囲気 を作るというのは、新居にうつって初めて実感しました。左端が明るいのは、バ ルコニーに出るドアがあるから。キッチンは、我が家でもっとも僕が愛している 空間です。


  8時前に急いでこの日記を。
  どうして急ぐのか、そこはなかなか書きにくい。2週続けて同じことを書くと いうのも芸がないことだし。それでは。あぁ、姫。
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