予備校講師でわるかったな!





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恋はフィジカル 3月11日


  9時半起床。

・定期券の継続をする機械に定期券とクレジットカードと生卵を入れたら、受理 されずに「窓口へ行け」と言われた。窓口に行くと「お客さん、カードの暗証番 号が4桁とも間違ってるんですよ」と言われてしまった。せっかくカラを割って 入れた生卵は返してもらえないのだろうか

という夢だった。生卵というのは何なんでしょう。他にも2つ見たけど省略。


  午前中は授業の準備。
  仕事が始まって忙しくなるかなと思ったらそんなこともない。けっこうヒマな のだ。それでも今日は2年生の授業なのでかえって手間がかかる。3年生は受験 学年だから受験日から逆算して教え方を決めればいいし、それには慣れている。 でも2年生に

「あと660日くらいで受験ですから」

なんて言ってもよくわからないし(生徒様も僕も、です)、どういう組み立て方 にするかな、と悩むことしきり。炊飯器のスイッチを入れてからプールへ。

  650メートルこなして帰宅。
  昨日のちゃんこ鍋の残りでカレーを作っておいた。えいっと気合良くご飯にか けて食べたけれど、肝心のご飯が硬い。水加減を1目盛りぶん間違えたらしい。 つまり必要量の75%の水で炊いてしまったみたいだ。うん、

これはタイ米だから硬いのだ

と自分に言い聞かせて食べたけど、どうみても無理がある。


  午後はヒミツの花園。
  朝から晴れ。とても暖かい。15℃以上あるんじゃないか。暖房をつけたのは朝 晩だけだった。新居生活も9ヶ月目に入って、「季節の変わり目初体験」もこの 春が最後になる。もう春よのう。

  春と言えば、恋。
  恋と言えば、フォールインラブ。
  フォールインラブと言えば、ええと。

  なんかネタを書こうかと思ったけど、続かないよ(-_-;)
  なぜ「春と言えば、恋」なのであろうか。誰が決めたのか、それはなぜか。動 物(犬や猫など)にサカリがつくから、人間に敷衍させたのか。たぶんそうだろ う。春になればウキウキするから、というのも曖昧な説明で、これもネタになら ない。


  恋はフィジカルだ。
  おお、何かネタらしくなってきたじゃないか。オリビア・ニュートン=ジョン みたいだけど、まあいい。今の部分、意味がわからない高校生は親に質問するこ と。『フィジカル』っていう唄が80年代に流行ったんだよ。プロモーションビデ オで

レオタード姿で踊る

歌手、ってのがセンセーショナルだったの。そういう時代だったの。俺、まだ小 学生だったの。ゆえに、本当に親御さんに質問しないように。

  話を戻す。
  『恋は水色』という変なタイトルの曲もあったはずだが、「恋はフィジカル」 のほうがステキだ。だってそうでしょう。恋って、つまるところは、

抱き合いたいという欲望

に過ぎないじゃないですか。違いますか。高校生相手に、こんなこと書いていい のか。いいに決まっている。知るか。どうせ異常者だよ。


  人は、もともと冬に死ぬものだった。
  たぶんそうだろう。「もともと」というのは、サルが人間になったくらい昔の ことだ。食料が手に入らず、寒さに震えるなかで、多くの人が死んだはずだ。そ して、何人かが生き残る。

  さすれば、生殖するしかない。
  ほら、フィジカルだ。春→フィジカル=恋という式が成り立ったじゃないか。 式に矢印なんて出てくるのか、などの反論は不要。

「だから何なんだよ」

という感想は、まあアリでしょうかね(^^ゞ


  出勤前は家事とか読書とか。

  『パンの耳の丸かじり』東海林さだおを読了。
  身近な食べ物に関するロングランのエッセイ。
  変わらず秀逸、恐るべき安定感。

  この「××の丸かじり」というシリーズ、どこまで続くのでしょうか。
  「よびわる」で紹介しただけでも4冊くらいになるだろうし(ヒマここなど) 、全て文庫で20冊以上買い続けている。著者もそろそろ70歳を超えるころだとい うのに、質が全く落ちない。いつか「最期」が来てしまうだろうけど、何とか見 届けたいものだ。


  そうだ。
  なんで「恋はフィジカル」なんていうことを書きたくなったのか、思い出した 。本を読みながらドリカムの古いアルバム『DELICIOUS』を聴いていた のだった。その中には、「たかが恋や愛」という僕の好きな曲があったのだった 。

  何度でも書こう。
  音楽とは、記憶だ。正確には、音楽を聴くのは、少なくとも僕にとって、記憶 を呼び覚ますことだ。『DELICIOUS』が発売されたのは95年の3月。今 日とだいたい同じ季節で、僕はまだ市進にも勤めていなかったし、実家に暮らし ていた。早い話が大昔。「たかが恋や愛」を今日聴いて、ああそうだったよな、 この頃は俺も恋をしていたな、と懐かしくなったという事情でした。


  校舎へ。
  今日も初日なのでスーツ。コートは春秋ものにしていった。2年生は3年生よ りも授業のスタートが25分遅いこともあるし、市川校も3回目なのでわりに遅め に着いた。講師室のメンツはそれほどの変化もない様子。

  授業へ。
  いや〜、ビックリしましたね。

生徒様の半数が予習してない

という状況でした。3段階で1番ハイレベルのクラスでこれですか。テキストに 「予習前提」と書いてあってもこれですか。しかも彼ら全員がノートすら持って こないんですか。テキストの右側の余白にノート取って、それで満足ですか。は ぁ。別に怒りもしなかったけど、さすがに柔らかい口調で注意させて頂きました 。


  彼らは全て1年生からの持ち上がりで、予備校が初めてというわけでもない。
  つまり、1年生のうちに

ハイレベルクラスだから予習前提

という習慣をつけてもらっていないわけですね。「つけていない」じゃなくて、 「つけてもらってない」ですよ。生徒様のことを悪く言ってるんじゃないよ。ち ゃんと来週からやってくればいいんだから。

  低学年のうちに予備校に来ているだけで、

実は意欲だけならハイレベルの生徒様

なんですが、それを具体化させる努力をさせるのが「仕事」でしょう。
  授業だけやって、担当の生徒様が退学しなければそれでOKってのが予備校な わけないでしょう。この時代、勉強とは習慣の一部であることを体得させるのも 、予備校の「商売」ですよ。これ以上書くとネガティブになるからやめます。


  授業は順調とは言えなかった。
  現段階では、ハイレベルではない。たとえて言えば、

>第1志望が千葉大? チバとダイの間に何か忘れてなくない?

くらいでしょうか。ちょっと真剣に鍛え上げなければならないし、実際に教壇で もそう言ってきました。まあ、来週からの変わり身に期待しましょう。競馬でも 、デビュー戦がダメダメで2戦目にぐっと良化する馬もたくさんいます。幸いな ことに

受験(なんか)は才能で決まらない(ことが多い)

から、生徒様の努力次第というところでしょう。


  帰宅して夕飯。
  メインは出来合いのギョウザです。国産ね(確認)。自分で作るほうがはるか に旨いことはわかっているけれど、1人でギョウザ作るのって効率が悪いから。 他にはスモークサーモンとレタスでサラダを作りました。ケイパーがあれば良か ったけど、あれって他に使い道がないから常備していません。

  なんかちょっと疲れましたね。
  昔の恋でも思い出しながら、ワインでも呑みましょう。レオタードは持ってい ません。持っていたら、ネタとしては面白いのですが。

☆☆☆☆☆☆
初期中年男、疲れを癒すためにレオタードに着替える。
フィジカルにダンスしながら、過去の恋を思う。
しかしダンスが苦手なので、足上げ腹筋(12回)。
★★★★★★

とか。それじゃあビョーキだよ!
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