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試行すれば、いつも錯誤 3月24日


  8時起床、雨。

・塾の数学の先生に「その斜線は『ヤクル』と呼ばれるのだぁ」と絶叫されて、 そんな名前あるんかいな、そもそも命名する意味あるんかいな、インチキくさい なぁ・・・(完)
・3歳くらいの子どもを世話しなければいけないのだが、いかんせんコックピッ トが狭すぎる。ライダー仲間たちに任せたいところだが・・・(完)

という夢だった。本当はあと2つ見たけど忘れた。ヤクルって何だ?


  朝食は昨日のタイの味噌汁の残りと日本ソバ。
  今日もヘンな組み合わせだ。よほどのことがなければ朝食にご飯は食べられな い体質のため。昨日と違ってけっこう寒い。10℃くらいだろう。

  午前中は家事雑用。
  洗濯済みのシャツとハンカチ全てにアイロンをかけて、全部屋には掃除機をか けた。逆にすると大変そうだ。床もきっと暑がるだろう。下らないことをどうし て書くのだろうか。ひょっとしたら下らない人間なのかもしれない。今度から

上昇志向の男

と呼んでもらおう。もう本当にやめよう。本題へ。

  講習の初日というのは微妙な緊張があって、汚い自室から出て行くのがイヤな のだ。
  綺麗なところから出て行って、綺麗なところに帰って来ると気分がいい。ひょ っとすると自分が汚い人間なのかもしれない。雨が降っているけれど洗濯もすま せた。明日は正午くらいまでしか干せないから、雨がやむ(らしい)夜から干し ておこう、ということです。いつも先、サキ、と考える習慣がある。未来志向の 男と・・・。


  授業のためには、ワープロ印刷以外のプリントの下準備を進めた。
  とりあえず今日からの4日間ぶんは完了。明日の午前中までに全てが終われば いいけど、ちょっときわどいかも。言葉は悪いけど最低限の授業はできるという 段階で、ここから手間と時間をかけて「少しはマシ」な授業に変えていこう、と いう流れ。とても謙虚なことを書いている。本音とは思えない。

  昼食は家でカレーを食べた。
  グリコの黒カレーだったかな。ふつうくらいに美味しかった。今夜の食材は確 保されているから買い物の必要もない。明日の朝はちゃんと早起きして買い物を しないといけない。朝食の食パンもないし。さあ出勤。講習のスタートです。


  校舎について、予定していたプリントを変更。
  上記の「4日間ぶんは完了」と書いたあとで、ベターな問題を発見したから。 そのプリントには5問の問題があって、そのうちの2問が今日のたった80分の授 業で扱う項目に該当したから。期限、この場合は授業が始まる直前までバージョ ンアップを試みるということになる。

  春期講習には、

残り10ヶ月を展望してもらう目的

がある。
  今やっていることが未来にどう繋がるのかを知ってもらう必要がある。受験生 は往々にして(おうおうにして=ひんぱんに=しょっちゅう=たいていいつも)

目先の勉強が将来につながっている

とカンチガイするもので、その内容や量やペースを検討することもなく、

がんばってるから受かるだろう

という根拠のない予想を立ててしまうものだ。そんな保証はどこにもない。大学 受験の経験がないのだから、むしろ「いつもこれでいいのか不安」に感じるくら いでいいだろう(それを理由にして逃げ回るのは論外とするけどw)。

  そこを修正していただくのが僕の仕事だ。
  そしてその修正へのアドバイスを素直に受け入れるのが、失礼だが、生徒様の 仕事だろう。少なくとも、僕はそういう職業だと考えている。信じないのも1つ の選択ではある。信じない人はここを読んでいることもないかと思うが。


  受講生の数はちょっと少ない。
  まだ学校があって、2時からという時間は取りにくい講座設定だったかも。制 服姿の遅刻組もチラホラ。結果的に出席率100%になって良かった。

  授業は順調。
  その授業で習ったことをそのまま入試問題で使えるか、というテキスト構成。 それがなかなかうまくいかなくて、ウンザリした顔の生徒様もいらしたようだ。 実は、それで普通なのだ。習いました、はいできるようになりました、力がつき ました、受講して良かったです、

なんてことあるわけない

です。ええ、そんなのは虚像です。その「うまくいかない」という体験が大切で 、何もかも順調と思うほうがよっぽど危ないわけです。明日も頑張りましょう。


  校舎を出る直前に合否報告の♂。
  某国立大学後期の発表が今日だった、ということ。結果は×で、第2志望の私 立に進学決定ということ。国立大学も後期受験となると、3月12日(だっけ)が 受験日で、精神的に厳しい。自分の周りはほとんど受験を終えて、だいたいは進 学先も決まっているからだ。♂本人も、

「後期まではきつかったです。でも、そこまで粘れたからいいかな、とも」

ということだった。

  お疲れさま。
  1Cターム、5月の後半に僕のCクラスに上がってきた生徒様だった。授業中 にいつも顔をしかめているので、「そんなにキツイのか、そんなに俺の授業が苦 痛か?」と僕は思っていた。それでも冬には確実にCクラスの上位生と言えるデ キになって、それほど悪いこともあるまい、と思っていた。第1志望に受からせ るって難しい、受かるのって真剣に難しい。ちなみに、彼と話すのは今日が初め てだったと思う。報告ありがとう。


  帰宅する前にスーパーに寄る。
  食材を少々補充。明日の午前中だけでは必要な全てを買いきれまい、という判 断から。帰宅して夕食。安いスモークサーモンが買えたので、レタスでサラダ。 レモン汁をかけるだけでさらっと食べました。今日は2コマでラクラクだけど、 講習中は料理は軽いものに留めている。集中力が落ちるし。


  今日も意図的に昨日の日記と逆のことを書く。
  ちょうど夕飯時にTVでニュースを見て、その続きで本田美奈子の特集番組を 観た。正式名称は

「本田美奈子. 最期のボイスレター 歌がつないだ“いのち”の対話」

というそうだ。本田美奈子が亡くなったときに僕が書いた日記はヒマ「ここ」。 特に感慨が変わるわけではない。僕との接点があまりない歌手であったことは事 実で、死のうが死ぬまいが、そんなことは変わらない。死んだから聖人化、なん ていうシステムは僕にはない。

  しかし、それはそれとして、これは泣ける番組でしたね。
  岩谷さんという本田美奈子が慕う作詞家へのボイスレターを中心に構成した番 組。そのボイスレターには、本田の唄がたくさん収録されていた。病床にありな がら、もちろん伴奏なしのアカペラでありながら、良い唄だった。良い声だった 。

  これだけの歌唱力がある歌手だとは知らなかったし、TVがなければ知ること もなかっただろう。
  知ってどうなるということでもない。TVだけを観ることもない(今日は皿を 洗って、日記を書いていた)。改めてご冥福をお祈り申し上げる。いつも、試行 錯誤を続けている。
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