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コーヒーが消えた日 |
3月25日 |
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8時起床。
・アゲハチョウの幼虫の成育過程に関する英文の翻訳を頼まれたものの、「そん
なん対応する日本語のゴイが俺にはないわな」と文句を言ったら、同僚が「ほら
、『ちゅらさん』の実家はここだよ」と教えてくれる。
・パチンコ屋の待合室で昼寝をしていたら寝坊してしまった。校舎まで1時間10
分かかるのに、すでに授業開始まで35分。もうどうすることもできないのではな
いか?
という夢だった。この1週間くらい、夢という呪縛がきつくなってきている。意
味不明の度合いが増しているし、このほかにも2つの夢をみた。脳が疲れている
のか、冬の疲れが出てきたのか、寝すぎなのか。たぶん寝すぎだろう。9時間以
上も寝てしまった(^^ゞ
食パンがないので「クラコット」というパン状のお菓子を朝食に代える。
カップスープとコーヒーと果物など。とりあえずこれで2時間くらいは行動で
きるだろう。昨日の洗濯物をバルコニーに干して、プリント選定の作業。
漢字が手で書けなくなった。
プリントに「資源」と書こうとしたら、「質源」となってしまう。何かおかし
い、ヘンだとは思うのに、自分で直せない。そのプリントの原本を僕に寄贈して
くれた卒業生様も「質源」と書いている。ひょっとして
「質源科学部」という学部名
なのかも、と思ってしまう。念のため辞書を引いたら(おいおいw)、やっぱり
「資」源だ。そりゃそうだよな、考えるまでもなくって言うか。
もちろんPCの変換に慣れたせいだろう。
現実に手で文字を書くというのは黒板とかメモのたぐいしかなくなって、文字
は読むかPCで変換するか、の2択しか持たない手段に近くなってしまった。普
通の社会人もそれほど変わらないだろう。企画書を手書きにするサラリーマンは
いるのだろうか?
パソコンに脳が汚染されています、というつまらん結論を導くのは簡単だけど
(そういう人が脳トレに励むんだろう)、対処する必要があるんだろうか。
現実に手書きが必要な局面は少ない、というのは否定しようがない。でも、と
りあえず僕が生きているあいだくらいは「手書き」の必要性もあるだろうし、練
習するべきなんだろうか。漢字練習帳みたいなものをやればいいのだろうか。僕
はともかく、今の小学生くらいだと、イチかバチか
「そんなの必要ねーよ」
と開き直る手があるかもしれない。責任は取らない。
プリントはかなり難航したが、なんとか出揃った。
スーパーで食材を買って、ついでに弁当も買って、帰宅して使う。ホタテの炊
き込みご飯だったかな。悪くはない程度。先を急いで校舎へ。洗濯物が乾ききら
なかったのが気がかりだが、省略。
早くも今日で講習の3EXL(クラス名)は終了。
1日2コマ連続で4コマ完成のため。今日も出席率100%で、手応えも良かっ
た。デキもまずまずですかね。あえて悪いところを探せば、反応速度と板書の遅
さだろうか。後者は慣れれば改善するし、前者については「アドブリ1」に対策
を書いている。ウェブアドプリにも同じようなことを書いてある。
講師室のコーヒーがなくなった。
ああついに。サーバーが消えて、紅茶やほうじ茶のパックが並んでいる。お。
、リプトンのレモンティーとアップルティーが追加されたじゃないか。素晴しい
。僕も家で飲んでるけど、高いから安売りのときしか買えないんだよね。そばに
某歴史科目講師 I がいた。
I 「ついにコーヒー廃止ですね」
僕「おいおい、レモンティーとアップルティーが増えてるぜ」
I 「簡単に懐柔されてんじゃないすか」
僕「うるせぇよ、ボケナス!」
話してみると、どこの予備校も同じようなものだという。
無料の「自動販売機」があるところ、お茶だけ無料で本当の自動販売機がある
ところ、駅のキヨスクのように自分で取り出してお姉さんにお金を払うところ、
など。
僕「流れだよなあ、そのうちポットも廃止じゃないか」
I 「講師が持参するんですよ、ポットを」
僕「講師室にマイポットが並ぶのね」
I 「校舎美化の話はどうなるのかと」
僕「来年の会議で、『講師の先生はポットを校舎に置かないでください』って言
われるんだよ」
2時間弱の休憩時間。
すぐに2回目の昼食を取りに行く。シャポー内の『とんかつ和幸』。異常に店員がうるさくて落ち着かない店だ。たぶん1年ぶりくらいに行ったけど、何も変
わっていなかった。ばばぁうるさいよ、という感じ。値段が少し高くなっていて
、お味は同じだった。
ご飯・味噌汁・キャベツお代わり無料というのは嬉しい。
実際にはご飯半分しかお代わりしなかった。カロリーの問題を考えれば、ダイ
エッターたるものトンカツ屋さんは出入り禁止が原則だろう。1食で1,200カロ
リーは軽くいくからね。
目の前の本屋さんへ。
マンガのコーナーに『碇シンジ育成計画』という本があった。零号機パイロッ
トにして恐らくヒロイン・綾波レイ14歳の表紙に惹かれて危うく買うところだっ
た。ちなみに右側の髪の青いほうがレイで、左の茶髪がアスカです(本当はこっ
ちが好きなんだがw)。マンガなので中身のチェックができなかったから、欲望を
抑止できた。2重の意味であぶないところだった(-_-;)
いま日記を書くためにアマゾンで見たら、『エヴァンゲリオン』の関連商品(
コミック)のようなものらしい。
『エヴァ』自体がサブカルのようなもので、さらにそのサブカルのようなもの
だろうか。僕はパチンコのそれでしか知らないし、それ以上は知りたくもない。たしか最後の映画(?)が10年
くらい前で、もう高校生には通じないだろうし。森博嗣は
>みんなが言うほど気持ち悪くないし、新しい。少なくとも宮崎アニメよりいい
のでは?(要旨)
と書いていたと思う。僕にはそこまでの感情はない。
校舎に戻って2年生の授業。
予習をしていない生徒様が2人いらしたので、きつく注意。単語のような知識
はともかくとして、理解できる能力があるのだから、授業を聞いて垂れ流すよう
な受験生にはなって欲しくない。
しかし、ハイレベルのHクラスということもあって、授業自体は快適。
某講師に言わせれば「余計なストレスがたまらない」となる。ちょいと説明す
るば理解できるし、必要なことや知らないことはサクサクとメモを取る。指名し
ながら授業をしているが、正誤はともかく、考えた上での答がほとんど。まだ当
然ながら力があるとはいえないが、うまく育てていけそう。
帰宅して夕食。
出勤前に仕込みを軽く済ませておいたのでラクだ。油揚げとキャベツで煮物を
作った。ダシとしょう油と塩だけでできるので、簡単だった。そこそこの味で、
1品プラスにはちょうど良かった。
知人からメール。
>追記。佐藤棋聖はあだ名が「モテ」
何のことを言っているのかと思ったら、「ここ」の日記らしい。タイトルが「モ
テ」で、佐藤棋聖が翌日のTV棋戦に出るぞ、というネタ。もちろん、僕は掛け
ていたのだ。
佐藤棋聖のあだ名が「モテ」であることは、将棋ファンなら常識である。
だから敢えてその事実を書かなかった。知っている人は最後の佐藤棋聖の記述
で「ああ、ここでつながっているのか」と思うだろうし、知らない人は
「なんでタイトルが『モテ』なんだろう」
といぶかしがる(イブカシガル=不思議かつ不審に思うこと)だろう。意図的な
ものである。
知人の指摘は、2種類に解釈できる。
この日記を書く時点では、本人に質問していない。
1「それ、わかりましたよ」
2「それ、知らない読者には意味わかりませんよ」
どっちでもいいのである。
この手の仕掛けをたくさん用意している。わかる人にはわかって楽しめるよう
に、そして何より、わからない人も楽しめるようにするのが目標だ。わからない
人にはわからなくていい、などと思うほど利口ではないのだ。さて、エヴァの含
意は何だろうか? |
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