各ページのご案内はコチラ
Copyright (c) 2004
takeshi nobuhara All Rights Reserved.
|
|
|
小休止でもタスクはいろいろ |
4月6日 |
|
9時起床。
・「当たりが出たらもう1本」の自販機にお金を投入し続ける。実に当たらない
。何本もポカリスエットがたまっていく。確率が低いんじゃないか。え、ふつう
は5%だけどウチは10%に設定しているって? ホントかよ。これじゃパチスロ
打ってるのと変わらないじゃん。
という夢でした。ちなみに、僕が自販機で缶ジュースを買うのは1年に5回くら
いで、パチスロは打ちません(動態視力が低く、目押しができないから)。なん
となく朝風呂。
やむをえず山崎『ダブルソフト』を維持することにした。
毎日読んでいる読者様はご存知のように、折からの値上げで格下げしたパンを
食べたところ美味しくなかったため。来月あたりにまた値上げになるとか・・・
。フレンチトースト。おいしい。
春だ。
TVも番組改編で、将棋講座も新しくなった。杉本七段の振り飛車講座。初回
はいつもそうなのだが、今回は特に番組の運びが悪くてイライラした。杉本七段
の話がぎこちなく、聞き手の女流棋士も正直なところ下手のきわみ。内容はとも
かく、これで半年やっていくのかと不安なスタート。きっとだんだんと運びもこ
なれてくるうだろうとは思うけど。
続いて、10時20分からTV将棋NHK杯戦の開幕。
なんと、千日手(=同一局面が4回繰り返される引き分け)が発生し、指し直
し局が放映された。前例はきっとあるはずだが、僕がNHK杯戦で観たのは生ま
れて初めてだ。びっくりした。
指し直し局は、1手30秒で持ち時間なし。
ただし1分単位で5回の考慮時間あり。普通の対局は持ち時間15分で、考慮時
間10回。短縮版で行われるのは他の棋戦と同じ。こういう短縮ルールだ
ったとは知らなかった。珍しいものを観ることができて満足。
お昼につけ麺を作って食べた。
イヤだイヤだと言いながら、過去日記をみるとけっこう食べている。春に記述
が多いのは、それだけスーパーに出回っている率が高くなっているのだろう。ネ
ギとメンマを大量に入れて。果たしてこの食べ物のどこが旨いのか全く理解でき
ないままに食べている。
午後は久々にヒミツの花園。
講習中はとてもじゃないけど余裕がなかった。すごく集中できた。今日は暖か
い晴天。朝風呂の残り湯で洗った衣類も乾くくらいの好天気。もちろん布団干し
も良好に実施された。新居に移ってから新しい鉢に植えたフリージアもほぼ満開
になった。春爛漫という
自力では書けない漢字
が脳みそに浮かぶくらい。もう少し若かったら恋をしたくなっただろう。窓を開
けたままにしておいた。
部屋の天井拭きもやった。
今回もそれほどの汚れはなかったけれど、未来の妻のカレンダーを動かしてみ
れば、ちゃんと全体にくすんできている。8割くらいがタバコのせいでしょう。
タバコなんて吸っているのは非文明人で、非人道的な人格の持ち主で、しかし人
でなしで、文化の破壊者でしょうか。やめる気は全くないけど(^^ゞ
ついでに部屋のあちこちを拭き掃除。
寝室は独立した部屋で、ベッドと本棚と小さなハンガーラックがある。5畳く
らいなのでそれ以上は置けない。3日に2回のペースで掃除機はかけているけれ
ど、よく見ればあちこちにホコリが積もっている。布団から出るからしょうがな
いのだけど。
もちろん寝室ではタバコを吸わない。
必要がないし、安全を考慮してもしすぎることはないA型である。ここでつい
でに、かの有名な格言
「人生の愉悦は3つしかない。前の一杯と後の一服だ」
を引用するとまずいかもしれない。どうまずいのか説明するのが面倒だし。とに
かく寝室はホコリが多くて大変だったという話題でした。真ん中は?
夕方にはエッセイ書き。
何の生産性もないのに楽しいから、趣味としての純度は高いだろう。ガーデニ
ングでネギなんか作っていると生産したことにもなるから、こっちのほうが面白
い。無駄なことをできればできるほど心は豊かに、フトコロは貧しくなっていく
。電気代と時間をムダ遣いできて幸せな気分だ。エッセイ書きに疲れると、授業
の準備をした。作業的なものが中心なので、むしろ休憩になるくらい。
カップ焼きそばを食べて、宵の内に本を読んだ。
『ふざけるな専業主婦』石原里紗を読了。
タイトルでわかるように専業主婦をこきおろすもの。
副題(?)に「バカにバカと言って、なぜわるい!」とある通り、キレまくり
のエッセイ。
筆者の主張はおおむね以下の通り。
・専業主婦は非専業主婦に「いかに専業主婦がすばらしくて、専業主婦にあらざ
る者が不幸か」を説いて回るな
・専業主婦がやっている家事は趣味であって、本当に必要なものはない
・専業主婦は無能なくせに、夫の扶養控除なぞ受けて、社会に貢献していない
どんなもんでしょうね。
なるほどと思うところ(3ヶ月に1回の壁拭きとか)もあるし、そうかなと思
う部分(子どもが3人いれば家事専業の人が一家に1人いるのは自然では)もあ
る。全体としては、
「そんなにカリカリすることもねーじゃねーか、人は人、自分は自分」
かなと思う。
専業主婦がマジョリティーであった時代はそろそろ終わりか。
正確な統計などは知らないけれど、女性の半分近くまでは減ったかと思われる
。本書はまだ専業主婦がマジョリティーである時代に書かれたわけで、事情は変
わってくるだろう。それでも、僕のようにヒマな時間が多い生活をしていると(
たとえば昼間のスーパーに買い物に行くと)
「専業主婦っていっぱいいるなあ」
と思わされる。著者のような主張を持つ人が専業主婦を腹立たしく思う気持ちは
わからなくもない。それでもまあ、世の中にいくつかある納得のいかない現象程
度に落ち着いてきているかな、というのが僕の感想。自分とは違う人種が生息し
ていても悪いことは特にないかと思うわけだ。ガマンの範囲内というか。
文庫版あとがきによれば、本書は出版されたあとにそれなりのセンセーション
を巻き起こしたそうだ。
1998年に出版され、僕が手にした文庫版は2001年の出版。この本はシリーズ化
されて第三弾まで出たとか。全然知らなかったし、後続の本を僕が読むこともな
いだろう。本書だけで著者のスタンスはよくわかるし、おそらくどこまで読んで
も同じような話題が繰り返されると予想できるからだ。興味のある人は立ち読み
でもどうぞ。
夕飯は非常に地味だった。
もう少し授業の準備を進めておきたかったな、というのが今日の反省点。わり
にたおやかな日記だった。これからゆっくり食後のワイン。小さい休暇の日々は
続く。
追記:エッセイ291「『断腸亭日乗・上』」をアップしました。
|
|