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GWは理由にならない |
4月30日 |
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8時半起床。
恒例の罵倒系寝言で目が覚めた。悪い夢をみていたのでしょう。まだ6時間し
か眠っていないけれど、連休前日という気分の良さもあって起床。
新聞を読むと、世間はガソリンの暫定税率がどうのこうので盛り上がっている
みたいだ。
明日からふたたび課税されるために「値上げ」となるから、昨日今日のうちに
ガソリン満タンにしておこう、とか。毎日新聞の見出し。
>GW中に税復活許せぬ
くだらねー(-_-)
本当にこんなのが「世論」なんかいな。GWでガソリンがとりあえず必要だか
ら、なんていう根拠で反対する程度のお利口ばっかりなんでしょうか、世間って
。それで「国民の政治的意見」が形成されているわけね。それを「民意」と呼ん
でマスコミが盛り上げちゃうわけね。はは。さらに、某政党の演説会では以下の
ように書かれたビラがまかれたとか。
>値上げでゴールデンウィークは台無しだ
政治家もお利口なのかも。
頭のよろしくない受験生が、
「この問題集、なんか表紙かっこいいから買おう、GWだし、天気もいいし」
とするくらいのレベルですな。
イメージは大事だが、GWは関係ないと思うけどなぁ。
ちなみに僕は、ガソリン税と煙草税の増税に賛成しております。
無駄遣い論争とは全く別の次元での意見(それはそれ、これはこれ、あれはエ
ッチで、ちょっとたけしくんどこ触ってるのよ!;かなり字余り)。前者は環境
問題に、後者は医療費問題に使うってことです。増税しかこの国を救う道はない
。それほど単純な問題ではないということを折りこみ済みで。
朝のうちに読書。
感想文は5分で書けた。以下の通り。
『おかげさま 就職界見聞録』酒井順子を読了。
1989年ごろ、つまりバブル景気真っ盛りの大学生の就職活動を描いたエッセイ
。
この著者としては平凡。
好きになった作家は全作品を読み倒すという方針にしたがって買った。
コンテンツ自体が古くなりすぎているということもあるし、まだこの頃の著者
は文章技術的にも若かったのだな、というところ。
個人的にちょっと興味を持ったのは、すでにこの当時の著者が紀行文を書くこ
とに興味を持っていたというくだり。
宮脇俊三の大ファンであるとか(ヒマここエッセイ)、紀行文が書ければいい
なと思って立教大学観光学科(当時はまだ学部ではない)に入学したとか。ずい
ぶん若い頃からエッセイストとしての展望を持っていたことになる。三つ子の魂
百までではないけれど、こうして昔の文章が残っているのを読むと、そういうこ
ともあるのだぁ、とソボクに感心した。ま、要するにサカイマニア以外には特別
なことはない本でしょう。
HPの作業、ついでに日記と全然関係ない話題。
明日の日記(1日付け;公開は1日深夜)からトップページの写真が変わりま
す。現状の続きになる画像ですので、我がサイト( website )「よびわる」のファ
ンは記憶にとどめると楽しめます。それはマニアって言うのかもね(^^)
スーパー。
昼食には量の少ないランチ寿司を買ってきた。安くても少量モノだと旨いかな
。足りないのでカップラーメン『GooTa』。豚キムチ味のラーメンと寿司はマッチ
しないことがわかった。勉強になった。少しは予想しろという説も有力。
午後はヒミツの花園。
今日も好天気。すごく暑い。夏日(最高気温25℃以上)かなというくらい。あ
いまにチョコチョコとこなすカーテン干しも快調。結局通算8枚も洗って、3枚
が明日の仕上げ干しを待っている。このあたりの記述はやや病的かも。プールも
通常通り600メートル。2回目の昼食は日本ソバ。
教室へ。
授業前に3年生の定例試験がすでに終わっていることを知った。あれあれ。去
年まで1週間の授業ナシ期間にやるものだったけど、予想もしていなかった。や
はり連休の並びで、日程調整があったのかも。
時間が少し(3分程度)余ったので、入試の長文の内容について話した。
論のある文章と情報羅列の文章の違いとか、出題傾向についてである。あくま
で一般的なトークだったし、大事なネタなのでここには書かない。会員ページで
紹介したいところだが、文章化する(固定的なコンテンツにする)のは難しいか
も。流動的な、
その場限りの授業だから
話せるといったこともある。絶対的な定理ではなく、効果の真偽が危ぶまれる媚
薬(びやく)というところだろうか。実際の授業のトーク、
>だからぁ、ヴ×カ大学がぁ〜
なんていうことを記録するわけにもいかない。
その場所でしか味わえない文脈がある。
それが時間と場所を共有する価値かもしれないと考えている。読むべきは、空
気ではなく文脈だ。GWが論拠になる程度の人は、まあ、空気を読むのに長けて
いるだけで、文脈なんか読みもしないのだろう。今日も難しい話題だな。授業は
順調だった。
帰宅して夕食。
久々の「上流社会ハム」をメインにした。スーパーの精肉売り場(あの、量り
売りしてくれるコーナーね)で買った。100グラム210円。2枚買って160グラムだ
ったから、300円ちょっとかな。たけーよ。よく考えると調理されても生の豚肉よ
りちょっと高いくらいではある。そして旨い。泣けるくらい。脂がフワッと口の
中でとろけるのな。肉の味がするのな。上流社会の匂いがするのな。
珍しく冷酒を呑んだ。
兵庫県の『龍力 生原酒 特別純米しぼりたて 山田穂』である。原酒だから
火入れなし、酵素や酵母が生きているので常温では保存できない。冷蔵庫で保管
するしかないのである。つまり冷酒で呑むしかない。試飲する機会があって、何
かの区切りの日に呑もうと思って取っておいたのだ。
「山田穂」とは酒米の名前。
無学にして知らなかったのだが、「山田錦」のもとになった酒米らしい。「山
田錦」はもっとも有名でもっとも旨いとされる酒米で、兵庫県のものがベストと
されている。ラベルには「山田錦の母、山田穂」とあるが真偽は不明。
つるり。
香りがすごい。日本酒というより白ワインに近いのではないか。いわゆる吟醸
香とは少し違って、酒そのものの香りがするというのか。味は中口から甘口とい
うところ。アルコール度数が18度ということもあって(普通の日本酒は14度前後
)しっかりした味だ。キップがいいとでも言うべきか。多くは呑めないし、ヌル
燗派の僕の好みとは言えないが、たとえば
食前酒としてお猪口に一杯、
というたぐいの名酒だろう。日本酒が嫌いな人に呑ませてあげたいというレベル
にあるのは確約できる。
明日から8連休。
だから「特別な日」ということで、いつもは1缶にしているビールを2缶も呑
んでしまった。うまかった。上流社会ハムにピッタリだった(しつこいよ)。G
Wだ。件名と整合性がなくて困る日記であった。
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