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食べたものが自分だ |
6月10日 |
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9時半起床。
・アムステルダムにある女の家で、僕は前日のウルトラマラソンの疲れをいやし
ていた。さっさと自宅に帰れと女が言うので、洗濯物をカバンにつめようとする
が、ほとんどが生乾きで困る。まあ12時間の辛抱だからなと我慢して帰途につく
ことに・・・
という夢だった。生乾きはわかるとして、アムステルダムってのは何なんだろう
。目覚めてみたら本当に疲れていてビックリした。10時間くらい眠ってしまった
。
午前中は授業準備。
無事に1学期ぶんの全てを終わらせた。5月24日に「6月10日までは終わらせ
たい」という趣旨のことを書いた。達成はキワドイかなと思っていたので素直に
嬉しい。
短期目標を立てること、それを達成することは僕の大事なシステムだ。
長期目標はいつもブレが出るし、どうしても抽象的になる。それ自体が大切な
ことである一方、長期目標を支える短期目標の設定は非常に重要だ。受験生が
「今年の12月までに単語を1,000個おぼえよう」
と考えるのは勝手だが、そのためには今月末までにいくつ(そして、どれを?)
覚えるかを決めているだろうか?
もちろん使いまわしプリントの調整などの雑務は残る。
それでもテキストさえきっちりやっておけばあとはオマケのようなものだ。夏
期講習のテキストが来るまで1ヶ月ちょっとだろうから、これからは納期に縛ら
れない、広義の勉強ができるようになる。力まずにガンバリましょう。
スーパー往復。
特別に往復したのではない(どこに?という疑問も残るし)。続いてクリーニ
ング屋さん往復。部屋の掃除をかんたんに。今日は梅雨の中休み的な晴れ方。冬
物をしまいこむ前に服を外気にあてておきたい。午前中から布団干しと洗濯。ベ
ッドのシートもはがして干し、掃除機もかけておいた。
続いて昼食を取りに出る。
最近になってランチを始めた一杯飲み屋さん。いかにも個人経営で、常連以外
の客の入店を許さない雰囲気が店先にただよっているけれど、ランチなら何とか
許されるだろうと勇気を出して入店。
70歳くらいのおばあさんが1人。
煙草を吸いながらTVで『冬ソナ』を観ている。まだ冬ソナか、また冬ソナか
。カウンター席は5つ。大皿に盛られたお惣菜がその上に載っている。奥のほう
に4人がけらしき小上がり席が見える。焼酎のボトルが並んでいる。キッチンは
非常に狭い。僕の家のほうが広いくらい。家庭用の冷蔵庫がやや大きめというく
らいで、個人の家と変わらない規模だ。電子レンジすらないようだ。やってしま
ったか、これはハズしたか。
ところが旨かった。
日替わりは焼き魚(タチウオ)。それが完成する前にお惣菜が小鉢に入れられ
てたくさん出てくる。
1、冷奴(オクラのトロロがけ)
2、レンコンの煮物と小松菜のゴマ和え
3、スライストマト
4、肉じゃが
5、キュウリとシラスの酢の物
6、マグロのヤマカケ
7、糠漬け(キュウリとカブ)
メインが出てくるまえに7皿だ。
韓国料理にはこういうことがよくあるが、普通の飲み屋のランチでは珍しい。
完全な家庭料理で、いわゆる「おふくろの味」系の店なんだろう。その時点で味
噌汁(ワカメと玉ねぎ)とご飯が出てきて、魚はもう少しで焼けるから、という
。ご飯お代わり無料。
嫌いな料理もあった。
小松菜のゴマ和えとスライストマト。どちらも自分では作らないし、自分から
は食べない。しかしここまで待遇が良いと、食べないと悪い気がする。小松菜は
味が良かったし、トマトにはバジル風味のドレッシングがかかっていてそれなり
に食べられた。
たいしたもんだな、この店。
ちゃんとした家庭料理レベルさえ出せないというのが、昨今の昼食業界だ。プ
ロならでは味なんてのは高値の店でしか味わえず、それでは庶民の日常的な昼食
にはならない。それなりに美味しくて、だからといって特別なこともなく、
しかし安くて満足感がある、
という水準の店がほとんどないのだ。ちなみにこれで800円。文句なし。
お勘定をするときに、お惣菜に関する話題をかわす。
おかず足りましたか、なんて質問されてしまった。充分です。良い店が見つか
ってよかった。1ヶ月に1回以上は使うつもり。僕もいつかはこういう店をやっ
てみたい。ハンパなプロより上手なアマチュア、という時代はすでに来ている。
午後は読書とプールなどいつものように。
10時半に干した洗濯物が3時半に乾いたのには感激した。できるだけ天日(て
んぴ=太陽の光)でモノを乾かしたいという気持ちは全人類共通であろう。それ
が健康ということだ。健康的、ではない。校舎へ。
火曜日は2年生。
生徒様に問題演習をして頂いているあいだに、教室の外に出た。本当はルール違反なのだが、まさか生徒様同士でケンカを始めるとも思えないので(それは小学生でしょう)。もっとも、3分ちょっとだ。
3年生の生徒様♀が勉強していた。
一般の読者様のために書くと、
廊下に自習するための机と椅子が置かれている
のである。教室よりもゆるめの冷暖房も入っているし、自習室と違って私語もで
きるし(教室に響くほど騒ぐと校舎スタッフまたは英語の先生が怒鳴りに来るが
w)座席指定も必要ないし、飲食も自由。そこそこの騒がしさもあるから、かえ
って自習する場所として使うのには良い。少し雑音が混ざるから集中できるとい
うのは事実だろう。
その生徒様と受験に関して雑談。
受験科目がどうの、受験大学がどうの、予備校の受講科目がどうの。何しろ3
分ちょっとだから、詳しい話はせず、彼女の話を聞くことに努めた。とても良い
子なのだ。ふうん、そうなんだ。へぇ。たいへんだね。がんばってね。
女の子だからというわけではないが、受験生の意見や独白を聞いてあげるとい
うのは大事なことだ。
もちろん聞き手が意見を求められたら、きちんと指導する必要はある。たとえ
ば、受験大学のレベルが高いからクラスレベルを上げてくれなんて言われたら、
「はぁ? 模試の偏差値を出してから言えば? 実は持ってるのが実力とか思っ
ているわけ? 実力ってのは実際に出した力なのね。17にもなってそんなことも
わかってないの? クラスレベルが高ければ実力がつくとか思ってんの。ついた
ような気がすると思いたいだけじゃないの。あんた、バカァ? 本当にバカね」
くらいに答えるべきだと思う。このへん、カンフェリーの皆様も大変だと思うけ
ど、がんばってください。
帰宅して夕食。
今年初めての枝豆。まだ力は感じないが、それなりに美味しい。僕は冷凍枝豆
なんか絶対に食べない。夏の香りを食べるもので、夏の雰囲気を食べるものであ
る。ビールには最強のツマミ。これは
痛風にも最強の組み合わせ
だが、今のところはたぶん問題なし。茹で時間は熱湯から4分30秒(ヒマここ)。過
去日記を調べたら、去年の「初枝豆」は7月9日(ヒマここ)だった。明日の授
業が終われば5連休です。
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