予備校講師でわるかったな!





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いろいろ中毒 7月10日


  9時半起床。

・5人を代表とする戦いの先鋒はブッチャー(大昔の黒人プロレスラー)だった 。劣勢を跳ね返して流血しつつ勝利。良かった良かったと僕は市ヶ谷駅から総武 線に乗る。後ろから2両目にもなぜか流血男がいたので3両目に移動し、席をゲ ット。ケータイに電話が。かけてくるなって言ってるだろ。女の声で「これが最 後通告よ・・・」

という夢だった。なかなかいいじゃないか。平凡なわが人生、夢くらいは過激で あってほしい。


  食パン切れで朝食はそうめん。
  少し腹具合が良くないが、ここは踏ん張りどころと授業準備。2年生の『ハイ レベル 英文読解』が仕上がった。2年生は原則的にプリントを使わない(正確 には作らない)方針なのだけど、意外にてこずった。テキストの予習をテコ入れ したからだ。

  この講座は去年も担当していた。
  それなのに手間がかかったのは、授業の方法をリニューアルすることにしたか ら。読解と名前が打ってあるわりには、講立てが「不定詞」「仮定法」といった 文法項目分けになっている。ノートをまとめるため、テキストの体裁(ていさい )をそろえるための悪習だと思う。文法は文法で大切だが、

文法をやることで長文が得意になる、

なんてことはない。いつもこの改行パターンで申し訳ない。前後の行が空いてい るところだけ読んで誤解を重ねるヒトもたくさんいるだろう。ちゃんと読まない と意図がわからないように、という記述方法です。


  どうリニューアルしたのかというと、文法視点を全て捨ててしまうこと。
  テキスト掲載問題の1部を無視して、「読解」という視点だけで授業をするこ とに変えた。ちょうど、総合講座と同じ文法項目立てだし、英文をこねくって説 明して文法を説明するのを捨てるということ。なお、どこが予習範囲であるかは 、

Hクラス1学期最終回

で説明したとおり。休んだ生徒様は質問するように。初参加の生徒様もこの日記 を読んだら質問するように(とうぜん、どちらにも該当しない生徒様には初回授 業で説明しますし、お問い合わせもお待ちいたします)。

  ハイレベルという講座名には違和感を覚えなくもない。
  でも、2年生だとこのあたりの長文を予習して、受講して苦痛を感じないあた りが「ハイレベルの最初の一歩」ではないかと思われる。高2の夏から受験勉強 をスタートするかと悩んでいる人は、校舎に行ってテキストを閲覧すると参考 になるかも。とにかく、この「全入時代」にあっては、

少しでも早くスタートしておくこと

が大切になる。あるいは失礼な言い方かもしれないが、偏差値50の高校からでも 、高2の夏から準備すればMARCHなんて楽勝の時代じゃないだろうか?


  お昼過ぎに外出して昼食。
  2回目の讃岐うどん屋さんで、野菜かき揚げ丼とわかめうどんのセット。いつ も混んでいるけれど、うどんはそれほどでもない。かき揚げは良かった。季節物 ということで枝豆まで入っていた。季節に1回くらいは食べにくる価値がある店 だな、と評価を決定する。スーパーにも寄った。

  帰宅してもまだ腹しぶり。
  曇り空は少し晴れに傾いた。布団を干すかどうか悩んだころには2時過ぎとい うことでタイミングを逃がした。少し悩んだがプールは決行。腹痛時の水泳はつ らいのだけど、この2週間くらいは泳ぎに上達が見られるため。頑張りたい気分 なのだ。

  再び帰宅して、合い間時間に読んだ本の感想文をまとめる。


  『活字三昧』目黒考二を読了。
  書評家の著者による読書に関するエッセイを集めたもの。
  読書家にはたまらない部分もあるかと思うが、一般的にはたいした評価はされ ないだろう。

  活字中毒というのは病である。
  目黒考二に関しては以前にエッセイ(ヒマここ)でも触れた。読書と競馬だけ が生きがいというおかしな男である。本書にももちろん読書に関する異常なネタ が出てくる。タイトル「読書計画は修正こそが愉しい」の書き出し。

>読書計画のポイントは予備日を作ることである。計画をぎっしり組むと必ず破 綻する。だから予備日を設定しておく。計画通り進むと、予備日はそのまま残る から、その日は本を置いて酒を飲みに行くことができる。ただし、計画が狂うと その予備日を使うことになる。現実には毎月、予備日を使っても最初の予定が消 化しきれず、次の月の計画にずれ込んでくることが多いから、なかなか難しい。

  読書計画というのもすごいが、予備日というのもすごい。
  もちろん書評が仕事であるからこその話題ではあるにしても、予備日まで用意 するのか。しかも、自分でそう書いておいて予備日があっても計画が破綻してい るじゃないか、と思う。

  修正というのはなんだろうかと思いながら読み進める。
  30日で20冊を読むなら3日に2冊読めばいいじゃないか。いやしかし、そのま ま「均等割り」で計画しないほうがいい。1日3冊で1週間で読んでやろうじゃ ないか、という高い目標を設定する。自分を追い込むわけだ。といっても読破が 全く不可能な数字を設定しても意味がない。

  話はどんどんおかしくなってくる。
  予備日を作りながら自分を追い込むというのは矛盾するようだが、これは読書 以外は何も計算しないということ。読書以外のことは何もせずにひたすら読むと いう机上の計画である。しかしもちろん、実際にはトイレに行ったりお隣さんに 回覧板を届けたり、人生には「生活」という読書のジャマになる要素が多い。ゆ えに、計画はきっと必ず破綻する。

  このあたりで、読者(僕です)はこの人(目黒氏)アタマ大丈夫かと思い始め る。

>したがって、最初の日からその計画は狂いだす。まず一日三冊は読めない。そ うすると初日の夜にたちまち最初の計画の変更を強いられる。しかし、実はこの 計画の変更が愉しいのである。私は一年中、毎日自分の読書計画を書き換えてい る。また狂ったなあ、この一冊が次の日にはみ出したなあうふふふふ、とか言っ て書き直すのだ。

  以下、エンエンとその後の詳細が出てくるが、この感想文では省略する。
  結論としては、活字中毒者は病人だということ。よほどお好きな人はためらわ ず買ってください。


  夕方に銀玉の店へ。
  授業準備のストレスがきつい、ということを言い訳にして頻度が上がっている かもしれない。今日もつらい展開だった。

1、初回大当たりが遠い(9,500円で当たった)
2、激しいハマリをする(276回外れた、99分の1なのに!)
3、確率変動を引けない(確変突入57%で、通常絵柄6連続って・・・)

まるでヘレン・ケラーの三重苦だ。しかし5,500円勝ち。いかに、大負けが痛いか ということがわかる。3日前の日記を読んでいれば。


  本日3回目の帰宅。
  夕飯は地味に。動物性たんぱく質は一昨日のスズキの刺身5切れだけだった。 ヤマイモおろしとか、モロキュウとか、納豆とか、生キャベツとか、刺身コンニ ャクとか、茹でジャガイモとか、ラッキョウとか。体には良さそうだ。たくさん の種類のルーティーンをこなせたから、良い1日だったと思う。
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