予備校講師でわるかったな!





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まで、ない、ということは。 7月14日


  7時半起床。

・飛び込みで飛行機に乗り込めたのはいいけれど、リュックサックをどこかに置 き忘れてきたじゃん!

という夢だった。
  日付が変わる前に寝たので、やっと普通の睡眠時間が確保できた。


  朝は旅行の計画を立て、予約をした。
  気がつけば昨日から8連休なのだ。学生の夏休み期間、つまり7月21日から8 月30日までは連休が1回もない。休日は挟まるけれど、予備校の繁忙期にまとま った(3日以上)の「夏休み」がないのは7年ぶりくらいだ。まあその事情はま た今度。

  15日から市進は夏期講習に入るけれど、そのターム(A期)に僕が担当する授 業はない。
  これはこの3年間同じだ。しかし前述のように去年までは繁忙期の1ターム分 だけ「授業ナシ」の期間があったので、

7月21日スタートで中休み(夏休み)1回

というパターンが続いていたのだ。早く旅行のネタに行けって? ああそうか、 読者は仕事の話題を読みたくないもんな。ふーんだ。いーもん。可愛くないけど(^_^;)


  8連休の2日目だ。
  中休み的夏休みがないから(しつこい)、今が事実上の夏休みである。授業準 備はもう終わりが見えた。このままでいくと、4日目(水曜日)あたりからヒマ を持て余し、やることがなくなり、銀玉日記と化して、しかもウダウダと小負け が続いて、惰性で地獄の夏期講習に入ることになってしまう。それでは、読者も 僕もタイクツでするだろう。ゆえに、単発旅行に出るのだ。

  1泊2日。
  時期的に梅雨末期の豪雨が怖く、激走旅のプランニングは難しいか。しかも2 日だけだし。温泉に行きたいな。近場だと・・・。

1、伊豆
2、箱根
3、房総
4、茨城

  冴えないな。
  1は死ぬほど激走したことがあるし、2も何度も行っている。3はそれこそ行 き慣れたのにもほどがあるし、良い温泉は少ない。4は、磯山さやかでしょう( 僕には関係ないけど)。それに、テツ旅としてもイマイチだし。

  ネットで検討。
  決定。水曜日から1泊2日。温泉宿に泊まります。テツ旅つき。天気によって はレンタカーを借りて小規模な激走を楽しめるかも。大雨だったら宿でまったり してくればいいや。さて、僕はどこに行くでしょう?


  10時から授業準備。
  『国公立ゼミ』の予習は完了。先日書いたように、特に英作文はまだまだ漆塗 り予習が必要になりそう。初回アドプリ作成も完了。これで、授業準備の残りは いくつかの講座の演習プリントだけになった。最悪でもいま教壇に立ってもOK 、くらいの状態。ここまでメドが立たないと、旅も楽しくないわね。

  『大学別ゼミ』について、受講生へ予習の手引き
  ふつうの読者はパスしてください(言わなくてもしてるか)。なお、内容につ いては「ここ」の日記にも記述があります。親切設計。

・『T』は第1回は大問7のみ、第2回は大問10のみ授業で扱います。この2回 のそれら以外は自習用にして下さい。第10回は大問2のみ扱います。
・『U』は掲載問題を全て扱います。ほとんど毎回、当日演習プリントを配りま す。


  お昼前に昼食を取りに出る。
  文句なしのうどん屋さんを再訪。やはり旨い。が、店主が「茹でかげんはどう か?」とかうるさく質問してくるのがちょっと面倒。だったら茹でる前に好みの 硬さを質問すればいいのにね。クリーニング屋さんに寄って帰宅。

  今日もすごく暑い。
  湿度が高くて布団が干せない。代わりに本を読む。代わりになるのだろうか。


  『卒業式まで死にません』南条あやを読了。
  1999年に18歳で自殺した著者によるウェブ日記。
  死にいたる3ヶ月分の日記(実際の連載は2年近く続いた)と、自殺直前に残 した詩と、略歴などが記されている。日記そのものはおもしろい。

  著者は中学1年生のときからリストカッターであったそうだ。
  本書に収められた高校3年生の12月からの日記では、抗うつ剤や睡眠導入剤な どのクスリマニアであることもわかる。今の記述だけでわかるように、心の病を 支えきれずに自殺したことになる。もちろん、死にいたる動機がそれほど単純な ものであるはずもないが、著者のことを全く知らなかった僕のような読者からすれ ば、そうなる。

  すごいなと思ったのは、この時代でウェブ日記を書いていた高校生がいたこと 。
  それほど少数だとも思えないけれど、90年代後半にウェブで日記を公開してい た人が多いとは思えない。そういう人々が書く文章がそうであるように、著者の 文章はとてもうまい。人様のことをあげつらう権利を与えられれば、最近のブロ グの文章の下手くそさと言ったらない(イヤほんと人のこと言えないんだけどさ )。著者くらい「書ける人」はそれほどたくさんいないだろう。

  残念な部分はいくつかある。
  著者は3月30日に自殺するのだが、日記の頻度は3月11日から激減する(11日 のあとは16、17日のみ)。2月の半ばには自殺未遂を起こすというくだりが出て きて、その後の日記は文体が崩れ始める。精神の崩壊が文章にハッキリと表れて くる。まもなく死のうとしている人に

「最後まで書いてくれ(書いて欲しかった)」

というのはムリな話だし、そもそも故人である著者にもその関係者にも失礼なの だが、本としての感想文を書けば残念の一言になる(この感想文を読んでいる関 係者が万が一にもいらしたら、この件に関してはお詫び申し上げる)。

  それともう1つ。
  これも仕方がないことなのだが、どうして著者が死を選んだのかがわからない 。読者はタイトルや扉見返しの「著者略歴」などで故人が遺した文章だとわかっ ているだけに、死ぬ理由が知りたくなってしまうのだ。この感想は、僕が当時( ウェブ連載時)の読者ではないという事実に依拠するだけなのかもしれない。だ から「残念」なだけであって、少なくとも「欠点」ではないと考える。

  広くオススメできる種類の本でもないと思う。
  僕自身は本質的には自殺志願者(注:長期的視点であって、まあ50年後くらい は予定ナシ)だし、日記を読むのが好きなので楽しめたけどね。死ぬとか、自殺 するとか、生きるとか、そういうことに興味を持っている人はどちらかと言えば 楽しめるというかタメになる本かもしれない。


  今夜は久々の「しめじ会」である。
  この謎の会合については、去年の今ごろの日記(ヒマここ)をどうぞ。2人で 呑むだけという説も有力。場所と時間は決まっているのだけど、今朝になっても 店が未決だ。会長からの返事を2日間待っていたのだが。朝になってメールがく る。

>わしは今から仕事だから、ヒマな君が店を探してくれたまえ

  なんじゃそりゃあ(@_@。
  まあ、会長はまともな勤め人だから仕方がない(僕はまともな勤め人じゃない から以下同文)。店を選んでリンクを送る。返事がなかなか来ない。お昼過ぎで も同じ。そらそうだ、仕事中だもんなあ。詳細が決まるまで家を出られないじゃ ないか。しかしどうなるんだ、ここから東京は遠いんだぜ?


  2時にレスが来て、決定。
  予約の電話を入れて、家事雑事仕事モロモロ。ついでにこの日記を書く。さき の去年の日記を読むとドロドロに泥酔して帰っているようなので(昔の自分はし ょせん他人だ)、今日も先書き日記でアップロードの準備までしておこう。あの、泥酔したあとの 日記書きというか、アップロードの作業ってしんどいんだもの。

  ビールを飲むまでは、1日が終わらない。
  威張るようなことなのかよ! 夕方から都心へ向かう。では今日はこれで(帰宅時追記;ああ泥酔したさ、さあ言えもう2度と・・・)。
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