予備校講師でわるかったな!





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日々の進歩を記すもの 7月24日


  ほぼ予定通りの寝坊で7時起床。
  ほぼ、というのは、昨晩午前0時28分の地震のため。岩手県でまたまた震度6 強、千葉では震度3くらいだったかな。被災者にはお見舞い申し上げます。震度 のわりに、それほど大きな被害が出なかったのは不幸中の幸いでしょうか。


  僕はもちろん睡眠中だった。
  窓を開け放して寝ていて、南風が強いせいかカーテンが音をたててなびき、と うぜん寝汗をかきながら

「あー、ぼうでぐるしぃ(もう寝苦しい)」

と苦しんでいるときだった。1分以上も横揺れが続いたと思う。さきに「28分」 と書いたのは時間を知ったのがそのときで、実際の現地では26分だったとか。

  リビングに移動してもまだ揺れている。
  TVをつけて緊急地震速報が関東に出ていないことを確認。落ち着いたところ で冷蔵庫に常備しておくウーロン茶をわかす。せっかくなのでシャワーを浴びて 着替える。乾かしておいた食器を食器棚にしまう。地震のためだけに睡眠を中断 されるなんて効率が悪すぎるから。余震もないようなので再び寝たのは1時過ぎ だったかな。そんなこんなでちょい寝坊。


  ひさしぶりに曇り。
  もっとも昼前からは普通に晴れた。南風が強く湿度が高い。朝からエアコンを 稼動する。とりあえず昨夜の読書の感想文を書く。

  『ニョタイミダス』酒井順子を読了。
  女性の肉体パーツをオモシロおかしく取り上げるエッセイ集。
  以前も書いたように、この著者は統一テーマのあるエッセイを得意としている 。取り上げるパーツは、目やうなじや瞼や乳首やアキレス腱といった女性(に限 らないが、本書はあくまで女性のそれを扱う)の肉体そのものもあれば、肉体か ら発せられる声やくびれ(これは肉体ではあるが、概念かと)や座高やほくろと いったものもある。

  涙、なんていうものも。
  著者は涙はある種の絶頂感を示す行為であり、一種の 排泄行為であり、排泄は他人に見せたくはないが気持ちのよい行動で、自分が気 持ちよく感じている行動は人に見せるべきではないとしている。しかし、その中 でも涙だけは非常事態感をかもしだし、醜く見えない程度に泣く努力は必要にな るものの、人目に触れることがまあ許されるとも言える、と認める。

>が、しかし。涙という排泄物は、時として他人に見せるために使用されること もありますね。泣いているところを誰かに見せることによって、「同情されたい 」「愛されたい」「いい人だと思われたい」という欲求を満たしたことが……無 いとは言わせねぇ。

  執拗なまでの分析をしておいて、毒をたっぷり盛って読者の前に投げ出す。
  僕はこういう悪意ある文章が好きだけど、人によっては「そういうのがイヤ」 ということもあるだろう。そのあたり、よく考えてから立ち読みでもどうぞ。あ 、すでに絶版か。


  コツコツと授業準備の続き。
  C期の速読ゼミ。どうなることか、とかなり心配している講座の1つ。受講生が、

選択肢に知らない単語があるレベル

じゃないといいけどなあ。語彙力に関しては責めるわけにもいかず(知らないもんは知らない!)、とりあえず「速く読む必要なんかない」ことを刷り込むつもり。授業進行上の5秒のロスを減らす作業を続けた。

  将棋の王位戦7番勝負は第2局。
  2日制の初日である昨日は見損ねた。が、激しい将棋。1つ間違えれば小学生 レベルとも言える異常な決戦になっていた。これは必見。もちろん終局は僕の仕 事が終わってからになるだろう。予備校講師もつらいが、棋士もつらいのが夏だ 。結果は深浦王位の勝ちで1勝1敗。まだまだこれから!


  そうそう、昨晩はエッセイのアップ作業をした。
  ついにアップ数は300に達した。今年(2008年)は意図的にアップ数を減らして いることはあるにせよ、4年半で300だ。1年に60弱だから、1週間に1つという ペースで来たことになる。

  日記ももちろんそうだが、どうしてここまで書くのだろうと思う。
  非常にしんどい。1円にもならない。特別に反響があるわけでもないし、量が 多ければそれで良いというものでもない。書いたものが公開される場所ができた という時代の進歩をありがたく思うし、読んでくれている読者様にも感謝をした いと思う。なお、今日アップしたのは

完全に根暗

な内容なので、そのつもりで読んでください。たとえば、ヒマな時とか。


  プールを済ませて昼食を買うために並ぶ。
  土用の丑ということでウナギです。並ぶほどのことかよと思いながら並んでい るのは僕です。こんなことをするのは生まれて初めてかも。10分くらいで

うな重・特上(1,800円)

をゲット。帰宅して試食です。試食じゃないか。

  うまい。
  久しぶりだよウナギ、ってか、特上。でかいだけのような気もするけど、本当 に国産なのかよ証明してみろ(できないと思う)とも思うけど。さあ皆さん、夏 はやっぱりウナギです!

「まいにち言ってることが違うじゃないスか?」

いいんだよ、日記なんだから(^^ゞ


  校舎へ。
  2コマとも順調。覚えることが全ての「コンパクト英語」では昼寝している生徒様もちらほら。無視。テキストは

「〜を我慢する」=put (      ) with

といった類(たぐい)のもの。あまりにも難しいかもしれない。最難関だ。これが解ければ京大は当確か(まいにち冗談が過ぎるかとは思う)。もっとも、真面目に勉強している生徒様も多くて、授業そのものはやりやすかった。


  「頻パタT」も同じような感じ。
  こっちは寝ているわけではなくて、ただペンチェックして黒板を写しているだけのお客様が少々、というところかな。きょう扱った「会話文」などは特に、

講師の口頭説明をどこまで拾えるか

がポイントになる。事前にプリントを配布してこの事情を説明したけれど、効果が出ない生徒様はそのままだった。まあそれはそれで、以下略。


  帰宅して夕食。
  ありあわせで。メインはゴーヤとベーコンの炒め物だったかな。ハンペンチーズだったかも。オクラ納豆はメインではないよね。キムチのレタス巻きもメインのはずがない。昨日の枝豆とかナスの酢の物とかナメタケとかもメインじゃないよな。明後日までに冷蔵庫をカラにしたいので、こういう流れになりそう。


  地震のニュースを拝見。
  諸条件の違いがあるにしても、死者が(今のところ)出なかったこと、ライフラインの被害が少なかったことは見事な達成だ。15年くらい前の「はるか沖地震」の教訓も活かされたとか。

  緊急地震速報は震源の位置(深さ)から間に合わなかったようだが、こっちはまだ開発途上。
  現時点では被災地の役に立ちにくいという大きな問題はある。しかしそれでも、僕のような遠隔地の人間にはありがたいシステム(とりあえず当地は巨大地震でないことがわかる)が構築されたわけで、大きな前進だと思う。1年前には、こんなシステムはなかったのだ。この差は大きい。

今できることが少しずつできてきた。

これは大事なことではないだろうか?


追記:エッセイ300「日記を書く意味の再考」をアップしました。
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