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自分の作法 |
7月30日 |
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8時過ぎ起床。
すこしだけ涼しい夜で助かった。6時過ぎからはウツラウツラでかえって寝不
足になったかも。
一日をとおしてわりに涼しかった。
せいぜい真夏日という程度だろう。それなりに晴れてはいたけれど北風基調。
帰宅した今も夜風が心地よい。昔は、
夏って暑くてもこの程度じゃなかったか
と思う。ま、31℃くらいでたまには熱帯夜ってところ。もう今の高校生には通じ
るわけもない話題ではある。温暖化のせいとする一般化には興味がない。たまた
まこの20年くらいが暑いだけという説もある。昨晩読み終えた本の感想文を書い
てから出勤。
『男の作法』池波正太郎を読了。
日常生活から心意気にいたるまで、男ならこうでなくちゃ、という人生もの。
語り下ろしでありながら、「さすが池波正太郎は違うなあ」と感じさせる好著
。
この手の「男たるもの・・・」という本は下らない、俗物根性の開示にすぎな
い、ということは以前にも書いた(ヒマここ)。
本書はそういう類書とは少し味が違う。押し付けがましくない、というのが最
大の長所だろうか。「はじめに」で著者が書いているように、
>男というものが、どのように生きていくかという問題は、結局、その人が生き
ている時代そのものと切っても切れないかかわりをもって
いるということで、「ここに書いてあるような考え方が昔はあったんだよ、だか
ら今もそうしなって話じゃないんだけどさ」とやさしく諭してくれる、といった
内容だ。類書が「男はかくあらねば」と力が入りすぎて俗物根性丸出しになって
いるのと、見事な対照をなす。
たとえば、そば食い。
世間で言われるような「そばの先っぽだけツユにつけるのがイキだ」という考
えは下らないと池波は語る。
>普通のわれわれが住んでいる町のそば屋に行って食べると、そばつゆが薄いで
しょう。あれだったら全部つけていいんだよ。あるいは田舎で食べるそばは、た
いていみんな、おつゆが薄いんだから、あれまで先にちょっとつけて食べること
はないんだよ。
そういうことを言うのは江戸っ子の半可通と言ってね、ばかなんだよ。冗談言
っちゃいけない、本当の東京の人は辛いからつけないんだ。無理してつけないん
じゃなくて。東京のそばのおつゆはわざと辛くしてあるわけだ。先へつけて口の
中でまざりあってちょうどいいように辛くしてある。だから、こうやって見てお
つゆが薄ければ、どっぷりつけちゃえばいいんですよ。
著者が認めるように「それはちょっと古いんじゃん?」と思わされる箇所はた
くさんある。
1923年生まれの著者の男性観であるから、それはやむをえないと思う。が、や
はり類書に比べると、ああこういうのが男としてカッコイイことなんだな、と痛
感する部分がたくさんある。気楽な読み物としてもオススメ。
朝食はモス。
恒例の夏モスメニューらしいカレーの何たらというナン。別に旨くない。毎年
同じだな。それでも同じように試してしまう。それが魅力か。昼の弁当は肉野菜
炒め弁当。夜も同じような感じで、朝のうちに買っておいた冷奴がうまかった。
出入りの豆腐屋さんが決まっている初期中年の夏(@_@)
昨日の続きは「90分5コマ自宅通勤初めてきついわぁん」問題の最終回。
冬の場合は、それほど問題ない。市進の3年生の場合は演習時間を含むし、そ
もそも冬は風邪さえ気をつければ睡眠不足だけだ。タームも4日単位で、しんど
くても、それほどキツイ感じはない。
夏はそうもいかない。
まだまだ教えさせていただくことが多い。まだ受験に向けて真剣になりきれて
いない生徒様もおわしになる。そして何より暑い。体力が授業ごとに落ちていく
のがわかるくらい。
僕は夏の場合、話しているだけでも汗をかく。
水をたくさん飲むということもある。いわば「気を吐き出す」ために集中する
ので、汗をかくみたいだ。座っている生徒様からすれば、
「なんで喋っているだけで汗ダクなの?」
となるかもしれない。この汗が、僕の体力を奪い取っていく。だからまあ、1日
90分5コマ自宅通勤というのは、非常にキツイのである。この話題はとりあえず
ここまで。
授業は今日も順調。
速読ゼミとQクラスでは(前者では当然だが)当日演習を入れた。なるほど、
そういう生徒様がそういう結果なのだな、というところ。時間制限をして、自力
だけで解いてもらうとすぐに実力がわかる。やはり、良い授業とは良い授業をす
ることではなくて、以下略だな、という感じ。
2年生ではハイパーブチキレ。
今年初めて怒鳴った。罵倒した。すごい。
>てめぇいい加減にしろッ。いつも使うルールは3,000回唱えてでも暗記してこい
。覚えれば終わることを覚えないで何の意味があるんだよッ! どのツラ下げて
ハイレベルクラスだって言いやがるんだ!
こえぇ(@_@。教室フリーズ。生徒様、息ができません。
まあしかし、自分で言うのもなんだが、当たり前の話。
キレたキッカケは以下の質疑応答である。
僕「名詞がある場所はいくつだっけ?」
生「1つ」
勘弁してくれや。教え方の特徴ということもあるにせよ、僕の場合は80分1コマ
で1回くらいは使うルールである。正解は4つ(例外はあるが、ルールとして使
うのは、という意味)。
怒るのは演技だ。
僕が怒ったあとに授業の流れが変わることはない。いつもと全く同じ。怒った
こととその後の授業は別枠扱いになる。生徒様を褒めたあとに、授業の流れが変
わることなんてないだろう。プロってそういうもんじゃないか。
褒めるのだって、ただの演技でしょう?
ああ嫌われる発言だな。
喜怒哀楽は言動に出さない。
特に授業はビジネスだということもあるが、一般的にそうしている。少なくと
も、心がけている。感情は殺せないが、感情から生じる言動はコントロールでき
る。その中でも、怒りという感情は隠しやすい(難しいのは喜びだね)。こうい
う感情による言動コントロールをやりすぎて、
>これが涙? 泣いているのは私?
なんて所までいってしまうとマズイとは思う。マズイってか、病院か心理カウン
セラーのところに行きましょうね。
無事に4日間が過ぎた。
最初の山の5日間もここまでは問題ナシということだ。思ったよりも体調は良
好で、あえて悪いところを探せば昨日あたりから少し腰痛が出てきたくらいだろ
うか。何よりも授業が順調なことが僕を助けている。明日もそうだといいのだが
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