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self-directed 8月14日


  大きく寝坊して6時前起床。
  昨晩は女子柔道の金メダルを見届けてから床(トコ)に入ったので、どんなに 遅くても9時には消灯したはずだ。寝苦しくて眠っている時間が短かった。しか しこれでも軽く7時間以上は眠れたはずで、体調は良い。

  少し悩んで1回目の朝食を取ることにした。
  授業は10時からで、お昼休みは1時15分から。まだ6時過ぎなので朝食1回で は腹がもたないと思われる。軽く日本ソバ。

  微妙に時間があるので夕食の仕込みをしておく。
  本当は5時前に起きて読書でもしておこうかと思ったけれど、最悪の寝坊に至 らなくて良かった。先を急いで出勤。


  2回目の朝食は校舎でドトールのサンドイッチ。
  少し貧血気味。やばいかな、と思ったけれど食事ができたし煙草も吸えたから 問題なし。たぶん暑いからだろう。

  この長い夏では、今までどういうわけか1限スタートは初めてになる。
  どういうわけかというのは修辞的誇張で、単純に講座の組み合わせの問題。10 時スタートは通勤ラッシュを避けられるし、やはり朝の時間に余裕が持てるから 良い。そのぶん終わりが1時間遅いから実質は同じではある。時間感覚は現実の 時間の流れと少しだけ違う。


  午前中の2コマは懸案の『国公立大英語』。
  受講者少なし。担当させてもらって言うのもなんだが、これって通常Fクラス 、つまり最上位を担当してる講師がやったほうがいいような気がする。現状のQ クラス生に、

「国公立志望の奴は取れ(お取りあそばせ)」

と宣伝するのはちと気がひける。実際にあまり宣伝しなかった。

  それほど難しい、というわけではない。
  最上位レベルの問題が収録されているわけでもない。Qクラス生でも頑張れな いくらいのことはない。ただ、現実にアップアップの能力で夏に国公立的な負担 をかけるよりは、という感じもする。夏ならば、偏差値60前後くらいならば、

私立タイプのくみしやすい問題をたくさん解いて

英語の「余力」とでもいうものを蓄えて欲しいという気もするわけだ。実際に受 講生はFクラス生だけだったようだ。この話題の続きはまた明日以降にでも。


  昼食は中華弁当(鳥肉の中国味噌炒め)。


  午後の2コマは『大学別ゼミU』。
  大学別とは名前ばかりで、というのは講座紹介に書いた通り。大学別という発 想が廃れてしまった(だから再興するべきだ)という論調はあるけれど、現実に は中堅層だと気にしなくて良いと思う。

  イワユル日東駒専レベル。
  字が読めれば正解なんじゃないの、というくらいの長文が中心。今の話題は毎 年書いていると思われる。受講生は思ったより少ない。言っては何だが、

速読ゼミなんかに誘導するより、この講座のほうがはるかに良い

と思うのだが私見かも。普通に読めて普通に正解を出せるのが本当の力ではない か。2学期の集客を意識して「速読」に惹かれるなんて、生徒様と同じ次元の話 では。おっと(^_^;)


  女子率8割。
  ヤル気でる。笑顔全開。ヨン様あらためノブ様的笑顔しきり。古いのにも程が あるって。自分でも単純すぎるんじゃないかという疑問もあり。女子率を意識し て、ならべかえ問題は料理に似ているなんていうトークも。

「ゴーヤの塩もみを作ってみろ。かぁー、包丁とまな板とゴーヤを揃えてから切 り出す? 手順わるいんだよ。種を取り出すんだからスプーンも用意しなきゃダ メだろ。切った後に取り出してたら手を洗うことになるだろ。塩ツボもフタを開 けておくんだよ。ボウルもそばに先に置いておくんだよ。ときどき友だちに料理 させるんだよ。俺は道場六三郎みたいに隣で腕組んでみてるの。みーんな、何も 考えないでとりあえずばっかり考えてるの。先のこと考えてないの。どうやった らスムーズに行くか、手順を考えてから動くのッ!

全女子、ドンビキ(-_-;)


  ちょいと忙しいので、わりに普遍的なネタなど。
  先日の日記(ヒマここ)で書いた「成績下位の生徒様に共通すること」だ。5 回シリーズで軽く説明。

>・ノートではなくルーズリーフ使用

  これねえ、やっぱそうなんだよね。
  たしかにルーズリーフのほうが情報の管理、つまり追加や削除がやりやすいは ずなんだけど、現実的にはあまり良くないみたいなんだよね。情報整理の物理的 な手間が時間を奪ってしまうということです。

  とくに、授業の板書をするものには、結局のところノートが早道です。
  ルーズリーフ派の生徒様をみていると、どこから書き出すのか、前回の「ノー ト」はどこなのか、白紙のルーズリーフはどこにあるのか、そういう

煩瑣な(はんさな=ウザい)事務作業

に費やされる時間が非常に多いんですよね。実際にノートを取り出す(=写す、 書く)までの時間が長すぎる。授業が始まって、

「第3回」

とだけ書くために、30秒くらい浪費しています。

  そんなんたいしたことないじゃん、と思ったそこの君。
  それ、どの科目でもどの授業でも家での勉強でも同じようにして、無駄な時間 をヤマのように積み上げているって知ってますか。ノートを使っている受験生は 、パッと開いて3秒後に文字を書き出しているわけですよ。あなたがルーズリー フをバサバサやっているその時間に、しかも日常のように。それだけ勉強時間が どんどん減っていくわけですよ。

  現実に、上位クラスに行けば行くほど、ノート使用率は100%に近くなります。
  もちろんルーズリーフを使うと成績が下がるわけでも、成績が良い人がルーズ リーフを絶対に使わない、ということではありません。世の中には例外もいれば 天才もいます。が、あなたが例外や天才である可能性って相当低いってことです 。

あなた、水泳で2回連続2冠なんて取れますか?

もちろん僕も、キッチリと例と凡才の仲間に入っていますけどね。


  帰宅して風呂に入り、夕食。
  メインは豚バラ肉とネギの青いところの炒め物。昨日のジンギスカンのタレが 残っていたため。バリウマ。朝のうちに作っておいたのは

・ゴーヤとミョウガの酢の物
・ゆで卵しょう油漬け
・ハスの酒煮

という定番保存料理。1日4コマは日常炊事を回せるギリギリのライン。

  すさまじく暑い1日だった。
  千葉の最低気温は28℃、最高は34℃。寝苦しさも通勤直後の貧血も説明がつい た。世間はお盆休みだが、受験生は大事な夏が続く。睡眠と水分補給と汗をかく ことを忘れずに。苦しいから、差がつく季節だ。
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