予備校講師でわるかったな!





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残った山は1つだろうか 8月18日


  今日の日記はシンプルにいきます。

・起床:5時半過ぎ(平常)
・1回目朝食:クリームパン
・天候:晴れのち曇り、ほぼ真夏日
・2回目朝食:モスバーガー(またかよ)
・授業:順調
・昼食:中華弁当(たいがいに飽きた)

ふーむ、これだと読みやすいが、面白さはどうなのか・・・。


  このタームのまとめ。
  『国公立英語』は順調すぎて困った。やはり生徒様のレベルが揃っていたのが 良かったと思う。国公立を受けたいというだけではなく、受けるだけの実力を蓄 えつつある生徒様ばかりだった。今後に僕が教えさせていただくことはないと思 うが、それなりに良い結果を出せるのでは、と無責任な感慨も。じっさい、

「受かりそう」から「受かった」までの道は長く、

その道の険しさを知っているのは、講師やカンフェリーやスタッフといった、受 験生を支える人々である。

  Fクラスの生徒様ばかりで、Fクラス担当の講師がやるべきでは、ということ を先日書いた。
  が、これはこれで、つまり別の講師に習う機会があるというのは、上位生にと っては重要かなとも思われる。同じことを学ぶにも、違うアプローチがあるわけで 、考え方の多様性を持つのは重要なことだ。自分なりの考え方を構築していくの は、ある程度(まあ偏差値70くらいか)のレベルになれば必要だし、可能なこと である。

  また同時に、僕としてはということだけど、ライブ授業のメリットを全面に出 すようにした。
  授業内容の半分が英作文だったということもあるし、少人数だったということ もある。勉強は基本的に質疑応答の繰り返しであるべきでは、ということである 。講師に習うという発想ではなく、自分と講師の持ちネタを比較して、講師の良 いところを生徒がパクってくる、くらいが勉強ってもんじゃないか。言いすぎか な。一方通行では何も学べないというのは、

1980年代にあれほど議論されたことではないか

とも思うのだけど、最近は誰も論じない。どうしてだろう?


  『大学別U』もまずまず。
  軽い内容のテキストに関しては、よくできていた。総合講座なら丁寧に黒板に 書くところを、口頭説明やメモ書き板書にした。もちろん意図的に。ちゃんと予 習しておけばちゃんと理解できる、ということを具体的にわかってもらおう、と いう狙いだった。ほとんどの生徒様はついてくることができた。懇切丁寧な説明 なんて、いらないではないか。これも言いすぎ?

  一方で、当日演習問題のデキは良くなかった。
  問題演習量が少なすぎるのだと思う。関係代名詞の what だの、助動詞の may well だの、イディオムの be ashamed of だの、

こんなん正解できない奴いるんか

という設問に対処できない生徒様が多かった。ヤル気とか能力の問題ではなくて 、単純に勉強にかける時間の問題だと思う。たくさん解くから知っている項目が 身につくという視点を、授業でもここでも強調しておきたい。


  先日の日記(ヒマここ)で書いた「成績下位の生徒様に共通すること」シリー ズ5回目は最終回。

>・ノートを取るときだけ目が輝く

  これ、ねえ。
  ノートなんて補助手段じゃないですか。目的じゃないでしょう。極端なことを 言えば、ノートを取るなんて勉強じゃないし受講の目的じゃないんですよ。ノー トなんて宝物じゃないですよ。

頭の中にその内容を入れた時点でいらなくなるもの

に過ぎないって。頭に入れるまえの「一時保存場所」がノートなんだって。

  また一方で、誤解のないように書いておくと、ノートを取る瞬間に脳みそが整 理されていく。
  暗記にしても理解にしても同じで、書きあがった時点よりも書いている途中経 過にもっとも脳みそが鍛えられる。だから黒板が全て完成させてから説明をする 教師っていますけど(ただし小中教員の場合はベツの意味があるのでOK)、あ んなの何の意味もないんですよね。英語の場合は、

英作文や整序問題でイキナリ解答を書いたらお利口丸出し

となりますね。先に答がわかる受験生なんていませんからね。話がそれたので戻 します。

  そんなんだったら初めからプリント配って時間短縮すればいい。
  どういう思考でそのノートが完成していくかのプロセスが全てなわけね。だか らいつも黒板は穴埋めタイプになる。

穴を埋めていくときの説明をいかに拾うかが受講生の務め

と言ってもいい。音(説明)で脳に入った情報を文字(ノート)に変えていく作 業が、脳を鍛えることだといってもいい。ただ写すだけなら、友達のノートをコ ピーすれば済むわけですね。このシリーズは今日で終わり。


  いったん帰宅。
  シャワーを浴びてから急ぎ外出。都内某所で飲む約束がある。相手は大学時代 のサークル仲間である。後輩との縁は切れたので同輩と先輩。ほとんどがサラリ ーマンだが、たまたまタイミングがあったということ。遅いスタートなので軽く しか飲めなかった。

  大学時代は2つのサークルに所属していた。
  映画関係と競馬関係。今日のメンツは後者のほう。どちらでも会長職を務めた。トップというのはまともな 人間には務まらない、という例だと思われる。

バカはエバらせておいたほうが無難、

という判断だったのかもしれない。ちくしょう。バレてたのか。組織を実質的に 支えるのは、いつの時代も2番手なのだ。酔ったの で飲み会の詳細は明日の日記で簡単に。明日も五たび短い休日。
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