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だってバカなんだもん |
9月21日 |
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9時20分起床。
7時18分に震度3の地震で飛び起きた。最初の揺れが大きいわりには短くて済
んだ。TVをすぐさまつけると、緊急地震速報はなかった。やはり、良いシステ
ムだと思う。間に合わなくても。
死ななくて良かった。
そのあとで眠れなくなり睡眠不足が心配されたが、無事に2度寝を完遂した。
・頂けるギフトは酒3本と本3冊。本は僕が選んで良い。選択肢として与えられ
た段ボール箱から猟書。しかし『週刊モーニング』のバックナンバーばかりでは
選びようがないではないか
という夢までついてきた。猟書は「りょうしょ」で、希少(きしょう=珍しい)
本を探すことだが、一般には「本漁り」くらいの意味で使うようだ。
朝食後にTVで将棋観戦。
渡辺竜王と森下九段の対局で島九段の解説という豪華メンバーで楽しめた。対
局後の感想戦は
ほとんど視聴者無視の丁々発止
というところが良かった。みんな、誰が何を言ってるのかよくわからないほど喋
り倒すのだ。お前らTVなんだから3人で同時に話すなよって感じ。
渡辺竜王のブログの話を先日(ヒマここ)書いた。
反応がたくさんあった、というのはもちろんウソで、誰もメールしてこなかっ
た。当然である。将棋の話なんか知ったことか、という読者様のほうが多いだろ
う。そう思えば思うほど書きたくなる。
電車のつり革広告の見出しになっていた。
週刊誌(新潮か文春かどっちか)の広告である。ウロ覚えだが、こんな感じ。
>羽生をからかった 渡辺竜王ブログ炎上
これ、本当にそういう炎上だったのかな?
もちろんその週刊誌本体を読んでいないし、炎上の現場も知らなかったから、
なんとも言えないのは確かである。が、将棋の話題を一般化するときに、羽生の
名前を借りてこないとカッコがつかない、という意図があったように思える。
竜王は将棋界の人だから、とうぜん将棋のことを話題にする。
どれだけ一般化して発言しても将棋のことになるから、自動的に羽生に言及し
た、と読み取ることは可能だろう。悪意を持って読めばなおさらだ。たとえば、
「得意戦法のない棋士との対局は大変だ」
と書かれていれば、「羽生を批判した」と読み取ることは可能である。竜王から
すれば、そんなことにまで配慮して書くのはムリだろう。この点では、僕は竜王
を全面的に支持する。
まあそれはともかく。
一般の、つまり将棋に縁のない想定読者にとってキャッチーな広告にするた
め、こういう見出しになったんじゃないかと推測する。ネットで検索すればそう
いう事情というか真相はわかるだろうけど、僕はこういうことをゼッタイに検索
しない。興味なし。
メディアって大衆迎合なんだな、
ということが書きたかっただけ。ちなみに、僕が羽生に多く言及するのは単純に
ファンだから。
雑事をこなしながら過ごせばお昼前。
雨が降り出す前に、と外出。日曜日なのでヒキコモっていたいけど、昼食を買
ってこなければいけない。
ついでに書店によって猟書。
新書の新刊数がどんどん増えていく。この5年で書棚スペースは2倍くらいに
なったかもしれない。とりあえず新書にしておけばベストセラーが出るかもとい
う
数打ちゃ当たる方式
の書籍業界になっている。それだけ内容が劣化していることに気がついているの
かな。気がついていてもやめられないスパイラルと見る。
マイナーな文庫を2冊買う。
酒店に寄って日本酒1本。昼食にはキムチカツ丼。なんだろこれ。キムチを挟
み込んだカツなんだろうか。食べてみたら
普通のカツ丼のカツの下にキムチが仕込んである
だけという逸品だった。そりゃまあ確かにキムチカツ丼ですな。看板にイツワリ
なし。僕の完封負け。こうなれば、納豆カツ丼・千切りキャベツカツ丼・カツカ
レーカツ丼などの開発も急がれるだろう。
午後はさまざまに。
久しぶりにエッセイを書いた。一気に書けてしまった。30分くらいかな。勢い
で今日アップすることにして、作業も済ませた。どうしてこんなバカなことを書
くのかと自分でも困惑している。理由はバカだからなのだが、もっとバカを磨き
たい。バカというのは、意外にホメ言葉にもなる。
ヒミツの花園も。
ちょうど帰宅時から雨になって、以後同じ。少し蒸し暑い。窓を開け放してい
ると、外からお線香の香りがしてくる。お彼岸だからかな。しかし、バルコニー
でお線香を焚く人なんているんかな。不思議。なつかしい匂いではある。
原稿仕事。
ぐっと集中して30分くらいで終わった。さきのキムチカツ丼代の半分くらいに
はなりそうでラッキー。ついでに来週以降配布のプリントも作った。これは焼き
直しで簡単にすんだ。もう秋なんだなあ。そろそろ「秋のアドバイス」もアップ
準備をしなければ。当然のように本も読んだ。
『東京都大学の人びと』谷俊彦を読了。
表題作を含む3本の小説が収録されている。映画化だかTVドラマ化だかされ
たかもしれない。
3本とも完全なエンターテイメント小説で、読み物としての面白さにあふれて
いる。
ドタバタ小説というのか、喜劇小説というのか。
僕は基本的に真面目(または根暗)な純文学よりの小説しか読まないので、こ
の手の小説に慣れていない。推理小説、ミステリー、歴史小説、ライトノベル、
全部だめ。小説がエンターテイメントのかたちを取ると、なんだか白々しいと感
じてしまうという読書傾向である。
さて、表題作の題材は「いかにして狡猾なカンニングを達成するか」である。
なんか読む気がしないんだけど、古本だからいいかと試し読み。すると案に相
違しておもしろい。この作品は試験というシステムを、『駱駝市役所の人びと』
は役所というシステムを、『木村家の人びと』は会社というシステムを、それぞ
れ風刺するものでありながら、とにかく読者を笑わせる。
個人的にタマにキズを指摘すれば、どれも登場人物が多いこと。
上記のように僕が推理小説などを読まないこともあって、誰が誰なのか把握で
きなくて前に戻る、なんていう面倒なハメになった。これは著者のキズではなく
て僕の問題だとは思うが、
読んでいて笑えるが疲れるという感想
になったのも事実。それでも、たまにはこういうくだけた読み物としての小説を
楽しむのもいいかなと思えるくらい、良い小説たちだった。機会があったら試し
てください。
夕方に相撲観戦。
立ちあいの「手つき」が話題になっているようだが、行司はともかくそれほど
より厳密になったようには見えない。どうせなら
土俵にセンサーを埋め込む
くらいまでやればいいのに。野球と違って事後のビデオによる再審判(っていう
の、あれ?)を早い時期に導入した相撲界なんだから、そのくらいやってもいい
んじゃない。朝青龍の落ち込みが心配。
夕飯のメインは鮭の西京味噌漬け焼き。
わりに普通の味。鮭は秋から冬が旬とされているけど、実際にはそうでもない
ような。但しイクラだけは秋が旨いよね。そろそろしょう油漬けの季節だな。他
にはトウモロコシだの納豆だのエリンギのオリーブオイル炒めだの生キャベツだ
のラッキョウだの。平凡な食事を続けていくのが人生というものだろうか。
さて、そろそろ『篤姫』の時間だ。
リアルタイムは19時50分。逢瀬(おうせ=男女が逢うこと)は2週間ぶりだ。
なぜいつまでも画面越しなのだろうか。あおいへの我が愛を書き出すと止まらな
いので、慌てて日記を書いた次第である。そりゃ、こういう件名になるわけであ
る。それでは。
追記:エッセイ303「新スポーツの創設」をアップしました。 |
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