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ホットさが足りない 11月12日


  8時過ぎ起床。
  まだ眠いけれど休日ということでがんばって起きた。かなり寒い。朝食は日本 ソバに卵を落として。これは食材がない時のいつものメニュー。

  新聞を読む。
  旅行中もチラチラと読むことができたけれど、ゆっくり読むヒマはなかった。 なんだ、まだ例の「特別給付金」問題をやってんのか。あんたらヒマだねえ。こ の1週間くらいで実施方法がコロコロ変わる。世の中には

新聞を精読するのはムダ

という意見がある。なるほど確かに、この手の政治問題(なの、これ?)は事態 が二転三転するので途中経過を読む必要があるのか、という気はする。


  そんなことは、まあいい。
  麻生首相の「ホテルのバー通い」について書こう。たまにはこういうネタもあ りかな、と。日記をちゃんと書くのも久しぶりだし・・・。要約する。

・首相はホテルのバー通いが多すぎる
・3日に1日ペースじゃないか
・しかも、そこで誰かと密談してるそうじゃないか
・首相の動静はちゃんと公表すべきだ
・ポケットマネーだからっていいもんじゃないだろう
・「警備に都合がいい」とはなんたる言い草だ
・庶民感覚というものがないのか

こんなこと、どうでも良くね?

  密談の問題は政治的議論になるのでここには書かない。
  個人的には、あのレベルの立場なら密談も密会もアリというのがオトナの判断 だとは思うけれど。問題は、首相に庶民感覚が欠けるという批判的議論。要約す る。

・「カップラーメンが1個400円くらい」と思ってるなんておかしい(だから庶 民感覚に欠けている)
・「(『北の家族』に大学生と飲みにいって)ホッケの煮付けが出てきた」って 、そんな料理ねーよ(だから庶民感覚に欠けている)

くだらねーッ!


  麻生首相を弁護する。
  あのね、貧乏人と金持ちは食ってるものが違うの。食ってる場所も違うの。金 持ちはカップラーメン食わないの。買ったこともないの。日本には貧富の差って いうヒエラルキーがあるの。倫理的に認めにくいから見て見ぬフリするのが日本 って国なの。それが文化なの。貧乏人がヒガむんじゃないの。

  良いではないか。
  大人が自分の判断でゼイタクをする。誰だってやることだろう。たとえば、毎 日の夕食は吉野家→松屋→すき屋のローテーションという国民が、たまにはゼイ タクすっかって『日高屋』で野菜大盛りタンメン食べたって構わないだろう。そ ういう国民に、

「いや、俺なんかネットカフェでカップラーメン1個が夕食。おまえゼイタクす るなよ」

なんて言ってもしょうがないだろ。それが貧富の格差ってことなんだから。新聞 屋だの何だのっていうメディアは、くだらねえこと追及するな。この貧乏人!


  ところで、魚のホッケについて。
  これ、50年くらい前は「ホッケなんて(まずくて食えるか)」とバカにされる 魚だったそうな。大量に獲れて安価だったこともあるらしい。しかしその後、乱 獲のせいか値段が上がり、逆説的にわりに人気のある食材になった。北海道や東 北北部が有名な産地。

  だいたいは一夜干しにしたものを焼いて食べる。
  『北の家族』のような庶民的な居酒屋ならどこでも置いてあるし、実際に食べ る大学生は多いだろう。ろばた焼きの店などでも一定の人気がある。開いた長さ が(つまり頭の部分を除いて)30センチくらいと少々手に余る大きさなので、家 庭で食べることは少ないほうかも。

  僕個人では、自分で注文することはほとんどない。
  意外に味に差がある食材で、知っている店でないと注文しにくいからだ。焼き 方または保存方法、あるいはその両方で差が生まれるのだと思う。魚屋さんでは 、1尾400〜600円くらいだったと思うけど、買おうと思ったこともないので自信 ナシ。


  午前中は停滞。
  寒い上に腹しぶり。床暖房の温度を上げ、床に直接ころがって読書。当然のよ うに落ちる。結果的に1時間半ほど昼寝。『ピザーラ』からピザでも取るかと電 話したところ、平日は夜だけの営業とか。お高くとまりやがって(-_-メ)

  厚着して外出。
  マフラーと手袋。こんなに寒かったっけ、この季節。旅行先の石垣島は21〜25 ℃くらい(Gパンとアロハで行動)だったから、体感温度が低いだけかも。スー パーで食材をまとめ買い。旅行の翌日は冷蔵庫がカラなのでいつもこうなる。帰 宅するころに雨が降り出す。

  昼食はランチ寿司。
  寒いし量が足りないのでカップラーメン1個を追加。『カップヌードル カレ ー』は安売りで128円だったはず(通常価格のときには買えないから値段は知ら ない)。けっ、どうせ貧乏人だよ。いつかはオレだってホテルのバーで飲んでや るぞ!


  2時過ぎにコーヒーを淹れる。
  旅行中はおいしいコーヒーが飲めない(ヒマここ)からな、と思いながら淹れ た。飲んでみて思ったのは、昨日までの旅行ではそうではなかったこと。ちゃん としたホテルだったので朝食にはきちんとしたコーヒーを飲んだし、飛行機の中 でも飲めた。まあ自宅コーヒーのくつろぎということで。

  上記リンクをクリックした人のために書くと、泊まったのはタワー館 [プレミアムフロア]だった。
  ホテルがたまたま空いていたこともあり、グレードアップしてもらったため。このホテルの場合、タワー館ならどの階でも広さはたいして変わらないから、大差はないとも思う。しかしそれでも、

たかが個人ツアーの客にグレードアップの部屋を提供する

というのは、良いホテルに共通することである。旅は気分だ、ということがわかっているかどうかの差である。石垣島なら自信を持ってオススメできるホテル。


  何をしようかな。
  雨は小降りで、プールに行けないほどではない。寒いしお腹はまだシブってい るしどうしようかな、と思いつつソファで読書。コーヒーを飲み終えたころ、落 ちた。

5時半起床(-_-;)

先の日記と全く同じ展開になってしまった。たしかに移動で疲れるってことは あるんだけどね。これじゃあ平凡すぎるだろと読書の感想文を書いた。


  『玲子さんの365日私の定番』西村玲子を読了。
  身の回りの小物に関する自作イラストつきエッセイ。
  イラストレーターだけあって下手ウマなイラストは良いが、文章コンテンツは ピンとこなかった。

  自分の周辺にある様々なグッズを論じる本、1つの勢力になっている。
  写真かイラストが添えられる短いエッセイ。それがいかにステキか、可愛いか 、実用的か、あこがれであったか、どれだけ皆さんにもオススメしたいか。かな り個人的というか「自分流」とよべる考え方なり感想なりが記されていて、普遍 性に欠けるものが多い。まあ文章に普遍性なんてものを求める必要は必ずしもな いんだけどさ。

  この手の本の著者はほぼ確実に女性、というのが気になる。
  僕なんかもそうであるように、身の回り品に愛着を感じる男性だってたくさん いるだろうに、彼ら男性はこういう文章を書くことが少ない。仮にあるとしても (実際にあるね)、男性が書くとしつこくて念入りで悪く言えばマニアックな内 容になりがち。しかし女性が書くと、いつも本書のように軽いタッチになってし まう。なんでだろう。

  本書ではマフラー、カフェ・オレ・ボウル、じょうろ、タンブラー、ゴム底の 靴、クリスマスブックなどなどが取り上げられている。
  アイシャドウカルテットに関する文章から引用。

>化粧品は内容もさることながら、絶対にパッケージや何かのデザインに購買力 が秘められている。持っているだけで幸せ、そういうものがありそうで少なくて 、こうして出合うと嬉しくなってしまうのだ。

  そうだね、確かにそうだね、と認める部分はある。
  けれど、だから何なんだよという気分になるのも事実だ。「持っている」とい う事実が「幸せである」という認識といかにして関わっているのか、そこを書け よと思ってしまうのは、男性的思考なんだろうか。

  それでもこの手の本を(古本とはいえ)買うのは、イラストが見たいから。
  これまた不思議なことに、身の回りのモノをちゃんと描くイラストレーターっ て、男性にはほとんどいないのだ。写実ではなく見え方を描く、そのさまを見た くて買ってしまうわけ。オススメの対象? うーん、やっぱ女性なんだろうか。 上のとおり一定のシェアがあるのだから、読みたい人がある程度いるはずだし・ ・・。


  久しぶりの自宅メシ。
  メインは豚バラ肉と大根の煮込み。大根が安かったこともあるし、リハビリを 兼ねて定番料理で。旨かった。サブは湯豆腐。これは料理というほどでもない。 寒いだけにハズシはない。シイタケも力が出てきた。他には古くなった生キャベ ツ(まだ諦めたくない32歳女子に似ていた)を酢味噌で。また、キムチだラッキ ョウだといった常備菜も。

  まだ休日の日々は続く。
  あと5日ほど。こんなに休みはいらないんだけどねと思いながらも、何もしな い日々を過ごしたいという気持ちもある。これからもっと寒くなるんだろうなあ 。ではでは。
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