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運命は信じない 12月22日


  7時起床。
  昨晩は南からの暴風でうるさかった。寝付けないくらいだった。冗談ではなく て、台風でも来ているのかと思うくらい。もちろん寝付けなかったはずがない。 おおむね、

消灯後10秒以内にグゥ

という人間である。まえは30秒くらいと書いたかもしれないが、のび太くん化が 加速したってトコ。


  朝食にフレンチトーストを作るつもりでいた。
  が、きのう牛乳を切らしたのだった。じゃあ2日連続だがピザトーストにする かと思ったら、同じくハムを切らしたのだった。生活が苦しくて食材管理を徹底 しているから(廃棄処分を限界までゼロに近づける)、こういうことになる。ハ ム抜きでピザトーストを作り、目玉焼きをのっけて食べる。これはこれで良し。

朝食には少しでもいいから動物性たんぱく質を取るように

している、という話。医学的にどうなのかは知らない。

  8時過ぎからヒミツの花園。
  朝こそ晴れていたけれどお昼からどんどん暗くなっていき、夕方には雨。温度 は南風のせいか朝から生暖かく、朝でも15℃以上あったと思う。しかし夕方に空 気は入れ替わったようですぐに冬らしくなった。体調には気をつけたい。


  昼食は初めての新しい焼肉店。
  あれ、こんな店に入ったことあったかな、前にここ何か別の店じゃなかったか なと思って入ってみれば、同じ焼肉店のオーナーが変わっただけらしい。しかも ここ、前にいちど来て、あんまり旨くなった記憶がある。

  なーんだ、とモツ煮込み定食を注文。
  焼肉店でモツ煮込みって意味わかんないけど。食べる。論外。ダメだこりゃっ て感じ。やはり開店して間もないようで、700円(税込み735円)だったのに、700 円しか請求されなかった。35円もトクした。

  トイレットペーパーを買ってから、お豆腐屋さんに寄る。
  スーパーの豆腐が高くなりすぎて、この半年くらいはいつもここで買っている 。常連として認定されつつあるようで、

「あ、今日はもめん?」

と言われた。130円(税込み136円)で151円わたしたら、お釣りが20円来た。ここ でも5円トクした。


  午後は手話教室へ。
  見学の生徒さんがいるので復習中心の授業。しょせんはカルチャースクールで 月2回というぬるいペースながらも、すでに1年半が過ぎているので少し退屈す る。鬼講師のT先生から見れば数年の経験なんて全員初心者と同じ、となるらし い。

  このあたりがカルチャースクールの限界なのかなあとも思う。
  何年勉強しても、初心者から抜け出せない。今日だって1年半(一応は)も勉 強してきた人と、完全な初心者(本当に初めて手話を習う人)が一緒のクラスに いるのだ。やっぱり専門的な塾のようなところに行かないとダメなのかな。

  これでも社会人なので、そこまでする必要があるかどうか。
  僕の学習動機は単純に手話ができるようになることだけではないので、満足し ている部分もある。しかし、せっかくド基礎を勉強したのに、この上のステップ に進まなくていいのか。また同時に、現実的に手話を必要とする局面に出会わな いといった事情もある。この先の段階に思考と行動が進んでいかないのが、今の 僕の問題点だろう。


  せっかく街に出たので買い物。
  狙いは外出時の上着、しかも人生で初めてのダウンジャケットである。ちょっ と年齢的に似合うかどうか自信はないけれど、若ぶるというのは大事だと思う。 比較的安価な店なので、高校生の姿も見られる。恥ずかしいなぁ(._.)

  困っていたのだ、ずっと。
  かっこ悪いのだ、倒置文。じゃなくて、ふだんの外出時である。冬場に職場に 行く場合とか。授業衣装がスーツの場合は、ちゃんとしたコート(春秋物1・冬 物1)がある。しかし、そうでないときは、

ピンクハウスのヒラヒラ系ジャンパー

しか選択肢がなく、自意識過剰だから目立つと思ってしまってイヤだったのだ。

  仕事以外も、困る。
  スーパーとかプールとか銀玉屋なんかはいいのだ。ボロボロのコートと超厚手 のジャンパーがあるから。でも、ちょっとした外出、まあ例えばデートとか(独 りなんだがw)、そういう場合の「街着」がやはりピンクハウスになってしまう のだ。

  4着ほど試着して、フード着脱可能のものに決定。
  なるほど、たしかにダウンジャケットってあったかいんだなあ。トレーナー1 枚の上に着るだけでも汗が出てきた。万引きの人と間違われたかもしれない。安 物なので何年くらいもつのかわからない。1万円でお釣りが来た。大事にしよう 。帰宅して紅茶を淹れて読書。


  『私という運命について』白石一文を読了。
  29歳から40歳までの人生を生きる女性を主人公とする長篇小説。
  この著者の長所も短所もよく出た好著。

  この著者の小説は文庫化されると必ず買っていると以前にも書いた(ヒマここ )。
  押し付けがましいほどの人生訓にあふれ、文字ギッシリで、読んでいて息苦し くなるのに読むのをやめるのが難しい、という変わった小説を書く。うえの日記 で紹介した小説に続き、本書もストーリーテリングに重きをおいた作品になって いる。

  欠点はある。
  せっかく女性を(はじめて?)主人公にすえたのに、描写が男性視点から離れ ていかない。もう少し、具体的に何を見ているか、それでどう感じたかという面 をキッチリ書いてくれてもいいかもしれない。女性が自分の恋人に接するときは 、

具体的な何かに視線を置いて、しかもそこに意味を見いだす

ということが多いように思う(鼻毛の切り忘れに気をつけようねw)。もちろん 異性の視点でモノを書くのはムチャクチャに難しいことだし、「著者は異性を主 人公にして書いているから」という温かい気持ちで本に向かうのも、読者の義務 ではある。

  他の感想は長くなるので後日のエッセイにゆずる。
  オススメ基準。1993年から2004年までを小説の背景にしているので、1985年以 前生まれの人くらいにマッチするかと思う。ヘンなほめ方で恐縮なれど、ケータ イがその広い普及を始める直前からの時代の流れをなつかしく(?)思いながら 読めた。しかしその時代背景によって、最終章のオチがわかってしまったという のは少し残念だ。あ、ネタバレごめん。


  夕飯のメインはウインナーとエリンギの炒め物。
  ウインナーは1本30円という高級品。ブルジョワか。沸騰しない程度のお湯で 温めてからフライパンで軽く炒めろという高飛車な指示書き通りにつくった。レ タスと一緒に食べたら旨かった。

食費の味がした。

他には当然の湯豆腐。ゆずの皮をポン酢に落として食べた。キュウリとカブの浅 漬けにもゆずを入れた。これらも旨かった。

  長期休暇も大詰めに入った。
  この数日あたり、読者様は

「っていうか、いつまでこのオッサン休みなんだ?」

と思っているかと推察申し上げる。本人としては、なるほど長い休みは休み甲斐 があるなと思っている。正確には、もう飽きてきたのだけど。
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