予備校講師でわるかったな!





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観察とか会話とかプロセスとか 12月28日


  7時起床。
  だんだんと寝起きがつらくなっていくような気がする。睡眠時間は7時間半で 一定させているし、お酒の量も控えているからそのうち慣れるだろう。慣れたこ ろにはお休みに入るわけだけど。

  昨日のこと。
  講師室で話していると、朝の行動は人によりさまざまだ。僕は「家を出るまで に最低でも90分」必要なのだが、

電車に乗るまで30分

なんていう先生もいらした。もちろん朝食は食べないそうだが、そんなにスバヤ ク行動できるものなんだろうか。また、

朝食込みで49分

で電車に乗った、なんていうツワモノもいらした。体の問題というよりも、脳が 正常に起動するまでの時間がゼロなんだろう。僕なんか起きてから20分くらいは 「どの順番で行動するか」を頭の中で組み立てられないからね。


  先日買ったダウンジャケットを着て通勤。
  あったけー。こんなに防寒性が高いんだねと感心。風を通さないし、体の内側 の熱がダウンのおかげでこもる感じ。ところで、ダウンジャケット着用時にマフ ラーをしてもいいものなんだろうか?

  世間を観察する。
  僕が着ているのはフードつきでフェイクファーつき。いちばん暖かいタイプだ ろうか。男性はマフラーなしがほとんど。あれ、これってそういう着こなしをす るものなんだろうかと思うが、女性はマフラー着用が多い。どっちなんだろう。 フードとフェイクファーのせいで

視点が上に集まる

から、マフラーをしないほうがファッションとしては自然な気もする。女性は基 本的に体型がひょうたん型で、男性は逆三角形だから、男性の場合は基本的にマ フラーなしが王道なのか。


  昨年のこの時期にも登場して頂いた某講師との会話。
  売れっ子勝ち組系の彼は校舎移動で1日5コマ、時間的には1〜6限の拘束に なるという。

僕「去年の夜メシは吉野家だったみたいだけど、今年はどうよ?」
某「××××弁当です」
僕「そりゃ厳しいな」
某「駅から逆方向に歩けば、ほか弁もあるんですが」
僕「ほかの弁当屋ね」
某「別名ほか弁ですね」
僕「疲れてるから歩かないよな」
某「もう、6限が終わったときから願望は1つ」
僕「なに?」
某「クツ脱ぎてぇ! 靴ぬがしてくれぇ!」
僕「ああそれか、事実上は6コマだから」
某「ラーメン屋もあるんですけど」
僕「何しろ、靴ぬぎたいから」
某「外で食ってる場合じゃないんです」
僕「1日の欲望は靴脱ぎに収束され」
某「だから弁当です、クツ早く脱ぎたいから」

  よくわかる話だ。
  ちょうど、僕も今日からサンダル出勤に切り替えた。真冬にサンダルはきつい のだけど、立ち仕事なのでうっ血(ウッケツ=血がたまること、この場合は脚に )がヒドイから。そんなことで気持ちが重くなるなら、働きやすい環境にしたほ うがいい、という判断。もちろん、開講初日にはスーツを着るわけだが。


  生徒様♀が来訪。
  赤本で解いた英作文を添削してくれまいか、という相談。いいですよ。

♀「マジ切れされそうなんですけど?」
僕「キレないから大丈夫だよ、内容は?」
♀「これなんですけどぉ」

彼女はルーズリーフを取り出す。何かの英文が10行くらい書いてある。自由英作 文だろうか。どういう設問なのかわからない。

僕「お前な(-_-メ)」
♀「ああ、やっぱり先生キレますよね?」
僕「わかってんだったら準備してこい! 設問文がなきゃ添削しようがないだろ うが!」

  ここでデジャブを感じた読者様もいるだろう。
  その通り、12月14日の日記に書いた通りである。何が問われているのか知らな ければ、どこの大学の出題なのか知らなければ、添削のしようがないのである。 こういっては失礼だが、大学のレベルによって求められる内容の精度も異なるだ ろう。問題の出典を書け、というのはそういう意味を含んでいる。


  生徒様♂が来訪。
  質問があるようだ。このテキストは先生も担当してますよね、とのこと。彼が 受講しているのは僕のクラスではなく、同じレベルの別設定。つまり僕が担当し てる授業ではない。僕は彼の顔を知っているし、あるオプション系講座で教えさ せていただいてるので面識はある。しかし。

「お前な、それ失礼なんだよ。そりゃ確かにそのテキストは俺もやってるよ。で も、お前が受けたのは俺がやった授業じゃないだろう。お前が習った先生に質問 するのが筋だろうが。習ってない先生に質問するのは、つまり俺に質問するのは 俺を小バカにすることなんだよ。で、同時にお前が習っている先生にも失礼なん だよ。習った先生に質問しろ」

  ゆずる気はない。
  講師が異なれば、説明の手順や立ち位置が異なるのは当然である。結果は同じ かもしれないが、プロセスは異なる。それぞれの講師が、自分なりに考えたプロ セスで答えを出せるようにするから、教えることに価値がある。いつも例に出し て申し訳ないが、

予備校は自動車教習所ではない

のである。もし、プロセスを学ぶ意味がないのなら、全ての予備校をなくして全 ての生徒が世界唯一のビデオでも見れば受験勉強が完結するではないか。受験勉 強というのは学問ではなく、幼稚なお勉強ゴッコであることは認めるが、そんな に簡単に終わらせることができるほど単純なものかね?


  少し授業の話を。
  2年生は上出来。難関レベルへの階段が見えてきたくらいではあるが。Qクラ スはまずまず。順調ではない。Cクラスは論外ペース。いかに今まで受験をなめ てきたかが自覚できればまだ救いになるかも、くらい。Lクラスは去年に比べれ ばマシ。これから詰め込めば伸びが期待できそう。

  夕食は特にメインもなく
  昨日と異なるのは厚揚げの素焼き(大根オロシと白ネギとポン酢で食べる、美 味)、カブの葉炒め(ニンニクとトウガラシを利かせて)、上流社会系ウインナ ーと生レタス。残りは2日。
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