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パラノイ×的お留守番 2月16日
  8時半起床。

・自転車で日本一周の旅に出たのはいいが、自転車こぐのキツイんですけど。何回かに分割してもいいですか。あれ、でも自転車はどうやって持って帰るんだろう?

という夢だった。
  夢は無料で楽しめる娯楽である、という趣旨のことを言ったのは南方熊楠(みなかた・くまぐす)だったか。シェアするのが難しい娯楽ではある。


  昨日の日記について補足。
  「鬼の棲み家」とはB級1組のこと。名人位を争うA組から落ちてきた棋士が多く、力をつけてきた若手が抜けられない壁であることから。特に暗喩などはない。

  赤名リカの名言は他にもある。

>ねぇ、セックスしよ?

  70年代前半生まれの僕にはショッキングでセンセーショナルでアブノーマルでアンビリバブルなセリフだった。セリフというより、1つの金言に近い神々しさすら感じたと思う。僕より10歳くらい年上の人だと、雑誌『 an.an 』の

>セックスで、きれいになる

が同様のフレーズではないか。80年代以降生まれの人はアホみたいな話だと思うかもしれないけれど、「セックス」という言葉を公言しても許されるようになったのは最近ということだ。


  さらに関係ない話を続けると、昔の生徒様からメールが来た。

>先生の嫁が、ユースケ・サンタマリアに胸をもまれたそうですね。それはさておき、(以下略)

  メールの内容と全く関係のない前置きにセンスを感じる。ユースケ、首を洗って待ってろ。僕のレスはここには書けない(イヤあれはもむほどでもな以下略)。そうそう、我が未来嫁あおいについて、きのうY氏がこう言っていた。

>映画『NANA2』出演をあおいさんが断ったのは、性描写のせいらしいですよ。そんで、代わりになったのが市川由衣で映画は大外し。まあどっちも同じような系統ですけど、ちょっと格が違うんですかね?

世間というのは性のからんだゴシップが大好きなものだな(・_・;)


  お昼前から外出。
  用事は引越しの手伝い。事情は2月3日の日記に書いた通りで、荷物が届く前のお留守番である。某駅から徒歩15分ということで散歩がてら街を歩く。中華料理店で海鮮あんかけチャーハンを昼飯にする。ふつう。

  友人宅に着いて、緊張のセコム開錠。
  玄関の鍵を開けて30秒以内に「不審者じゃないですから!」という行動を取る必要がある。リビングにある機械に、もう1つのカギを差し込むことで成立する。ダッシュ。開錠成功、任務完了(^。^)y-.。o○


  友人に使徒殲滅を知らせるメールをしてから、カーテンを開けて回る。
  先の日記の通りに、この数年は誰も住んでいないから時間が止まっている。もっとも、友人が住むために手入れをしてあるのでライフラインは開通しているし、ある程度まで人が生活できるようになってはいる。灯油ヒーターとエアコン2機を稼動。

  さて、コーヒーでも飲むか。
  ミルはキッチンに用意してあった。ってことはコーヒー豆がどこかにあるんだな。冷蔵庫を開けてみれば即座に発見。やっぱね。結露の問題があるから、豆をしまうのに適切な場所とは思えないが、何しろ人が住んでいないから問題がないのかも。ガスの元栓が開いていないようなので、お湯は電気ポットでわかす。

  カップは台所にあった。
  コーヒーミルの使い方は知らなかったが、やってみればどうにでもなる。さて、コーヒーフィルターはどこにあるだろうと捜索。片っ端から戸棚を開けて回る。案に相違してダイニングのサブテーブルにあるのを発見。ヤカンがないのでコーヒーを淹れるのには苦労したが、とりあえず飲むことはできた。


  リビングに灰皿を発見し、一服つける。
  これ、どこかで読んだ情景だなと思う。そうだ、春樹の『羊をめぐる冒険』だ。勝手のわからない友人の家に入り込み、そこで

生活を営むのに必要なデティール

を捜索する。無断侵入ではないけれども、どうして良いかわからない。

  音楽でも聴こうか。
  リビングにオーディオの装置があった。ラジオモードになっている。戸棚をあけるとCDがたくさんあった。友人の母のものだろう。知らん、勝手に調べる。

・平原綾香
・五輪真弓
・ゴスペラーズ

固有名詞、これであってるかな。どれも趣味じゃない。雑誌『サライ』の付録らしきモーツアルトを発見。曲目が出ていないが、かけてみれば名曲『アイネ・クライネ・ナハトマジーク』からスタート。よし、これでいい。俺の部屋らしくなった(^^)


  友人からの連絡が来ない。
  都内某所で荷だしをして、千葉某所で僕が受け取る。彼女が千葉に移動するまでのタイムラグを埋めるのが僕の仕事だ。引越しというのはトラブルがつきものなので、この手の「要員」が1人いるとラクなのだ。まあ、待っている僕としては退屈なんだけど・・・。

  持参していた本の読書には飽きた。
  部屋を見て回る。この家には今まで5回以上来たことがあって、間取りはわかっている。納戸に潜入。2畳くらいの広さで、本棚があることを知っている。

人の住まない家にある本棚。

ざっと見るだけでも、300冊はあるね。友人はこの3倍くらいを持っているから、彼女の親の本とか、彼女が読むこともない本を残していったのだろう。物色して、3冊をガメることにする(犯罪だろ)。読まれないよりは、読まれたほうが本も幸せだろう。

  しかしヒマすぎる。
  この家に潜入して2時間近くが過ぎた。ネット環境とPCがあれば遊びも仕事もできるが、あいにくそれらはない。曇り空ながらも午後は晴れ間が出て、暖房が必要なほどではない。煙草を勝手に吸っていることだし、換気でもしよう。あれ、LDKにホコリやゴミが目につくな。そうだ、仕方がない、ついでに掃除機でもかけようか。

他人の家で掃除機かけをする僕。


  やることはなくなった。
  やっと友人から「荷物を出したのでそっちに向かうよ」というメールが来た。布団があるから昼寝でもしようかなあ。でも、そこまでやると変態かもなあとガマンして読書。読みかけ本を3冊持参して、1冊を読み終えた。

  読み終えた本の感想を書きたいが、なにぶんパソコンがない。
  もしパソコンがあれば、自分のアドレスに向けてメールを書けば良いし、アマゾンのリンクを調べておくこともできる。感想には引用文も必要で、自動的に引用箇所を決めなければいけない。時間が余っているから、メモでもしておこうか。

  電話のソバにメモ帳はあった。
  エンピツもあったが、先が丸くて書きにくい。削らないと。ナイフはそばにあったけれど、さすがに手で削るのは久しぶりすぎて自信がない(手を切っても救急箱のありかを知らないしw)。エンピツ削り器はあるかと家宅捜索。意外に早く発見し、4本ほど削っておく。メモも取れた。すっきり。

なんか俺、すこし異常者じゃないか

という疑惑を確認しつつ、カウチソファでうとうとする。

友人とその彼氏が手をつなぎながら到着(-_-;)


  どうも到着が遅いと思ったら、食べ損ねた昼飯を取っていたとのこと。
  確かに引越し当日って食事をする余裕がないからね。ハイハイそうですか、僕がいてすいませんでしたねと辞去することに。何もしていないのに、なんだか疲れる1日だった。
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