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みんなには内緒 2月25日
  9時起床。
  また冷たい雨。昨日、早くも3月からの新学期テキストが到着していた。早い なと思ったけれど、15日後にスタートするからこれで平常なのかも。僕の市進の スタートは木曜日だから、早く思えただけ。今日のところはざっと内容をチェッ クした。C・Qクラスの方針はすでにフィックスしてあるので、あとは

初めてのFクラス

のことを考える必要がある。授業以外の部分でどう勉強してもらうかを検討する ことになる。授業なんて勉強の小さな一部にしかならないこと だし。


  本日の書類書きは確定申告。
  毎年かいているように(去年はヒマここ)、今年も悶絶(もんぜつ=すごく苦 しむさま)する。僕が書類というものを苦手にしていることは認めてもいい。大 人として成熟してないんだろと笑っていただいて構わない。だけどよぉ(どうい う言葉遣いなんだ)、

>「年末調整のための住宅借入金等特別控除証明書」(以下「税務署の証明書」 といいます)

って何なのよ。だってそうだろう。どこをどういう風に省略したら、

「年末調整のための住宅借入金等特別控除証明書」
↓(省略)
「税務署の証明書」

になるんだよ。「証明書」しかカブってないじゃんか。そもそも、税務署 の証明 書って、これ1枚しかないの?

  ま、とにかく終了。
  前年度の書類コピーを見ながら作業した。収入は増えていたようで良かった。 来年度は減るのだから良くはないけど、まだマシ。今年は何か副業を持たないと いけないね。住宅ローンの組みなおしを初夏に控えているということもある。


  小雨の中をプールへ。
  さむい寒い。体重は昨日より300グラム増加。きのう「ダイエットせなあかん」 みたいなことを書いておきながら、

ついついラーメンを2杯

も食べてしまったから。原因がわかっていれば対策は簡単で、つまりあとは実行 するだけだ。原因不明という状況が何よりも良くない。

  存在に気がつかなかった中華料理店で昼食。
  エビチャーハンにはキャベツが入っていた。僕しか客がいないのにサーブされ るまで10分以上かかっただけあって、うまくはなかった。千葉ウォーカー(って いうのか?)に紹介された、なんていう宣伝文句が出ているくらいだからこんな もんでしょう。だって、あれ広告料を出して載せる宣伝じゃないですか。少々買 い物をしてから帰宅。


  将棋の王将戦は第5局。
  羽生王将・深浦挑戦者ともに2勝2敗で、改めて3番勝負。第4局は僕が旅行 中でナマ観戦できなかったので今日はじっくり観た。どうも羽生は深浦に苦手意 識があるようで、ノビノビと指せていないように見える。観ている僕の先入観も あるのかもしれない。

  時間順を乱して書くと、午後6時になる前に深浦勝ち。
  これで王位とあわせての二冠にリーチとなった。9九龍から羽生がおかしくし てしまった、というのが僕の感想。そのあとも3七歩成と成り捨てなかったのが ヘンな感じ。どうしちゃったんだろう。

  ウェブ観戦だけしているわけにもいかない。
  授業準備だのエッセイ書きだの夕飯の仕込みだの読書などをしながら。ヒミツ の花園も少し。雨はやんだが曇り空は午後もずっと続いた。5時過ぎに空腹を覚 えたけれど将棋が佳境に入っていて夕食の支度をすることもできず、

キャラメルなぞしゃぶって

空腹をしのいだ。それでも観戦しているだけという行動は時間がムダなので、読 書感想文を書いた。


  『「不良中年」は楽しい』嵐山光三郎を読了。
  50歳も過ぎればちゃんとグレて立派な不良中年になろうじゃないか、というエ ッセイ。
  部分的に面白いところはたくさんあったが、全体としてはまとまりがない。

  細かいネタは興味深いものが多い。
  会社の中で管理職につき、肩書きが上がっていくのは実は下らないことだ、と いうのはよくある話。そこから先がちょっと普通の人間ではない。著者は仲間と 会社を作って「常務取締役」になったが、別段うれしいとも思わない。

>つぎに別の会社を作ったときは副社長と印刷した。副社長というの役職もカッ コいい、と思っていた。これもやってみたらすぐあきてしまった。で、社長を追 い払って僕が社長になった。社長と印刷しても少しも嬉しくなかった。つぎの目 標がなくなってしまったのである。社長は一年でやめて会長になった。会長をし ているうちに、もっと偉い肩書きはなんだろうと考えて、象徴と印刷して、大い に感心された。会う人たちが、
「はあ、象徴ですか」
とニコニコしながら、(あんた単なるバカじゃないの)と小声でつけたした。

  肩書きに「象徴」とはちょっと思いつかない。
  並大抵のキチガイではない。と、このようにネタとしては面白いのだが、本書 は中盤あたりから内容がダラダラしてくる。過去の賢人や作家や著名人がいかに 不良中年であったかを語るくだりが特に退屈。過去や歴史に例を求めるのは1つ の手法ではあるけれど、自分が「知っている」有名人のエピソードを列挙するこ とで、虎の威を借る状態に落ちてしまっている。

そんなに自分の意見に自信がないのか、

とガッカリさせられる。

  有名人の話なんかどうでもいいではないか。
  読者はその著者の意見を知りたくて本を読む。嵐山光三郎という作家の人とな りに触れたくて読んでいる。だから、どんなに破天荒でもいいから、

アナタのムチャクチャな意見を読みたい

という気分が強くなった。文章に力のある作家なんだから自分のネタだけで勝負 して欲しかったな、というところ。良い作家の1人だとは思う。


  夕飯は少し手の込んだメニューに。
  1月11日以来で、バルコニー栽培しているカブを収穫した。少しは大きくなっ てピンポン玉くらいの大きさになった。塩もみにして食べてみると、前回のよう なトマト臭はなかった。当然ながら、特別においしいということはない。

趣味のついでに新鮮な野菜が食べられる

くらいに考えるのが適切だろう。

>可愛いだろ、俺の趣味さ。みんなには内緒だけどな。何かを作る、何かを育て るのはいいぞ。いろんなことが見えるし、わかってくる。楽しいこととかな。つ らいのは嫌いか? それもいいさ、けどつらいことを知っている人間の方が、そ れだけ人にやさしくできる。それは弱さとは違うからな。

と加持リョウジ君(誰だよ)も言っております。僕もこの領域に近づいてきてい るだろうか?

  白和えをたぶん生まれて初めて作った。
  豆腐を裏ごしして野菜と和える料理のこと。裏ごしする道具がないのでザルに 入れてすりつぶし、茹でたソラマメとフライパンでさっと炙った白ゴマを入れて 、塩と砂糖とワサビで味付けした。レシピは本で見たけれど、実践は

まあだいたいこんな感じやろ

というところ。お味はそれなり。問題点はソラマメをゆで過ぎたことと、裏ごし しなかったから口当たりが悪いこと。改善点がたくさんあって期待できる。


  こんな感じで連休初日は終了。
  実におだやかな日々とも言える。ドラマがない状況は読者様的には不満で、僕 としては満足である。自分が幸せであることが何にも優先する。他人は、その次 だ。
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